住宅ローン繰り上げ返済シミュレーター
借入額・金利・借入期間と、繰り上げ返済の金額・時期・方式(期間短縮型/返済額軽減型)を入力すると、繰上返済ありなしの総利息・総支払額・返済期間をその場で比較できるシミュレーターです。
例えば初期設定のまま(借入3,500万円・変動金利1.2%・35年、5年目に200万円を期間短縮型で繰上返済)で試算すると、総利息が約83万円減り、返済期間が2年3ヶ月短縮されます。同じ条件を全期間固定(フラット35の2026年10月の最頻金利3.83%)で借りている場合は、利息削減額が約392万円・期間短縮は3年3ヶ月と、金利が高いほど繰上返済の効果は大きくなります。変動1.2%で繰上返済額を500万円に増やすと、利息削減は約193万円、期間短縮は5年7ヶ月まで広がります。
繰上返済は「借入金利と同じ利回りで確実に運用する」のと同じ効果がある一方、同じ資金を投資に回した場合の期待リターン(新NISAなど)との比較や、住宅ローン控除(年末残高の0.7%)の減少といった機会費用も考える必要があります。変動1.2%で控除を受けている間は、繰上返済の実質的な効果は年0.5%程度です。金利水準や家計の余裕資金によって最適な判断は変わるため、実際の借入条件で数字を確認してから判断するのがおすすめです。
借入額・金利タイプ・借入期間はメイン入力で、繰上返済額・時期・返済方式・毎月の追加返済額は詳細設定から自由に調整できます。
ローン条件
比較結果
繰り上げ返済による利息削減効果
82.8万円の利息削減
返済期間を2年3ヶ月短縮
繰上なし総額
4288.0万円
繰上あり総額
4205.2万円
月々の返済額
102,096円
繰上なし
- 総支払額
- 4288.0万円
- うち利息
- 788.0万円
- 完済までの期間
- 35年
- 月々の返済額
- 102,096円
繰上あり
- 総支払額
- 4205.2万円
- うち利息
- 705.2万円
- 完済までの期間
- 32年9ヶ月
- 月々の返済額
- 102,096円
計算の内訳
月々の返済額: 3,500万円を金利1.2%・35年の元利均等で返済 → 月102,096円
繰上返済: 5年経過時に200万円を元金に充当(期間短縮型) → 完済が2年3ヶ月早まる
利息の差: 788.0万円 − 705.2万円 = 82.8万円
総支払額の内訳(万円)
ローン残高の推移(年末・万円)
| 項目 | 繰上なし | 繰上あり | 差 |
|---|---|---|---|
| 元金 | 3,500万円 | 3,500万円 | — |
| 利息 | 788.0万円 | 705.2万円 | −82.8万円 |
| 総支払額 | 4288.0万円 | 4205.2万円 | −82.8万円 |
| 完済までの期間 | 35年 | 32年9ヶ月 | −2年3ヶ月 |
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よくある質問
期間短縮型と返済額軽減型、どちらが得ですか?
利息の削減額は期間短縮型の方が大きくなります。3,500万円・変動1.2%・35年で5年目に100万円を繰上返済すると、期間短縮型は約42万円の利息削減(完済が1年1ヶ月早まる)、返済額軽減型は約19万円の利息削減(月々の返済が3,309円減る)で、期間短縮型が約2.2倍です。固定3.83%なら同じ100万円で期間短縮型は約205万円、返済額軽減型は約68万円の削減になります(当シミュレーターで計算)。一方、返済額軽減型は毎月の返済負担を減らせるため、教育費が増える時期や金利上昇に備えたい場合に向いています。
繰上返済にベストなタイミングは?
