くらシム
ライフプラン

ICL vs レーシック 費用比較|視力矯正手術の相場と長期コストを解説

ICL・レーシック・PRK・オルソケラトロジーの手術費用を徹底比較。コンタクトレンズとの10年・20年長期コスト比較、医療費控除、クリニック選びのポイントまで詳しく解説します。

視力矯正手術の費用、ICLとレーシックで2倍以上の差がある

視力矯正手術は「メガネ・コンタクトから解放される」夢の手術として人気が高まっています。しかし手術方法によって費用は15万円台から70万円以上まで大きく異なり、長期的なコストも変わってきます。

手術方法費用目安(両眼)手術の方式適応度数効果の持続元に戻せるか
レーシック(LASIK)150,000〜400,000円角膜をレーザーで削る-1D〜-10D半永久的不可
ICL(眼内コンタクトレンズ)450,000〜750,000円レンズを眼内に挿入-3D〜-18D半永久的可能(取り出せる)
PRK(レーザー屈折矯正)150,000〜350,000円角膜表面をレーザーで削る-1D〜-8D半永久的不可
オルソケラトロジー100,000〜200,000円(初年度)特殊コンタクトで角膜矯正-1D〜-4D使用中のみ可能(中止で元に戻る)
ReLEx SMILE250,000〜500,000円角膜内にレーザーで小切開-1D〜-10D半永久的不可

それぞれの手術方法の特徴と費用を詳しく見ていきましょう。

---

レーシック(LASIK)の費用詳細

レーシックの手術費用

レーシックは角膜にフラップ(ふた)を作り、レーザーで角膜を削って屈折力を変える手術です。最も普及した視力矯正手術で、費用も比較的手頃です。

プラン費用目安(両眼)使用レーザー特徴
スタンダードレーシック75,000〜200,000円マイクロケラトーム+エキシマ最も安価。実績が豊富
イントラレーシック158,000〜300,000円フェムトセカンドレーザー+エキシマフラップの精度が高い
カスタムレーシック(アイレーシック)250,000〜400,000円ウェーブフロント解析+エキシマ個人の角膜形状に最適化
Lext・Zレーシック(プレミアム)300,000〜450,000円最新レーザー+角膜強化夜間視力の質が高い。角膜強化を組み合わせた最新術式

主要クリニック別の費用比較

クリニック名スタンダードプレミアム保証期間特徴
品川近視クリニック75,000〜198,000円198,000〜350,000円1年〜最長10年症例数国内最多。キャンペーンが多い
新宿近視クリニック198,000〜250,000円250,000〜398,000円最長3年ICLにも強い
神戸神奈川アイクリニック198,000〜250,000円250,000〜380,000円最長15年老舗の安心感。保証期間が長い
先進会眼科190,000〜300,000円280,000〜450,000円3年大学病院レベルの検査体制
南青山アイクリニック250,000〜350,000円350,000〜500,000円1〜3年完全オーダーメイド照射

レーシックの費用に含まれるもの

項目含まれるか備考
適応検査無料〜5,000円多くのクリニックで無料
手術費用含まれる両眼の価格
術後検診(1週間・1ヶ月・3ヶ月)含まれる通常3〜6回
点眼薬(術後用)含まれる抗菌薬・ステロイド・人工涙液
再手術(タッチアップ)保証期間内は無料クリニックによって保証期間が異なる
術後1年以降の検診別途(1,000〜3,000円/回)年1回程度推奨

---

ICL(眼内コンタクトレンズ)の費用詳細

ICLの手術費用

ICLは虹彩と水晶体の間にコラマー素材のレンズを挿入する手術です。角膜を削らないため、レーシックが不適応の強度近視や角膜が薄い人にも対応できます。

項目内容
手術費用(両眼)450,000〜750,000円
乱視用レンズ(トーリックICL)+40,000〜100,000円
適応検査無料〜10,000円(手術費用に含む場合あり)
レンズの種類EVO+ ICL(Hole ICL)が主流
手術時間両眼で約20〜30分
術後の回復翌日〜数日で視力安定
レンズの寿命半永久的(交換不要)
保証期間1〜3年(追加手術・度数変更の保証)

ICLのクリニック別費用比較

クリニック名ICL費用(両眼)乱視用追加保証特徴
品川近視クリニック460,000〜637,000円+50,000〜100,000円3年ICL症例数トップクラス
新宿近視クリニック498,000〜660,000円+50,000〜66,000円3年ICL専門外来あり
先進会眼科460,000〜700,000円+40,000〜100,000円3年精密検査に定評。眼科専門医が執刀
サピアタワーアイクリニック550,000〜750,000円込み〜+80,000円1年東京駅直結。高品質路線
アイクリニック東京550,000〜680,000円+70,000円3年完全予約制・丁寧なカウンセリング

