社会保険
失業保険はいくらもらえる?基本手当の計算方法と給付日数を徹底解説
退職後にもらえる失業保険(雇用保険の基本手当)の金額を、年齢・月給・加入期間・退職理由別に詳しく解説。自己都合と会社都合の違いも分かります。
失業保険とは?正式名称は「雇用保険の基本手当」
失業保険の正式名称は「雇用保険の基本手当」です。会社を退職して次の就職先を探している間、生活を支えるために支給される手当です。受給するにはハローワークでの手続きが必要で、「働く意思と能力がある」ことが条件となります。
基本手当日額の計算方法
基本手当日額は以下の手順で計算されます。
| ステップ | 内容 | 計算式 |
|---|---|---|
| 1 | 賃金日額を算出 | 退職前6ヶ月の賃金総額 / 180 |
| 2 | 給付率を適用 | 賃金日額 x 50〜80% |
| 3 | 上下限チェック | 年齢区分ごとの上限額を超えないか確認 |
給付率は賃金日額が低いほど高くなる仕組みです。月給20万円の方は約80%、月給40万円の方は約50〜60%程度になります。
給付日数は退職理由で大きく変わる
失業保険の給付日数は、退職理由によって大きく異なります。
自己都合退職の場合(全年齢共通)
| 加入期間 | 給付日数 |
|---|---|
| 1年以上10年未満 | 90日 |
| 10年以上20年未満 | 120日 |
| 20年以上 | 150日 |
会社都合退職の場合(年齢45〜59歳の例)
| 加入期間 | 給付日数 |
|---|---|
| 1年以上5年未満 | 90日 |
| 5年以上10年未満 | 180日 |
| 10年以上20年未満 | 240日 |
| 20年以上 | 270日 |
会社都合退職(倒産・解雇など)の場合、年齢が45〜59歳で加入期間20年以上なら最大270日も受給できます。自己都合退職の最大150日と比べると、実に1.8倍の差があります。
具体的な受給額シミュレーション
月給30万円・35歳・加入期間10年の場合を計算してみましょう。
- 賃金日額: 30万円 x 6 / 180 = 10,000円
- 給付率: 約60%(賃金日額に応じて変動)
- 基本手当日額: 約6,000円
自己都合退職なら120日分で約72万円、会社都合退職なら180日分で約108万円の総受給額となります。
自己都合退職の「2ヶ月の壁」
自己都合退職の場合、7日間の待期期間に加えて2ヶ月間の給付制限があります。つまり退職してから実際にお金を受け取れるのは約2ヶ月半後です。この間の生活費を確保しておくことが重要です。
なお、2020年10月以降、5年間で2回目までの自己都合退職は給付制限が3ヶ月から2ヶ月に短縮されました。
シミュレーターであなたの受給額を計算しよう
退職時の年齢・月給・雇用保険加入期間・退職理由の4つを入力するだけで、あなたの失業保険の受給額をかんたんに計算できます。月別の受給スケジュールも確認できるので、退職後の生活設計にお役立てください。