ICL・レーシックの費用は両眼15.8万〜61.7万円|コンタクト30年216万円と比較、損益分岐は約2〜9年【2026】
ICL(眼内コンタクトレンズ=アイシーエル)の費用は両眼40.7万円〜(−4D以上は51.7万円〜、乱視用は+10万円)、レーシックは両眼15.8万〜38万円(品川近視クリニック公表料金・税込)。1dayコンタクトを30年使うと約216万円なので、手術費の損益分岐はレーシック約2〜5年・ICL約6〜9年。メガネ・コンタクト・レーシック・ICLの30年総額比較表と、医療費控除の還付額まで計算しています。
ICL(眼内コンタクトレンズ)の費用は両眼40.7万円〜、レーシックは両眼15.8万〜38万円です(品川近視クリニックの公表料金・税込、2026年10月22日確認)。ICLは近視が−4D以上だと51.7万円〜、乱視用レンズなら+10万円で、強い近視と乱視が重なると61.7万円になります。
一方、1dayコンタクトを月6,000円で使い続けると30年で約216万円。手術費が何年で回収できるかを計算すると、レーシックは約2〜5年、ICLは約6〜9年(1dayコンタクトと比べた場合)で元が取れます。この記事では、メガネ・コンタクト(1day/2week/1month)・レーシック・ICLを30年スパンで比較し、損益分岐点、医療費控除の還付額、年代別の考え方までまとめます。自分の度数やレンズ代に合わせた試算は視力矯正コストシミュレーターで行えます。
ICL・レーシックの費用はいくら?(両眼・税込)
| 術式 | 両眼の費用(税込) | 保障期間 |
|---|---|---|
| 品川イントラレーシックアドバンス | 15.8万円 | 5年 |
| スタンダードZレーシック | 19万円 | 8年 |
| クリスタルZレーシック | 26万円 | 8年 |
| アマリスZレーシック | 32万円 | 10年 |
| Lext(レクスト) | 38万円 | 8年 |
| ICL(近視−4D未満) | 40.7万円〜 | 3年 |
| ICL(近視−4D以上) | 51.7万円〜(+11万円) | 3年 |
| ICL 乱視用レンズ | 上記に+10万円 | 3年 |
出典: 品川近視クリニック「費用」、同「ICL」(2026年10月22日確認)。料金はクリニックごとに異なり、改定されることがあります。手術を検討する際は、適応検査の段階で総額(検査費・術後検診・保障内容)を必ず確認してください。
ICLとレーシックの違い: レーシックは角膜をレーザーで削って屈折を矯正する手術、ICLは目の中(虹彩の後ろ)にレンズを入れる手術です。ICLは角膜を削らないため、必要になればレンズを取り出せるのが特徴で、そのぶん費用は高めです。リレックススマイル(SMILE)など他の術式は実施クリニックが限られるため、料金は各院の公表価格で確認してください。
メガネ・コンタクト・手術の30年トータルコスト比較
コンタクト・メガネの価格は当サイトの計算用の仮定値です(特定商品の販売価格ではありません)。
| 方法 | 初期費用 | 年間維持費 | 30年間の総コスト |
|---|---|---|---|
| レーシック(スタンダードZ) | 19万円 | 0円 | 19万円 |
| レーシック(アマリスZ) | 32万円 | 0円 | 32万円 |
| ICL(−4D以上・乱視なし) | 51.7万円 | 0円 | 51.7万円 |
| メガネ(5年ごと買替) | 3万円 | 6,000円 | 21万円 |
| ソフトコンタクト(1day) | 0円 | 約7.2万円 | 約216万円 |
| ソフトコンタクト(2week) | 0円 | 約6.6万円 | 約198万円 |
| ソフトコンタクト(1month) | 0円 | 約5.4万円 | 約162万円 |
| コンタクト+メガネ併用(半々) | 3万円 | 約4万円 | 約123万円 |
※手術後の定期検診費、コンタクトの定期検診費(年3,000〜5,000円程度を想定)は含めていません。
30年の総額で最も安いのはメガネ単独ですが、スポーツや見た目の制約から現実にはコンタクトと併用する人が多くなります。コンタクト中心の人にとっては、レーシックもICLも30年で150万〜200万円の差がつく計算です。
何年使うならどれが安い?経過年数別の累計コスト
