くらシム

マイホーム vs 賃貸+投資シミュレーター

マイホームを買うか、賃貸に住みながら頭金を投資に回すか。この選択は住宅費に数千万円単位の差を生みます。本シミュレーターでは、物件価格・頭金比率・住宅ローン金利・家賃・株式リターン・住宅価格の上昇率を自由に設定し、30年後にどちらの資産が多くなるかを試算できます。

たとえば東京近郊(物件価格4,000万円・頭金800万円・金利1.5%・家賃月13万円)の標準ケースで試算すると、住居費はローン月97,979円+管理費等3万円+固定資産税月1万円。30年後の住宅資産は約4,080万円、賃貸+頭金と差額の投資(年利5%)は約3,502万円で、この条件ではマイホーム購入が約578万円有利です。東京23区(物件価格6,000万円)ではその差が約3,200万円まで広がり、住宅価格が下落しやすい地方都市では逆に賃貸+投資が約1,390万円有利になります。

頭金は住宅ローンの利息負担を減らす一方で、投資に回していれば得られたはずのリターン(機会費用)を放棄することにもなります。住宅価格の上昇率がわずか年1%変わるだけで30年後の結果が数千万円単位で逆転することもあるため、「なんとなく頭金を多めに」という判断は危険です。

住宅ローン金利・住宅価格上昇率・株式リターンなどは詳細設定から自由に変更できます。あわせて賃貸vs持ち家シミュレーターや新NISA運用シミュレーターも使うと、より精緻な判断ができます。

シミュレーション条件

万円
20%
0%50%
円
30年
10年40年

エリア別の物件価格・家賃は中古・郊外の物件を想定した計算用の仮定です。新築マンションは2025年の中央値が首都圏6,998万円・東京23区1億1,380万円(不動産経済研究所)なので、新築で考える場合は物件価格と家賃を引き上げてください。

30年後の比較結果

マイホーム購入

資産: 4079.6万円

(総支払: 5767.2万円)

賃貸+投資

資産: 3501.6万円

(総支払: 5035.7万円)

マイホーム購入の方が578.0万円有利

頭金

800万円

ローン額

3200万円

月々ローン

97,979円

管理費等+固定資産税

40,000円

家賃

130,000円

資産推移グラフ(万円)

年次推移

年住宅資産投資資産差額
1年目890.1万円849.6万円+40.5万円
5年目1262.0万円1065.7万円+196.3万円
10年目1754.7万円1382.8万円+371.9万円
15年目2280.3万円1765.0万円+515.2万円
20年目2841.2万円2229.7万円+611.4万円
25年目3440.0万円2799.1万円+640.8万円
30年目4079.6万円3501.6万円+578.0万円

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計算の前提条件・出典

- 物件価格のデフォルト(計算用の仮定): 東京23区6,000万円/東京近郊4,000万円/大阪市3,500万円/地方都市2,500万円。特定の統計値ではなく、中古マンションや郊外の物件を買う場合を想定した計算用の仮定です。新築マンションの相場はこれより高く、不動産経済研究所によると2025年(1〜12月)の首都圏新築マンションは平均9,182万円・中央値6,998万円、東京23区は平均1億3,613万円・中央値1億1,380万円(2026年2月12日公表)。2026年度上半期(4〜9月)は神奈川県7,716万円・埼玉県6,457万円・千葉県7,376万円・大阪市部6,388万円です(首都圏・近畿圏、2026年10月20日公表)。新築を想定する場合は物件価格と、同じ広さ・立地の家賃の両方を引き上げて試算してください(2026年10月23日確認)

- 家賃のデフォルト(計算用の仮定): 東京23区18万円/東京近郊13万円/大阪市11万円/地方都市8万円。上の物件価格と同程度のファミリー向け住戸(60〜70㎡前後)を借りる場合の想定で、統計の平均値ではありません。参考までに総務省「令和5年住宅・土地統計調査」の借家(専用住宅)の1か月当たり家賃は全国平均59,656円、民営借家(非木造)は68,548円で、単身向けの狭い住戸も含む平均です(2026年10月23日確認)

