くらシム
お金・税金

サブスクのお金完全ガイド|動画・音楽・宅配・家具まで、平均月額と「解約すべきライン」を1本で整理

サブスク利用者の約6割は月々の支払いが3,000円未満だが、動画・音楽・宅配を組み合わせると月4,000円を超える。Netflix・Amazonプライム・Spotify・YouTube Premiumの2026年料金、シェアの損得、家具・書籍・食品のサブスクまで、平均額と使いすぎラインを1本で整理する。

サブスク利用者の6割弱のうち、月々の支払いが「3,000円未満」の人は6割台半ばにのぼる——LINEリサーチが2025年11月に発表した全国15〜69歳対象の調査結果だ。1本1本は数百円〜2,000円程度で、単体では「使いすぎ」の実感が湧きにくい。ところが動画配信・音楽配信・宅配・家具レンタルなど契約先を横断で足し合わせると、話は変わってくる。この記事では主要サービスの2026年時点の料金を一覧化し、「何本まで契約していいのか」を計算式で確認する。

主要サブスクの月額一覧(2026年10月23日 各社公式サイトで照合)

まず、契約率の高いジャンルから料金を並べる。金額はすべて税込、Webサイトから直接申し込んだ場合の料金だ。

ジャンルサービス・プラン月額年払い・備考
動画配信Netflix(広告つきスタンダード)890円—
動画配信Netflix(スタンダード)1,590円—
動画配信Netflix(プレミアム)2,290円—
動画配信ディズニープラス(スタンダード)1,250円年額12,500円(月換算約1,042円)
動画配信ディズニープラス(プレミアム)1,670円年額16,700円(4K・同時視聴4台)
動画配信U-NEXT(月額プラン)2,189円毎月1,200円分のポイント付与
動画+買い物Amazonプライム600円年額5,900円(月換算約492円)
動画配信YouTube Premium(個人)1,280円年額12,800円。iOSアプリ内課金は1,680円
動画配信YouTube Premium Lite780円音楽・ショート動画は対象外。iOSアプリ内課金は980円
音楽配信Spotify Premium Standard1,080円学生580円・Duo 1,480円・Family 1,880円
音楽配信Apple Music(個人)1,180円学生680円・ファミリー1,980円

ディズニープラスは2026年3月に料金を改定しており、スタンダードは1,140円から1,250円、プレミアムは1,520円から1,670円になった。既存会員にも順次新料金が適用されているため、2025年以前の記事やクチコミの金額は当てにしない方がいい。

iPhoneのアプリから申し込むと高くなるサービスがある

同じサービスでも、申し込み経路によって月額が変わることがある。代表例がYouTube Premiumで、App Storeのアプリ内課金はWeb(ブラウザ)やAndroidからの申し込みより高く設定されている。

プランWeb・AndroidiOSアプリ内課金差額(月)差額(年)
YouTube Premium 個人1,280円1,680円+400円+4,800円
YouTube Premium ファミリー2,280円2,900円+620円+7,440円
YouTube Premium Lite780円980円+200円+2,400円

さらにWebなら個人プランの年払い(12,800円)や学生プラン(780円)も選べる。iOSアプリ内課金の個人プランを1年続けた場合(1,680円×12=20,160円)と比べると、Webの年払いは年7,360円安い。

iPhoneで契約したかどうかは、iPhoneの「設定」→自分の名前→「サブスクリプション」に表示されるかで確認できる。表示されたら、そこで自動更新を止め、契約期間が終わってからブラウザで申し込み直せばよい。期間中に二重契約にならないよう、切り替えは更新日の直前ではなく、有効期限が切れた後に行うのが安全だ。

LINEリサーチの同調査では、利用ジャンルは「動画配信」が最多で20代44.0%・30代46.2%、次いで「音楽配信」が続く。つまり多くの人がまず動画1本・音楽1本を契約し、そこに家族の分・仕事用のツールが積み上がっていく形で本数が増えていく。

4本契約すると、月いくらになるか

動画1本・買い物系1本・音楽1本・もう1本の動画系——という組み合わせで検算してみる。

```
Netflixスタンダード 1,590円
+ Amazonプライム(年払い換算) 492円
+ Spotify Premium 1,080円
+ YouTube Premium(Web) 1,280円
= 月額 4,442円 → 年間 53,304円
```

