くらシム
食事・日用品

離乳食の費用はいくら?手作りvs市販ベビーフードのコスト比較

離乳食の月齢別費用を手作り・市販・併用で比較。1年間の総費用、時間コストの考え方、市販ベビーフードの選び方まで解説します。

離乳食の費用は「お金」だけで考えてはいけない

赤ちゃんが生後5〜6ヶ月になると始まる離乳食。「手作りがいいの?市販を使っていいの?」と悩む親御さんは多いです。

手作り離乳食と市販ベビーフードでは、食材費の差は1日あたり数十〜数百円ですが、調理にかかる時間という見えないコストが大きく異なります。共働き世帯や外出が多い家庭では、時間コストを金銭換算すると市販の方が安くなるケースもあります。

この記事では、月齢別の食事量と費用を手作り・市販・併用の3パターンで比較し、1年間のトータルコストを整理します。

離乳食の月齢別ステップ

離乳食は一般的に4つのステップに分かれます。

時期月齢食事回数食べる量(目安)形状
離乳初期生後5〜6ヶ月1回少量(小さじ1〜5)なめらかなペースト
離乳中期生後7〜8ヶ月2回中程度(50〜80g)舌でつぶせる硬さ
離乳後期生後9〜11ヶ月3回多め(80〜120g)歯茎でつぶせる硬さ
離乳完了期生後12〜18ヶ月3回+間食大人の1/2〜2/3軟らかい固形食

初期は1日1回・少量からスタートし、後期には大人と同じ3回食に移行します。食べる量が増えるにつれて食材費も上がっていきます。

月齢別・スタイル別の費用比較

手作り・市販・併用の3パターンで月額費用を比較します。

月額費用の比較テーブル

時期手作り(食材費)市販ベビーフード併用(半々)
離乳初期(5〜6ヶ月)500〜800円/月1,500〜2,500円/月1,000〜1,600円/月
離乳中期(7〜8ヶ月)2,000〜3,500円/月6,000〜10,000円/月4,000〜6,500円/月
離乳後期(9〜11ヶ月)4,000〜6,000円/月12,000〜18,000円/月8,000〜12,000円/月
離乳完了期(12〜18ヶ月)5,000〜8,000円/月15,000〜22,000円/月10,000〜15,000円/月

市販ベビーフードは1食あたり100〜200円が相場で、3回食になると1日300〜600円かかります。手作りは食材費が主なコストで、野菜・豆腐・魚などをまとめて調理すると1食あたり30〜80円程度に抑えられます。

手作りの食材費内訳(離乳後期・1ヶ月)

食材カテゴリ月額費用(目安)
米・おかゆ200〜400円
野菜(にんじん・ほうれん草・かぼちゃ等)800〜1,500円
たんぱく質(豆腐・白身魚・鶏ひき肉等)1,200〜2,000円
果物(バナナ・りんご等)500〜800円
だし(昆布・かつお等)200〜400円
合計2,900〜5,100円

大人の食事から取り分けて作る場合はさらに食材費を抑えられますが、調味料を使う前に取り分ける手間が増えます。

1年間(離乳食期間全体)の総費用比較

生後5ヶ月〜18ヶ月の約13ヶ月間でのトータルコスト試算です。

スタイル期間別小計1年間合計
手作り中心初期1,300円+中期6,000円+後期15,000円+完了期36,000円約58,000〜90,000円
市販中心初期4,000円+中期24,000円+後期45,000円+完了期130,000円約200,000〜300,000円
併用初期2,600円+中期15,000円+後期30,000円+完了期78,000円約126,000〜190,000円

手作りと市販では1年間で約14〜21万円の差が出ます。ただしこれは純粋な食材費・購入費の比較で、手作りに必要な調理時間・道具(ブレンダー等)のコストは含んでいません。

時間コストの考え方

手作り離乳食には相当な調理時間がかかります。時間コストを考慮すると、実質的なコストの見え方が変わります。

時間コストの試算

スタイル調理時間/日月間調理時間年間調理時間
手作り中心約1〜1.5時間約30〜45時間約390〜590時間
市販中心約0.2〜0.3時間(温め・盛り付け)約6〜9時間約78〜117時間
併用約0.6〜0.9時間約18〜27時間約234〜350時間

時給換算(時給1,500円として)すると:

スタイル年間時間コスト食材費+時間コスト合計
手作り中心585,000〜885,000円643,000〜975,000円
市販中心117,000〜175,500円317,000〜475,000円
併用351,000〜525,000円477,000〜715,000円

時給換算を加味すると市販中心の方が「安い」という逆転が起きます。もちろん料理が好きな方・専業主婦(夫)の方にとっては時間コストの評価は変わりますが、共働きで可処分時間が少ない家庭では「市販を積極的に使う」という選択が合理的です。

手作りのメリット・デメリット

メリット
- 食材費を大幅に抑えられる(市販の1/3〜1/4)
- 食材・味付けを完全にコントロールできる
- アレルゲンの管理がしやすい
- 大人の料理から取り分けることで家族一緒に食べやすい
- 食育につながる(子どもが食材を知る機会)

デメリット
- 調理時間が1日1〜1.5時間と長い
- まとめ調理・冷凍管理のスキルが必要
- 外出時・旅行時に持参が難しい
- 体調が悪い日も作らなければならないプレッシャー

市販ベビーフードの選び方

市販ベビーフードを選ぶ際のポイントを整理します。

月齢表示を必ず確認

市販品には「5〜6ヶ月から」「7〜8ヶ月から」などの月齢表示があります。月齢に合った硬さ・味の濃さのものを選ぶことが重要です。

国産食材・添加物の少ないものを選ぶ

原材料表示を確認し、国産野菜・国産肉を使用した製品を選ぶと安心感が高まります。食塩・砂糖・化学調味料が少ない(または不使用)の製品を選ぶのがおすすめです。

主要メーカーと特徴

メーカー代表シリーズ特徴
和光堂(アサヒグループ)BECHIちゃん・グーグーキッチン品揃え豊富・コスパ良
キユーピーハッピーレシピ食材の素・栄養強化製品あり
森永乳業ピュアミール食塩不使用・素材重視
雪印ビーンスタークひとさじシリーズなめらかペースト・離乳初期向け

併用スタイルのおすすめ

「手作り原則・市販は外出時や疲れた日に」という併用スタイルが最もバランスが良く、多くの家庭で実践されています。

  • 平日の自宅: 手作り(まとめ調理を週末に)
  • 外出・旅行: 市販(パウチ・瓶タイプが携帯しやすい)
  • 疲れた日・病気の日: 市販(罪悪感を持たないことが大切)
  • ストック切れの緊急時: 市販

週末に1週間分をまとめて冷凍しておく「冷凍ストック法」を使えば、平日の調理時間を大幅に短縮できます。製氷皿や小分け容器に入れて冷凍し、1ヶ月以内に使い切るのが目安です。

よくある質問

Q. この計算の前提データはどこから?

A. 市販ベビーフードの価格は大手通販・ドラッグストアの実勢価格(2025年時点)をもとにしています。手作りの食材費は総務省家計調査の食料費データを参考にした概算値です。

Q. 離乳食を市販品だけにしても大丈夫ですか?

A. 栄養面では市販品だけでも十分に対応できます(栄養成分を調整して設計されています)。ただし食感や味のバリエーションが限られるため、手作りと組み合わせることが多くの小児科医から推奨されています。

Q. ベビーフードのアレルギー対応は?

A. 卵・乳・小麦などの特定原材料7品目の表示義務があります。アレルギーがある場合は原材料欄を必ず確認し、かかりつけの小児科・アレルギー科に相談してください。

Q. 数字が実感と合わない場合は?

A. 家族の食材の買い方・使い方によって手作りコストは大きく変わります。くらシムのシミュレーターで実際の購入単価を入力して試算してみてください。お問い合わせフォームからのご意見もお待ちしています。

シミュレーターで計算してみよう

くらシムの「離乳食コストシミュレーター」では、月齢・スタイル(手作り/市販/併用の割合)を入力するだけで、月額費用・1年間のトータルコスト・時間コストを自動計算できます。

「手作りと市販でいくら差が出るか」「時間コストを含めるとどちらがお得か」を数字で確認できます。働き方・生活スタイルに合った離乳食スタイルを選ぶ参考に、ぜひ一度試算してみてください。

この記事の内容をシミュレーションしてみましょう

あなたの条件を入力すると、具体的な数字で結果が分かります

シミュレーターを使う

関連記事