繰上返済は早い時期に行うほど利息軽減効果が大きくなります。繰上返済した元金には完済予定日までの利息がかからなくなるため、残り期間が長いほど効果が大きいからです。3,500万円・変動1.2%・35年で100万円を期間短縮型で繰上返済すると、3年目なら約46万円、5年目なら約42万円、10年目なら約34万円、20年目なら約19万円と、時期が遅くなるほど削減額は小さくなります。ただし住宅ローン控除(年末残高の0.7%)を受けている期間は、控除額とのバランスを考慮しましょう。
繰上返済の手数料はかかりますか?
ネット銀行(ドコモSMTBネット銀行〈旧住信SBIネット銀行〉、楽天銀行等)では無料のケースが多いですが、メガバンクや地方銀行では1回あたり数千円〜数万円の手数料がかかる場合があります。事前に借入先の金融機関に確認しましょう。このシミュレーターでは手数料は考慮していません。
住宅ローン控除との兼ね合いは?
住宅ローン控除は年末の借入残高×0.7%(新築等は最大13年間)が所得税・住民税から控除されます。控除期間中に繰上返済で残高を減らすと、減らした残高×0.7%の控除も失うため、繰上返済の実質的な効果は「金利−0.7%」分になります。変動1.2%なら実質0.5%、固定3.83%なら実質3.13%です。金利が0.7%以下なら控除期間の終了後にまとめて繰上返済する方が有利で、変動1.2%前後でも控除期間中は効果が小さいため、手元資金や投資と比べて判断しましょう。控除額は住宅ローン控除シミュレーターで計算できます。
繰上返済と投資運用、どちらが得?
繰上返済は「借入金利と同じ利回りの、元本保証の運用」と考えると比べやすくなります。変動1.2%(控除期間中は実質0.5%)なら、同額を年利3〜4%前後を期待するインデックス投資に回した方が期待リターンは高くなる可能性があります。一方、固定3.83%なら繰上返済は確実に年3.83%で運用するのと同じで、投資の期待リターンと大差がないため繰上返済の価値が高くなります。投資には価格変動リスクがあるため、生活防衛資金を残したうえで判断しましょう。投資側の試算は新NISA運用シミュレーターで行えます。
変動金利の場合は繰上返済を急ぐべき?
本シミュレーターは入力した金利が完済まで続く前提なので、変動金利が上がった場合の効果は過小に表示されます。日銀は2026年9月に政策金利を1.25%へ引き上げ、主要行の変動金利も2024年頃の0.3〜0.5%台から1.2%前後に上がりました。金利が上がりそうなら、金利欄を2%などに上げて削減額の変化を確認してください(3,500万円・35年・5年目に200万円の期間短縮型なら、1.2%で約83万円、1.8%で約136万円)。ただし繰上返済で手元資金を使い切ると、金利上昇時に返済額が増えたときの備えがなくなります。金利タイプ別の総支払額は変動 vs 固定シミュレーターで比較できます。
この計算の前提データはどこから?
計算式は住宅金融支援機構の返済額シミュレーションで使われている元利均等返済の標準計算式に準拠しています。変動金利の初期値1.2%は2026年10月の主要行の新規変動金利(三菱UFJ銀行1.195%・りそな銀行1.240%・みずほ銀行1.275%)、固定金利を選んだときの3.83%は住宅金融支援機構「フラット35」2026年10月の最頻金利(21〜35年・融資率9割以下)です(2026年10月20日確認)。金利・借入額・返済期間はいずれも入力欄で自由に変更できるため、実際の借入条件に合わせて試算してください。
数字が実感と合わない場合は?
借入額・金利・借入期間は自由に変更できます。また、繰上返済の設定を開くと、繰上返済額・時期・返済方式・毎月追加返済額も個別に調整可能です。すでに返済中の方は、当初の借入額・金利・期間を入れたうえで「繰上返済時期」を経過年数に合わせると、返済予定表に近い数字になります。変動金利の場合は将来の金利変動が反映されないため、あくまで現在の金利での概算としてお考えください。お気づきの点があれば、画面下の「計算結果について報告」からご連絡ください。
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