ICLとレーシックの特徴比較

比較項目ICLレーシック
費用(両眼)450,000〜750,000円150,000〜400,000円
適応度数-3D〜-18D(強度近視OK)-1D〜-10D
角膜を削るか削らない削る
元に戻せるか可能(レンズ摘出)不可
ドライアイのリスク低いやや高い
ハロー・グレアのリスクやや高い(暗所)やや高い(暗所)
手術時間約20〜30分約15〜20分
回復期間翌日〜数日翌日〜1週間
再手術レンズ交換・摘出可能角膜の厚さに依存
老眼への影響レンズ交換可能追加手術が必要
向いている人強度近視・角膜が薄い・安全性重視軽〜中度近視・費用を抑えたい

---

PRK・SMILE・オルソケラトロジーの費用

PRK(レーザー屈折矯正)

項目内容
費用(両眼)150,000〜350,000円
特徴フラップを作らず角膜表面を直接レーザー照射
メリットフラップがないため衝撃に強い(格闘技・スポーツ選手向き)
デメリット術後の痛みが3〜5日続く。視力回復に1〜3ヶ月かかる
向いている人激しいスポーツをする人。角膜が薄い人。軍・警察・消防職

ReLEx SMILE

項目内容
費用(両眼)250,000〜500,000円
特徴フェムトセカンドレーザーで角膜内部にレンズ状の小片を作り、小切開で取り出す
メリットフラップを作らず切開が小さい。ドライアイのリスクが低い
デメリット再手術が難しい。遠視には非対応
向いている人ドライアイが心配な人。レーシックより低侵襲を求める人

オルソケラトロジー

オルソケラトロジーは就寝時に特殊なハードコンタクトレンズを装着し、角膜の形状を矯正する方法です。手術が不要で、子供の近視進行抑制にも使われます。

項目内容
初期費用(検査+レンズ+処方)100,000〜200,000円(両眼)
レンズ交換(2〜3年に1回)30,000〜60,000円/枚
定期検診(3ヶ月に1回)2,000〜5,000円/回
ケア用品(洗浄液等)3,000〜5,000円/月
年間維持費(2年目以降)40,000〜60,000円
保険適用なし(全額自費)
適応度数-1D〜-4D(軽度〜中等度近視)

オルソケラトロジーは手術が怖い人や、子供の近視進行を抑えたい家庭に選ばれています。ただし装用を中止すると視力は元に戻るため、継続的なコストがかかります。

---

コンタクトレンズとの長期コスト比較

視力矯正手術の最大のメリットは、長期的に見るとコンタクトレンズより安くなる可能性があることです。

コンタクトレンズの年間費用

コンタクトの種類月額費用年間費用備考
1day使い捨て4,000〜6,000円48,000〜72,000円ケア用品不要。最も手軽
2week使い捨て2,500〜4,000円30,000〜48,000円ケア用品代+月500〜1,000円
1month2,000〜3,500円24,000〜42,000円ケア用品代+月500〜1,000円
ハードコンタクト1,000〜2,500円12,000〜30,000円2〜3年で買い替え

上記に加え、定期検診代(年2〜4回、1回1,000〜2,000円)がかかります。

10年間・20年間・30年間のトータルコスト比較

矯正方法初期費用年間維持費10年間総額20年間総額30年間総額
1day使い捨てコンタクト0円60,000〜80,000円600,000〜800,000円1,200,000〜1,600,000円1,800,000〜2,400,000円
2week使い捨てコンタクト0円36,000〜54,000円360,000〜540,000円720,000〜1,080,000円1,080,000〜1,620,000円
メガネのみ20,000〜50,000円5,000〜10,000円70,000〜150,000円120,000〜250,000円170,000〜350,000円
レーシック200,000〜400,000円3,000〜5,000円230,000〜450,000円260,000〜500,000円290,000〜550,000円
ICL450,000〜750,000円3,000〜5,000円480,000〜800,000円510,000〜850,000円540,000〜900,000円
オルソケラトロジー150,000〜200,000円40,000〜60,000円550,000〜800,000円950,000〜1,400,000円1,350,000〜2,000,000円

損益分岐点(何年でコンタクトより安くなるか)

比較パターンレーシックの損益分岐点ICLの損益分岐点
vs 1day使い捨てコンタクト(年間70,000円)約3〜6年約7〜11年
vs 2week使い捨てコンタクト(年間45,000円)約5〜9年約10〜17年
vs メガネのみ20年以上(メガネの方が安い)損益分岐しない

1day使い捨てコンタクトを使っている人は、レーシックなら3〜6年、ICLでも7〜11年で元が取れる計算です。20代で手術を受ければ、生涯で100〜200万円の節約になる可能性があります。

---

医療費控除の活用

視力矯正手術は全額自費ですが、医療費控除の対象になります。

項目内容
対象になるものレーシック・ICL・PRK・SMILEの手術費用、術前検査費、術後の点眼薬・検診費
対象にならないものオルソケラトロジーのレンズ代(治療目的と認められない場合あり。税務署に確認)
控除条件年間の医療費が10万円超(又は総所得の5%超)

