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中古マンション リノベ vs 新築マンションコスト比較シミュレーター

「中古マンションを買ってリノベーション」と「新築マンション」、価格表だけ見ると新築が高く見えますが、35年間の総コストで比べると印象が変わります。購入価格だけでなく、ローン利息・管理費・修繕積立金・固定資産税まで含めて初めて「本当にどちらがお得か」が分かるためです。

このシミュレーターは、物件価格・リノベ費用・比較期間・金利・頭金を入力するだけで、両プランの総支出を全費目で自動計算します。既定条件(住宅金融支援機構「2025年度フラット35利用者調査」の平均に合わせた新築5,900万円 vs 中古3,600万円+リノベ800万円、頭金20%、金利1.5%・35年)では、月々の負担(頭金・諸費用の按分込み)が新築約22.7万円・中古+リノベ約17.6万円で、35年間の総額は約2,140万円の差。差の大半はローン返済(月約14.5万円 vs 約10.8万円で月約3.7万円差)で、修繕積立金だけは築古の中古の方が月2,000円高い前提です。2026年入居の住宅ローン控除は新築ZEH水準が最大約316万円、省エネ基準に満たない中古が最大約140万円で、控除を考えても中古+リノベの方が総支出は少なくなります。

物件価格はフラット35利用者調査、住宅ローン控除は国税庁の令和8年4月1日現在の制度、管理費は国土交通省「令和5年度マンション総合調査」の完成年次別平均、修繕積立金は同省「マンションの修繕積立金に関するガイドライン」(令和6年6月改定)の目安に収まる期間平均、金利は2026年10月の変動金利(概ね1.0〜1.8%)を基にしており、すべて詳細設定で変更できます。売却時の資産価値は含まないので、短期で売る可能性がある人は売却時の手取りも確認してください。あわせて住宅ローンの毎月返済、リノベ費用の内訳、リフォーム補助金もあわせて使うと、無理のない資金計画が立てられます。

比較条件を設定

万円
万円
800万円
200万円2,000万円

比較結果

中古+リノベの方が35年間でおトク

2138.5万円の差額

年間61.1万円の差(月50,916円)

新築マンション

272.4万円/年

月226,979円

中古+リノベ

211.3万円/年

月176,063円

年間コスト差額

61.1万円 おトク

中古+リノベ の方がお得です

新築マンション

272.4万円/年

月 226,979円

中古+リノベ

211.3万円/年

月 176,063円

35年間の総コスト

新築マンション

9533.1万円

購入総額: 6,195万円

借入4,720万円・月144,519円 × 12ヶ月 × 35年

中古+リノベ

7394.6万円

購入総額: 4,652万円 (リノベ800万円込)

借入3,520万円・月107,777円 × 12ヶ月 × 35年

年間コスト内訳

累計コスト推移

費用詳細

費目新築マンション中古+リノベ
ローン返済1,734,228円1,293,324円
頭金(年按分)337,143円251,429円
管理費168,000円144,000円
修繕積立金240,000円264,000円
固定資産税160,092円88,004円
諸費用(年按分)84,286円72,000円
合計(年間)2,723,749円2,112,756円

平米単価×広さで見るリノベ費用相場(2026年)

上記の入力値「リノベーション費用 800万円」が相場のどこに位置するかを確認できます。出典: 一般社団法人住宅リフォーム推進協議会・SHUKEN Re・ゼロリノベの市場調査(2026年4月時点)

グレード平米単価60㎡70㎡80㎡
シンプル
設備更新のみ
10〜15万円600〜900万700〜1,050万800〜1,200万
標準
間取り変更含む
15〜20万円900〜1,200万1,050〜1,400万1,200〜1,600万
ハイグレード
高品質設備
20〜30万円1,200〜1,800万1,400〜2,100万1,600〜2,400万

💡 一般社団法人住宅リフォーム推進協議会の2026年2月調査ではマンション・戸建てのリフォーム平均は 405万円。フルスケルトンに踏み込まないケースが多数を占めるためです。

築年数別 推奨リノベ範囲と費用感

中古マンションは築年数で「やるべきリノベの範囲」が変わります。配管・断熱・耐震は築20〜30年で更新検討の閾値。

築10〜20年

設備更新中心

水回り・内装・建具の更新が主体。700〜1,000万円が目安。

築20〜30年

配管・断熱含む半フル

給排水管・断熱材の更新が現実的に必要。1,000〜1,400万円。

築30〜40年

スケルトンリノベ推奨

配管/電気/間取りまで全更新が現実的。1,300〜1,800万円。

築40年以上

構造補強の検討域

耐震診断・補強含む大規模工事。1,500〜2,200万円+耐震補強100〜300万円。

⚠️ 1981年6月以前の旧耐震基準物件は耐震診断・補強が必要なケースが多く、追加100〜300万円を想定してください。

2026年版 中古マンションリノベで使える補助金・税制

条件次第で 合計500万円以上の支援 が組み合わせ可能です(2026年4月時点・各事業の申請枠が予算上限に達し次第終了)。

最大200万円先進的窓リノベ2026事業 — 高断熱窓・玄関ドアへの交換。1戸あたり最大200万円。
最大140万円住宅ローン控除(増改築等) — 返済10年以上のリフォームローンの年末残高×0.7%を10年間(年14万円=借入2,000万円が上限)。最大140万円。中古購入と同時のリノベを一体型ローンで借りる場合の扱いは契約・工事内容で変わるため、金融機関・税務署で確認してください。
最大120万円既存住宅における断熱リフォーム支援事業 — 壁・床・天井の断熱化に対し最大120万円。
最大62.5万円投資型減税(耐震・省エネ・バリアフリー) — ローン使わないリノベでも所得税控除。最大62.5万円。
最大60万円子育てグリーン住宅支援事業(2026) — 子育て世帯のリノベに最大60万円、その他世帯も最大45万円。
最大18万円給湯省エネ2026事業 — エコキュート・ハイブリッド給湯機の導入で最大18万円。