- 住宅ローン金利: 主要行・ネット銀行の変動金利は2026年10月時点で概ね1.0〜1.8%、全期間固定のフラット35は同月最低3.83%(住宅金融支援機構)。デフォルトは2026年10月の主要行の新規変動金利(三菱UFJ銀行1.195%・りそな銀行1.240%・みずほ銀行1.275%)に、30年以上の返済期間中の利上げ余裕を上乗せした1.5%(2026年10月20日確認)

- 管理費等 月3万円: 国土交通省「令和5年度マンション総合調査」の平均は管理費11,503円+修繕積立金13,054円(月/戸当たり)。修繕積立金は同省ガイドライン(令和6年6月改定)の平均目安252〜335円/㎡・月(70㎡で約1.8〜2.3万円)へ段階的に上がるため、30年平均として月3万円。㎡当たりでは同調査の平均が管理費158.6円+修繕積立金181.9円=約340円/㎡・月なので、専有面積50㎡なら約1.7万円、85㎡なら約2.9万円を目安に(修繕積立金の値上げ分は別途)。戸建てなら外壁・屋根などの修繕積立に読み替えてください

- 固定資産税・都市計画税 物件価格の年0.3%: 30年間の平均としての概算(4,000万円で年12万円・月1万円)。税額は「評価額×(固定資産税1.4%+都市計画税0.3%)」で、評価額は購入価格ではありません。土地は地価公示価格の7割程度が評価額で、住宅用地(200㎡以下)は課税標準が固定資産税1/6・都市計画税1/3に軽減。建物は「新築建物課税標準価格認定基準表」(東京法務局・令和6年度)のRC造共同住宅166,000円/㎡に経年減点補正率を掛けて推計し、新築マンションは固定資産税の建物分が5年間1/2に減額されます。70㎡の新築RCマンション(土地分が価格の2〜3割)で30年平均を計算すると、4,000万円で年13.2〜14.1万円(0.33〜0.35%)、6,000万円で年15.5〜16.9万円(0.26〜0.28%)となり、0.3%はこの中間です。建物の評価額は価格ではなく床面積で決まるため、2,500万円前後の物件では0.5%前後と割合が高くなります(総務省「固定資産税制度について」、2026年10月23日確認)。物件ごとの税額は固定資産税シミュレーターで確認できます

- 株式リターン年5%: S&P500の過去50年平均(インフレ調整後約7%)を保守的に割引。つみたてNISAの想定利回りも一般的に3〜5%が使われます

- 住宅価格上昇率: 東京23区は過去10年で年1〜3%上昇(国交省 不動産価格指数)、地方は横ばい〜下落。デフォルトは東京23区 +1.5%/東京近郊 +0.5%/大阪市 +0.8%/地方都市 -0.5%

- 家賃上昇率: 総務省「小売物価統計調査」の民営借家家賃はこの20年ほぼ横ばい。デフォルトは年0.5%

- 住宅購入の諸費用: 登記・仲介手数料・火災保険等の諸費用(物件価格の5〜10%)、売却時の仲介手数料、住宅ローン控除、大規模修繕の一時金、投資益の約20%課税は簡略化のため含まれていません。住宅資産は「物件の時価−ローン残高」です

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頭金・金利・投資リターンなど、条件を変えてさらに深掘りできる関連シミュレーターです。

よくある質問

頭金を投資に回すとはどういうことですか?

マイホーム購入時に必要な頭金(物件価格の10〜20%)を、賃貸に住みながら株式投資(インデックスファンド等)に回した場合の比較です。頭金800万円だけを取り出して年利5%で30年複利運用すると単純計算で約3,450万円になりますが、本シミュレーターでは毎月の住居費(ローン+管理費等+固定資産税)と家賃の差額も同時に投資へ反映するため、標準ケース(物件価格4,000万円・頭金800万円・家賃13万円)の30年後の投資資産は約3,500万円と表示されます。家賃のほうが住居費より高い期間は、その差額を投資資産から取り崩す計算です。つみたてNISA・新NISAの非課税枠を活用すると、税引き後の実質リターンはさらに有利になります。

この計算の前提データはどこから?

