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心療内科の費用は月2回で約3,900円(3割)・自立支援医療なら約1,300円|診察・薬代・カウンセリングの早見表【2026年・令和8年度診療報酬】

心療内科・精神科の再診は3割負担で診察1回約1,370円+薬局約570円(SSRI後発品2週間分)、月2回で医療費約3,880円・年約4.7万円。自立支援医療(精神通院医療)を使うと1割の月約1,300円になり、所得区分別の月額上限(0〜20,000円)もつく。令和8年度診療報酬で計算した通院頻度別・薬の種類別の早見表、公認心理師の保険カウンセリング(心理支援加算)と自費の比較、上限の正しい区分を解説。

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心療内科・精神科に通い続ける費用は、3割負担で診察1回約1,370円+薬局1回約570円(SSRIの後発品・2週間分の場合)。月2回なら医療費は月約3,880円・年約4.7万円です。自立支援医療(精神通院医療)を申請すると同じ通院が月約1,300円になり、年約3.1万円軽くなります。

この記事の金額は、2026年6月施行の令和8年度診療報酬の点数と薬価から計算しています。条件を変えた計算はメンタルヘルス通院費シミュレーターでできます。

診察1回の費用はどう決まる?

心療内科の再診では、一般の内科と違って医師の「通院精神療法」が毎回加わります。5〜15分の診察でも30分未満の区分で算定されるため、再診料だけの内科より高くなります。

項目点数備考
再診料76点令和8年度に75→76点
物価対応料・ベースアップ評価料・明細書加算7点2点+4点+1点(物価対応料は2026年6月新設)
通院精神療法(30分未満)315点30分以上は410点(精神保健指定医)
処方箋料60点院外処方の場合
合計458点4,580円 → 3割で約1,370円

薬局では、調剤基本料47点・服薬管理指導料45点などの技術料と薬代を払います。SSRI(エスシタロプラム後発品)を2週間分もらうと190点で、3割なら約570円です。

初診は初診料と30〜60分以上の通院精神療法(550〜650点)が加わるため、3割で診察だけで約2,800〜3,100円が目安です。

通院頻度別の月額早見表

SSRIの後発品1種類と、抗うつ薬・抗不安薬・睡眠薬の3種類の場合です(交通費は除く)。

通院頻度薬3割負担自立支援医療(1割)
月1回SSRI2,270円760円
月2回SSRI3,880円1,300円
月4回SSRI7,400円2,480円
月1回3種類3,520円1,180円
月2回3種類5,060円1,700円
月4回3種類9,040円3,040円

費用を左右するのは薬より通院回数です。診察1回約1,370円が積み上がるため、症状が落ち着いて月1回になると負担はほぼ半分になります。

薬の種類別の薬代(1ヶ月分)

薬の種類代表的な薬(1日量)薬代(10割)3割
SSRIエスシタロプラム10mg後発品(44.1円)1,200円360円
SNRIデュロキセチン40mg後発品(23.0円×2)1,500円450円
抗不安薬ロラゼパム0.5mg後発品×2錠(6.3円×2)300円90円
睡眠薬デエビゴ5mg(69.5円)2,100円630円

先発品は高く、レクサプロ10mgは78.5円(後発品の約1.8倍)、サインバルタ20mgは62.3円(約2.7倍)です。医療上の必要がないのに先発品を希望すると、差額の4分の1が「選定療養」として保険外で上乗せされます。

カウンセリングは保険と自費でいくら違う?

種類1回の費用条件
医師の通院精神療法診察に含まれる毎回の再診で算定
公認心理師の心理支援(保険)3割約840円・1割約280円心理支援加算280点。不安障害・適応障害などが対象、30分以上・月2回まで・2年まで
自費(対面)8,000〜15,000円(50分)民間の相談室
自費(オンライン)5,000〜8,000円(50分)通院不要

保険の心理支援は届出をした医療機関に限られ、うつ病そのものは対象外です。自費を月2回続けると月約2万円・年約24万円になり、薬と通院の費用を大きく上回ります。会社のEAP(従業員支援プログラム)や精神保健福祉センターの無料相談も先に確認しておきましょう。