還付額シミュレーション

手術費用年収400万円(税率20%)年収600万円(税率20%)年収800万円(税率23%)
200,000円(レーシック)所得税20,000円+住民税10,000円=約30,000円約30,000円約33,000円
300,000円(レーシック)所得税40,000円+住民税20,000円=約60,000円約60,000円約66,000円
600,000円(ICL)所得税100,000円+住民税50,000円=約150,000円約150,000円約165,000円

ICLで60万円の手術を受けた場合、医療費控除で約15〜17万円の税金が軽減される計算です。実質負担は約43〜45万円に抑えられます。

分割払い(医療ローン)の活用

分割回数月額の目安(ICL 60万円の場合)金利(年率)支払総額
12回払い約51,000〜53,000円3〜8%612,000〜648,000円
24回払い約27,000〜29,000円5〜10%648,000〜696,000円
36回払い約19,000〜21,000円5〜12%684,000〜756,000円
60回払い約12,000〜14,000円8〜15%720,000〜840,000円

クリニックによっては無金利キャンペーン(12〜24回)を実施していることもあります。金利負担が大きくなるため、なるべく少ない回数で返済するのがお得です。

---

クリニック選びの5つのポイント

ポイントチェック内容重要度
症例数・実績年間手術件数。ICLは認定医の在籍を確認最重要
適応検査の精密さ角膜厚・眼圧・瞳孔径・角膜形状など15項目以上の検査最重要
術後保証制度再手術の保証期間。追加費用の有無重要
費用の透明性検査費・手術費・術後検診費が込みか。追加料金の有無重要
アフターケア術後の検診回数・期間。夜間緊急対応の有無普通

手術費用が安いクリニックは魅力的ですが、「安さ」だけで選ぶのは危険です。目は代えがきかない器官であり、症例数が豊富で検査が丁寧なクリニックを選ぶことが最も重要です。複数のクリニックで適応検査(多くは無料)を受け、比較してから判断しましょう。

---

手術を受けられないケース

条件理由
18歳未満(レーシック・ICL)視力が安定していない
妊娠中・授乳中ホルモンの影響で視力が変動する
角膜が薄い(レーシックの場合)削る余地がない。ICLなら可能な場合あり
円錐角膜角膜の形状異常。手術で悪化するリスク
白内障・緑内障先に治療が必要
重度のドライアイ術後にさらに悪化する可能性
度数が安定していない(1年以内に変化)術後にまた視力が変わるリスク

---

よくある質問

Q. レーシックとICL、どちらがおすすめですか?
A. 度数が-6D以下(中等度近視まで)で角膜の厚さが十分あれば、レーシックがコストパフォーマンスが高いです。-6D以上の強度近視や角膜が薄い場合はICLが適しています。ICLは「元に戻せる」というメリットがあり、安全性を重視する人にも選ばれています。まずは適応検査(多くのクリニックで無料)を受けて、どちらが自分に合うか確認しましょう。

Q. レーシックの視力は何年持ちますか?戻ることはありますか?
A. レーシックの効果は基本的に半永久的です。ただし、5〜10%の人に「近視の戻り(リグレッション)」が起こることがあります(特に強度近視の場合)。また、40代以降は誰でも老眼が進行するため、近くが見えにくくなることがあります。これは手術の「失敗」ではなく、加齢による自然な変化です。ICLはレンズの度数を変更できるため対応が容易です。いずれも保証期間内であれば追加手術が可能な場合が多いです。

Q. 手術の痛みはありますか?仕事は何日休む必要がありますか?
A. レーシック・ICLともに点眼麻酔を行うため、手術中の痛みはほぼありません。術後にレーシックでは2〜3時間のゴロゴロ感・しみる感覚、ICLでは当日の軽い違和感が報告されますが、翌日にはほぼ解消されます。デスクワークなら翌日〜2日後から復帰可能、車の運転は1週間後からが目安です。

Q. この記事の費用データはどこから来ていますか?
A. 各クリニックの公式サイト(2026年3月時点)の料金表を参考にしています。費用はキャンペーン・度数・乱視の有無・選択するプランにより変動します。正確な見積もりは適応検査時にクリニックで確認してください。

Q. 費用が高くて手が出ない場合はどうすればいいですか?
A. 多くのクリニックで医療ローン(分割払い)が利用可能です。12〜60回の分割で月額10,000〜30,000円程度にできます。無金利キャンペーンを行っているクリニックもあります。また、医療費控除による還付金(ICL60万円の場合は約15万円)も活用しましょう。「今年の医療費が多い年」にまとめて手術すると控除効果が最大化されます。

---

シミュレーターで計算してみよう

現在の視力矯正方法(コンタクト・メガネ)・度数・年齢を入力するだけで、各手術方法の費用と10年・20年・30年のトータルコストが一目で比較できます。視力矯正手術費用シミュレーターを使って、レーシック・ICL・オルソケラトロジーの費用対効果を計算し、あなたに最適な矯正方法を見つけましょう。医療費控除の還付額やローンのシミュレーションも自動で計算されます。

この記事の内容をシミュレーションしてみましょう

あなたの条件を入力すると、具体的な数字で結果が分かります

シミュレーターを使う

関連記事