エリア別の物件価格・家賃のデフォルトは計算用の仮定です(中古・郊外の物件を想定。2025年の新築マンションは不動産経済研究所調べで首都圏の中央値6,998万円・平均9,182万円、東京23区の中央値1億1,380万円なので、新築で試算する場合は物件価格と家賃を引き上げてください)。住宅価格上昇率は国土交通省「不動産価格指数」を参照しています。株式リターンはS&P500の過去50年平均(インフレ調整後約7%)を保守的に年5%に設定。住宅ローン金利1.5%は2026年10月の主要行の新規変動金利(1.2%前後)に利上げの余裕を上乗せした想定(全期間固定のフラット35は同月の最頻金利3.83%)、管理費等の月3万円は国土交通省「令和5年度マンション総合調査」の平均(管理費11,503円+修繕積立金13,054円)に修繕積立金の段階的な値上げを見込んだ値、固定資産税等は物件価格の年0.3%(4,000万円で年12万円)の概算です。これは評価額×(固定資産税1.4%+都市計画税0.3%)を、土地の住宅用地特例と新築マンションの5年間の減額、建物の経年減価を織り込んで30年平均した値で、70㎡の新築RCマンションなら物件価格の約0.26〜0.35%に当たります。

株式リターン5%は現実的ですか?

S&P500の過去50年の平均リターンは年約10%(インフレ調整後約7%)です。日本のインフレ率と為替リスクを考慮し、保守的に5%としています。ただし年によるばらつきは大きく、10年単位で見るのが重要です。リーマンショック直後のように-50%の年もあれば、+30%の年もあります。

住宅ローン金利が上がると結果はどう変わりますか?

金利が上がるほど購入側の住居費が増え、その差額を投資に回せる賃貸+投資側が有利になります。東京近郊の標準ケース(物件価格4,000万円・頭金800万円・35年)では、金利1.2%なら購入が約970万円有利、1.5%(初期値)で約578万円有利、2.0%でほぼ互角(賃貸+投資が約100万円有利)、全期間固定のフラット35の3.83%(2026年10月の最頻金利)で借りると賃貸+投資が約2,840万円有利と逆転します。変動金利で借りる場合も、30年の平均金利が2%を超えると結論が変わり得る点に注意してください。

住宅価格の上昇率はどう設定すればいいですか?

東京23区では過去10年で年1〜3%上昇、地方では横ばい〜下落傾向です。人口減少の影響で長期的には都心部以外は下落リスクが高いとされています。国立社会保障・人口問題研究所の推計では2040年にかけて三大都市圏以外の多くの自治体で住宅需要が20〜30%減少する見込みです。

エリアによって結果はどれくらい変わりますか?

大きく変わります。東京23区(物件価格6,000万円・家賃18万円・住宅価格上昇率年1.5%)で試算すると、30年後はマイホーム購入が投資資産より約3,200万円有利。大阪市(3,500万円・家賃11万円・年0.8%)は購入が約270万円有利の僅差、地方都市(物件価格2,500万円・家賃8万円・住宅価格上昇率年-0.5%)では逆に賃貸+投資が約1,390万円有利になります。都心ほど家賃が高く住宅価格も上がりやすいため購入有利、人口減少地域では賃貸+投資が有利になりやすい傾向があります。エリアを切り替えて自分の地域に近い条件で試すのがおすすめです。

このシミュレーションに含まれていない費用は?

住宅取得時の諸費用(登記費用・仲介手数料等、物件価格の5〜10%)、売却時の仲介手数料(約3%+6万円)、住宅ローン控除(年末残高の0.7%×最大13年)、大規模修繕の一時金(築20年頃に100〜200万円)、火災保険、引越費用、投資の税金(通常約20%、NISA利用時は0%)は簡略化のため含まれていません(固定資産税は物件価格の年0.3%で計上済み)。概算として購入側に+10%、投資側に-20%の税引き後リターンで補正するのが現実的です。

数字が実感と合わない場合は?

エリア・家族構成・転勤の有無で最適解は大きく変わります。30年以上同じ家に住む予定が固い方は購入が有利になりやすく、転勤や転居可能性がある方は賃貸+投資が柔軟です。金利・リターン・上昇率を±1%ずつ動かすと結果が逆転することも多いので、詳細設定で幅広く試すのがおすすめです。計算結果に違和感がある場合は、お問い合わせフォームからご連絡ください。

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