自立支援医療(精神通院医療)の月額上限

自己負担が原則1割になり、さらに世帯(同じ健康保険の加入者)の住民税で月額上限が決まります。

所得区分重度かつ継続それ以外
生活保護0円0円
低所得1(非課税・本人収入80.9万円以下)2,500円2,500円
低所得2(非課税・上記以外)5,000円5,000円
中間所得1(所得割3.3万円未満)5,000円上限なし(1割)
中間所得2(所得割3.3万〜23.5万円未満)10,000円上限なし(1割)
一定所得以上(所得割23.5万円以上)20,000円対象外

「重度かつ継続」は、うつ病・躁うつ病・統合失調症・てんかん・依存症などのほか、精神医療の経験が3年以上の医師が判断した人です。精神通院の利用者の多くが該当します。一定所得以上の20,000円は経過措置で、期限は2027年3月31日です。低所得1の収入基準は、2026年7月以降は約82.65万円に引き上げられています。

申請は主治医に診断書を書いてもらい、市区町村の障害福祉の窓口に出します。有効期間は1年で、1割になるのは登録したクリニック・薬局での保険診療だけです。自費カウンセリングと交通費は対象外です。

申請するかどうかの判断フロー

  1. 通院が3ヶ月以上続きそう → 申請する価値あり(月2回なら年3万円前後の差)
  2. 住民税非課税・生活保護 → 上限が0〜5,000円になるので最優先で申請
  3. 課税世帯で「重度かつ継続」に当たらない → 上限はないが1割にはなる(所得割23.5万円以上は対象外)
  4. 受給者証が届くまで1〜2ヶ月かかる → 有効期間は原則として申請を受け付けた日から始まるので、届くまでの領収書は保管し、医療機関で精算できるか確認する

ケース別:年間でいくら変わる?

ケース1:会社員・うつ病で月2回通院(SSRI)
3割で年約4.7万円 → 自立支援医療で年約1.6万円。年約3.1万円の差です。

ケース2:休職中・3種類の薬で毎週通院、住民税非課税(本人収入80.9万円以下)
3割なら月9,040円ですが、1割の3,040円がさらに上限2,500円で止まり、年約3万円で済みます(3割なら年約10.8万円)。

ケース3:適応障害で月2回通院+保険の心理支援月2回、中間所得2
「重度かつ継続」に当たらないと上限はつきませんが、1割で月5,560円 → 1,860円、年約4.4万円軽くなります。

休職で収入が減る場合は失業保険 受給額シミュレーターで退職した場合の給付も比べておくと、治療に専念する期間の家計が見通せます。

入院した場合

自立支援医療(精神通院医療)は外来だけで、入院には使えません。入院費は高額療養費で月の上限が決まります(年収約370〜770万円なら2026年8月以降、月85,800円+α)。自分の上限は高額療養費シミュレーター、食事代・差額ベッド代を含めた総額は入院費用シミュレーターで確認できます。

よくある質問

自立支援医療を申請すると職場に知られますか?

申請先は市区町村で、原則として職場に通知されることはありません。会社に知られるのは、休職や傷病手当金の手続きで自分から伝える場合です。

診断書の費用も1割になりますか?

なりません。自立支援医療用の診断書は自費で、医療機関によって3,000〜5,000円程度かかります。更新は毎年ですが、診断書の提出は原則2年に1回です。

医療費控除は使えますか?

診察料・薬代・保険の心理支援・通院の電車やバスの運賃は対象です。家族の分と合わせて年10万円を超えた分が控除されます。還付額は医療費控除シミュレーターで計算できます。

この記事の数字はどこから?

診察・薬局の点数は令和8年度診療報酬点数表と調剤報酬点数表(2026年6月施行)、薬代は厚生労働省「薬価基準収載品目リスト」(令和8年4月1日適用。エスシタロプラム10mg後発品44.1円・デュロキセチン20mg後発品23.0円・ロラゼパム0.5mg後発品6.3円・デエビゴ5mg 69.5円)、自立支援医療の上限は厚生労働省「自立支援医療における利用者負担の基本的な枠組み」によります。自費カウンセリングは民間相談室の料金相場からの概算です。

実際の通院費が記事の数字と合わない場合は?

院内処方か院外処方か、処方日数、薬局の加算、検査の有無で1回あたり数百円変わります。メンタルヘルス通院費シミュレーターで条件を合わせ、それでも大きくずれる場合はお問い合わせフォームから教えてください。

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