同じ4本でも、YouTube PremiumをiPhoneのアプリから契約していると月額4,842円(年58,104円)になる。逆に、YouTube Premiumを年払い(月換算約1,067円)にすれば月約4,229円(年間合計50,740円)まで下がる。同じサービスの組み合わせでも、払い方だけで年7,000円以上の差が生まれる計算だ。

LINEリサーチが示す「3,000円未満が中心」という平均像より4割以上多い。動画配信だけで2本重複しているケースは珍しくなく、Netflixに加えてAmazonプライム・YouTube Premiumも動画視聴目的で契約している人は、見る作品が被っていないかを一度棚卸しする価値がある。自分が契約しているサブスクを全部洗い出して合計額と年間換算を出したい場合は、サブスク見直しシミュレーターに契約中のサービスを入力すると、解約候補まで含めて自動計算できる。

「解約すべきライン」は1回あたりのコストで判断する

継続か解約かを迷ったら、月額を直近1か月の利用回数で割って「1回あたりいくら払っているか」を出す。

```
1回あたりのコスト = 月額 ÷ 月の利用回数
```

サービス(月額)月1回月4回(週1)月12回(週3)月30回(毎日)
Netflix スタンダード(1,590円)1,590円約398円約133円53円
ディズニープラス スタンダード(1,250円)1,250円約313円約104円約42円
U-NEXT(2,189円)2,189円約547円約182円約73円
Spotify Premium(1,080円)1,080円270円90円36円

目安として、月1〜2回しか開いていないサービスは、1回あたり1,000円前後を払っていることになる。見たい作品が配信されたときだけ1か月契約し、見終わったら解約する「出入り型」に切り替えた方が安い。逆に毎日使っているものは1回数十円なので、無理に削る必要はない。動画配信を2本以上契約しているなら、利用回数が少ない方から外していくのが基本の順番だ。

家族シェアで安くなるサブスクもある

動画配信・音楽配信の多くはファミリープラン(複数アカウント同時利用)を用意しており、1人で契約するより世帯単位でまとめた方が1人あたりの負担は下がる。ただし「誰と何人でシェアするか」によって損益分岐点が変わる。

  • 実家の家族とシェアする場合:親のアカウントに相乗りできれば追加費用ゼロのケースもある
  • 友人・知人とシェアする場合:規約上NGなサービスもあるため、公式のファミリープラン枠内で行うのが前提
  • 何人集まればお得になるかは人数によって変わり、2人だと単独契約とほぼ差がないサービスもある

公式のファミリープランを上限人数まで使った場合の1人あたり月額は次のとおり(2026年10月の公式料金で計算)。

サービス・プラン月額利用できる人数(公式条件)上限人数で割った1人あたり
YouTube Premium ファミリー2,280円管理者+同世帯の家族5人(13歳以上)380円
Spotify Premium Family1,880円最大6アカウント(一緒に暮らす家族)約313円
Spotify Premium Duo1,480円2アカウント(一緒に住むカップル)740円
Apple Music ファミリー1,980円本人+最大5人(ファミリー共有)330円
U-NEXT2,189円1契約で最大4アカウント約547円

ここから分かるのは、2人だけならファミリープランは割高になりやすいということだ。たとえば夫婦2人でYouTube Premiumのファミリープランを使うと1人1,140円で、個人プラン1,280円との差は月140円にとどまる。Spotifyは2人ならDuo(1人740円)の方が安い。いずれも「同世帯」が条件で、離れて暮らす親や友人との共有は規約違反になり得る点に注意したい。

何人でシェアすればいくら得か、逆に何人以上だと単独契約より高くつくかは共有 vs 個人サブスクシミュレーターで試算できる。

動画・音楽だけじゃない「モノのサブスク」

サブスクは配信サービスだけではない。家具・書籍・食品にも定額制の選択肢が広がっている。

ジャンル内容判断ポイント
家具サブスク一人暮らし・単身赴任向けの家具レンタル短期利用なら安いが、長期だと購入の方が総額は安くなる分岐点がある
書籍・電子書籍紙・電子書籍・読み放題サブスクの3択月に何冊読むかで最適な形式が変わる
食品宅配Oisix・パルシステム・コープデリ・ヨシケイなど自炊・外食との差額込みで比較する必要がある