| 経過年数 | メガネ | コンタクト(2week) | コンタクト(1day) | レーシック(19万円) | ICL(51.7万円) |
|---|---|---|---|---|---|
| 3年 | 4.8万円 | 19.8万円 | 21.6万円 | 19万円 | 51.7万円 |
| 5年 | 6万円 | 33万円 | 36万円 | 19万円 | 51.7万円 |
| 10年 | 9万円 | 66万円 | 72万円 | 19万円 | 51.7万円 |
| 20年 | 15万円 | 132万円 | 144万円 | 19万円 | 51.7万円 |
| 30年 | 21万円 | 198万円 | 216万円 | 19万円 | 51.7万円 |
※メガネは初期3万円+年6,000円(買替費用の年割り)換算。
- 3年未満しか使わないなら: コンタクトのままのほうが安い
- 3年以上: 19万円のレーシックが1dayコンタクトを逆転
- 8年以上: 51.7万円のICLも1dayコンタクトより安くなる
損益分岐点は何年?(手術費 ÷ コンタクトの年間費用)
> 損益分岐年数 = 手術費用 ÷ コンタクトの年間費用
| 手術(両眼・税込) | vs 1day(年7.2万円) | vs 2week(年6.6万円) | vs 1month(年5.4万円) |
|---|---|---|---|
| レーシック 15.8万円 | 約2.2年 | 約2.4年 | 約2.9年 |
| レーシック 19万円 | 約2.6年 | 約2.9年 | 約3.5年 |
| レーシック 32万円 | 約4.4年 | 約4.8年 | 約5.9年 |
| ICL 40.7万円 | 約5.7年 | 約6.2年 | 約7.5年 |
| ICL 51.7万円 | 約7.2年 | 約7.8年 | 約9.6年 |
| ICL 61.7万円(−4D以上・乱視用) | 約8.6年 | 約9.3年 | 約11.4年 |
20代で手術を受ければ回収後の期間が長く、30代でも20年以上のメリットが見込めます。乱視用・遠近両用コンタクトは通常のレンズより高いことが多く、その場合は分岐点がさらに早まります。
各方法の特徴は?
レーシック
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 費用 | 両眼15.8万〜38万円(品川近視クリニックの場合) |
| 仕組み | 角膜をレーザーで削って屈折を矯正 |
| 向く人 | 角膜に十分な厚みがあり、近視が強すぎない人 |
| 注意点 | ドライアイ、夜間のハロー・グレアなど。角膜を削るので元には戻せない |
| 医療費控除 | 対象(国税庁タックスアンサーNo.1122に明記) |
ICL(眼内コンタクトレンズ)
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 費用 | 両眼40.7万円〜(−4D以上+11万円、乱視用+10万円) |
| 仕組み | 目の中にレンズを挿入。角膜は削らない |
| 向く人 | 強い近視、角膜が薄くてレーシックが難しい人 |
| 注意点 | 内眼手術のため感染症などのリスクがゼロではない。術前の適応検査が必須 |
| 医療費控除 | 国税庁の個別事例はないため、領収書を保管し税務署に確認 |
メガネ
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 費用 | 1本5,000〜30,000円程度を想定(レンズ・フレームで差) |
| 買替頻度 | 3〜5年ごと |
| メリット | 手軽、目への負担が少ない |
| デメリット | スポーツに不向き、湯気で曇る |
| 医療費控除 | 対象外(近視矯正のための通常の眼鏡) |
コンタクトレンズ(月額の仮定値)
| タイプ | レンズ代 | ケア用品 | 月額合計 | 年額 |
|---|---|---|---|---|
| 1day | 6,000円 | 不要 | 6,000円 | 72,000円 |
| 2week | 4,000円 | 1,500円 | 5,500円 | 66,000円 |
| 1month | 3,000円 | 1,500円 | 4,500円 | 54,000円 |
医療費控除でいくら戻る?