家具は「買うか借りるか」で数年単位の総額が逆転することがあるため、住む期間が決まっている場合は家具 購入 vs サブスクシミュレーターで分岐点を確認しておきたい。読書スタイルは読書コスト 紙 vs 電子 vs サブスクシミュレーター、食品宅配は自炊・外食との差額まで含めて食品サブスク費用比較シミュレーターで計算できる。

「お金の漏れ」はサブスクだけとは限らない

サブスクの見直しは分かりやすい節約策だが、ATM手数料・コンビニでの割高な買い物など、サブスク以外にも家計から静かに流れ出ている支出がある。サブスクの棚卸しをするタイミングは、こうした「気づきにくい支出」もまとめて点検する好機でもある。年間・10年間でどれだけの金額が漏れているかはお金の漏れ診断シミュレーターでまとめて確認できる。

FAQ

Q. この記事の料金データはどこから?

Netflix(ヘルプセンターの料金ページ)、ディズニープラス・U-NEXT・Spotify・Apple Music・YouTube Premiumの各公式サイト、Amazonプライム会費のヘルプページに掲載されている料金に基づく(2026年10月23日に再照合し、表の額との一致を確認)。YouTube PremiumのiOSアプリ内課金の料金はApp Storeのアプリページ「アプリ内課金」欄で確認した(apps.apple.com/jp/app/youtube/id544007664、2026年10月28日に再確認:個人1,680円・ファミリー2,900円・Lite 980円。Web版はyoutube.com/premiumで個人1,280円・ファミリー2,280円・Lite 780円・年額12,800円を同日確認)。利用実態(利用率・支払金額帯・利用ジャンル)はLINEヤフー「LINEリサーチ」が2025年11月17日に発表した、全国15〜69歳の男女を対象にした定額制サブスクリプションサービスに関する調査結果を参照している。

Q. YouTube Premium Liteと通常のPremiumの違いは?

Premium Lite(Web 780円)は、音楽以外の動画を広告なしで見られるプランだ。公式の説明では、ショート動画と音楽コンテンツは対象外で、検索やブラウジング中には広告が表示されることがある。YouTube Musicの広告なし再生やバックグラウンド再生を重視するなら通常のPremium(1,280円)、動画の広告だけ消せればいいならLiteで年6,000円節約できる。

Q. 年払いにするとどれくらい得?

1年以上続けると決めているサービスは年払いの方が安い。Amazonプライムは月払い600円×12=7,200円に対し年払い5,900円で1,300円、ディズニープラス スタンダードは1,250円×12=15,000円に対し12,500円で2,500円、YouTube Premiumは1,280円×12=15,360円に対し12,800円で2,560円の差になる。ただし途中で解約しても返金されないケースが多いため、「試しに入る」段階では月払いにしておく方が無難だ。

Q. サブスクの料金は今後も上がっていくの?

動画配信を中心に、ここ数年は値上げが繰り返されている。一度契約すると値上げ通知を見落としがちなので、クレジットカードの明細やアプリの請求履歴を年に1〜2回チェックする習慣をつけておくと、気づかないうちの値上げに対応しやすい。

Q. 解約すべきかどうかの目安は?

明確な正解はないが、直近1〜2ヶ月で実際に使った回数を数えてみるのが早い。月額1,000円のサービスを月1回しか使っていなければ、1回あたり1,000円のコンテンツを買っているのと同じ。使用頻度と月額を並べて、1回あたりのコストで比較すると判断しやすくなる。

Q. 数字が実感と合わない場合は?

料金プランは為替や事業戦略の影響で改定されやすく、地域・登録経路(Web/App)によっても異なる場合がある。手元の請求明細と大きくずれる場合は、契約中のサービスのマイページで最新プランを確認してほしい。それでも計算が合わない場合はお問い合わせから知らせてもらえれば確認する。

まとめ:契約中のサブスクを一度紙に書き出す

サブスクは1本あたりの金額が小さいからこそ、合計額を意識する機会が少ない。今契約しているサービス名と月額を全部書き出し、サブスク見直しシミュレーターで年間換算してみると、想像より大きな金額になっていることが多い。動画配信が2本以上重複していないか、家族とシェアできるものはないか——棚卸しは10分もあれば終わる作業だ。

広告

関連記事

広告