レーシックの費用は医療費控除の対象です(国税庁 No.1122 医療費控除の対象となる医療費)。控除額は「その年に払った医療費 − 10万円(総所得金額等が200万円未満なら5%)」で、所得税は限界税率、住民税は10%分が軽くなります。
> 軽減額 =(医療費 − 10万円)×(所得税の限界税率 + 住民税10%)
| ケース | 控除額 | 所得税 | 住民税 | 合計の軽減額 | 実質負担 |
|---|---|---|---|---|---|
| 年収500万円・レーシック19万円 | 9万円 | 4,500円(5%) | 9,000円 | 約1.4万円 | 約17.6万円 |
| 年収500万円・ICL 51.7万円 | 41.7万円 | 20,850円(5%) | 41,700円 | 約6.3万円 | 約45.4万円 |
| 年収1,000万円・ICL 51.7万円 | 41.7万円 | 83,400円(20%) | 41,700円 | 約12.5万円 | 約39.2万円 |
※限界税率は独身・社会保険料控除のみの会社員の場合(令和8年分。年収500万円は5%、1,000万円は20%)。復興特別所得税(所得税額×2.1%)は省略。同じ年の家族の医療費と合算できます。自分の税率は所得税率シミュレーター、控除の還付額は医療費控除シミュレーターで確認できます。
ICLは国税庁のタックスアンサーに個別の記載がありません。医師による治療の対価として申告するのが一般的ですが、心配な場合は申告前に税務署へ確認してください。
年代別の考え方
20代:回収後の期間が最も長い
コンタクト歴が長くなりそうなら、手術の費用対効果が最も大きい年代です。ただし度数が安定していることが前提なので、適応検査で確認しましょう。ボーナスの使い道としての優先順位はボーナス使い道シミュレーターで比較できます。
30〜40代:老眼が始まる前に判断
手術のメリットは依然として大きいものの、40代以降は老眼が始まり、近くを見るための眼鏡が別に必要になることがあります。教育費や住宅ローンとの兼ね合いは家計予算配分シミュレーターで年間の余剰資金を確認してから決めましょう。
50代以降:併用が現実的
老眼が進むため、遠近両用コンタクトやメガネとの併用が現実的です。手術を考える場合は白内障など目の状態を眼科で確認してからにしましょう。
モデルケースで比べると?(仮定の計算例)
以下は実在の人物ではなく、条件を仮定した計算例です。
| モデル | 現在の矯正 | このまま続けた場合 | 選択肢 | 差額 |
|---|---|---|---|---|
| 25歳・1day(月6,000円)を30年 | 1dayコンタクト | 216万円 | レーシック19万円 | 約197万円 |
| 35歳・2week(月5,500円)を25年 | 2week+自宅メガネ | 165万円 | 外出時のみコンタクト(半々) | 約65万円(手術なし) |
| 45歳・強度近視用2week(月8,000円)を20年 | 2weekコンタクト | 192万円 | ICL 51.7万円(−4D以上) | 約140万円 |
クリニック選びのチェックリスト
| 項目 | 確認ポイント |
|---|---|
| 料金の内訳 | 適応検査・術後検診・薬代が含まれるか |
| 保障制度 | 保障期間と、再手術・視力低下時の扱い |
| 適応検査 | 無料か、所要時間・当日の注意事項 |
| 術式の選択肢 | レーシックとICLの両方を扱い、適応で提案してくれるか |
| 通院のしやすさ | 術後翌日・1週間・1ヶ月などの検診に通えるか |
よくある質問
Q. ICL(アイシーエル)の費用はいくら?
品川近視クリニックの公表料金では、近視−4D未満が両眼40.7万円〜(税込)、−4D以上は+11万円で51.7万円〜、乱視用レンズはさらに+10万円です(2026年10月22日確認)。クリニックによって料金体系が異なるため、適応検査で総額を確認してください。
Q. ICLとレーシックはどちらが安い?
費用はレーシックのほうが安く、両眼15.8万〜38万円です。ICLは40.7万円〜と高めですが、角膜を削らないので強い近視や角膜が薄い人でも受けられる場合があります。どちらが適しているかは適応検査で決まります。
Q. ICL・レーシックは保険適用される?
どちらも公的医療保険の対象外(自由診療)です。ただし民間の医療保険で手術給付金が出る場合があり、受け取ったときは医療費控除の計算で医療費から差し引きます。
Q. コンタクトを何年使うなら手術のほうが得?
1dayコンタクト(年7.2万円)なら、19万円のレーシックは約2.6年、51.7万円のICLは約7.2年で元が取れます。式は「手術費用 ÷ コンタクトの年間費用」です。
Q. この計算の前提データはどこから?
手術費用は品川近視クリニックの公表料金(2026年10月22日確認・税込)、医療費控除は国税庁タックスアンサーNo.1122、所得税の限界税率は当サイトの所得税率シミュレーター(令和8年分)によります。コンタクト・メガネの価格は計算用の仮定値です。
Q. 数字が実感と合わない場合は?
レンズの種類(乱視用・遠近両用・カラー)や購入先で、コンタクト代は大きく変わります。視力矯正コストシミュレーターでは月額のレンズ代や手術費用を自由に変えて試算できます。計算方法へのご意見はお問い合わせからお寄せください。
関連シミュレーター
- 視力矯正コストシミュレーター — メガネ・コンタクト・手術の生涯コストを比較
- 医療費控除シミュレーター — 手術費用の還付額を計算
- 所得税率シミュレーター — 自分の限界税率を確認
- 医療保険の要否シミュレーター — 手術給付金を含めた保険の必要性
- ボーナス使い道シミュレーター — 手術費用をボーナスで払う場合の優先順位