⚠️ 2026年4月1日からLIXIL/TOTO等の水回り設備が値上げされています(発注日基準)。補助金の申請枠も先着順のため、計画段階で工務店に併給確認を推奨。

新築プレミアムが消える年数 — 中古+リノベが追いつくまで

新築の購入価格には「未使用プレミアム」が乗っており、入居直後に約20%の評価額減があります(不動産流通近代化センター調査)。中古+リノベは初期コストが安いため、保有期間が長くなるほど有利になります。

入力中の条件では、35年保有時点での総コスト差は 2138.5万円。これは 中古+リノベが有利なケースです。

判断軸: このシミュレーターは「払ったお金の総額」の比較で、売却時の資産価値は含みません。既定条件では10年でも35年でも中古+リノベの方が総支出は少なくなりますが、5〜10年で売る可能性があるなら、新築の方が売却額が残りやすい分だけ差が縮まります(売却時の手取りで確認)。

⚠️ 本シミュレーションに含まれない「税制優遇の差」

住宅ローン控除(2026年入居・令和8年度税制改正後):入力中の条件では、新築(ZEH水準省エネ住宅)は 借入上限3,500万円・13年間で35年間の控除が最大約315.8万円、 中古(その他の住宅(省エネ基準に適合しない))は 借入上限2,000万円・10年間で 最大約140万円。差は約175.8万円です (年末残高×0.7%。所得税と住民税〈上限9.75万円〉の納税額までしか戻らないため、年収が低いと実際の控除はこれより少なくなります)。 中古でも長期優良住宅・ZEH水準なら新築ZEHと同じ3,500万円・13年、省エネ基準適合なら2,000万円・13年に拡充されました。 年収込みの正確な額は住宅ローン控除シミュレーターで確認できます。

固定資産税の減額特例:新築は5年間、建物部分の固定資産税が半額に (長期優良住宅は7年間。1戸40㎡以上が要件)。70㎡なら5年で約37万円軽くなり、自動推計の固定資産税にはこの減額を織り込み済みです(長期優良住宅の残り2年分は含まない)。中古は特例なし。

→ 新築の実質コストは上記表より住宅ローン控除の差だけ縮まる可能性があります(総コスト差 2138.5万円 と比べてください)。 中古+リノベ選択の場合は上記の投資型減税や補助金も確認ください。

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🏠 住宅購入の資金計画も試算

総額の差が分かったら、ローン返済・リノベ費用・補助金まで詰めて、無理のない予算を組みましょう。

よくある質問

中古マンション+リノベーションのメリットは?

新築より購入価格を抑えつつ、好みの内装にカスタマイズできる点が最大のメリットです。立地条件の良い物件が見つかりやすいのも特徴です。総コストで新築の7〜8割程度に抑えられるケースが多いです。

中古マンションの修繕積立金が高いのはなぜ?

新築時は販売しやすいよう低めに設定し、5年ごとの長期修繕計画の見直しで段階的に上げる「段階増額積立方式」が主流だからです。国土交通省「令和5年度マンション総合調査」の現在額(月/戸当たり)は令和2年以降完成で9,666円ですが、平成17〜21年完成では14,101円、平成12〜16年完成では15,102円です。ただし古いマンションほど値上げが追いついていないことも多く、同省ガイドラインの平均目安(70㎡で月約1.8〜2.3万円)を下回る物件は、購入後の値上げや一時金徴収に注意が必要です。

リノベーション費用の目安は?

フルリノベーション(スケルトンリフォーム)で60〜80万円/坪、70m2の場合は約800〜1,200万円が目安です。部分リノベの場合は200〜500万円程度です。設備のグレードによって大きく変動します。

住宅ローンにリノベ費用を含められますか?

はい、「リフォーム一体型住宅ローン」を利用すれば、物件購入費用とリノベーション費用を一本のローンにまとめることができます。住宅ローンと同じ金利(2026年10月の変動金利で概ね1.0〜1.8%)が適用されることが多く、無担保のリフォームローン(概ね2〜5%台)より低く抑えられます。

この計算の前提データはどこから?(管理費・修繕積立金・固定資産税の根拠)

物件価格の初期値は住宅金融支援機構「2025年度フラット35利用者調査」(2026年7月24日公表)の平均所要資金で、新築マンション5,882万円→5,900万円、中古マンション3,602万円(平均築28.7年)→3,600万円です。管理費は国土交通省「令和5年度マンション総合調査」の完成年次別平均(駐車場使用料等の充当額を除く月/戸当たり)から、新築は令和2年以降完成の14,122円を丸めた月1.4万円、築20〜30年の中古は平成7〜21年完成の10,567〜13,059円(平成17〜21年完成は12,175円)から月1.2万円としています。修繕積立金は今の金額ではなく「比較期間の平均」です。新築は初期1万円前後から段階的に上がるため平均月2.0万円、築20年の中古はこれから2〜3回目の大規模修繕や給排水管の更新を迎えるため平均月2.2万円とし、いずれも同省「マンションの修繕積立金に関するガイドライン」(令和6年6月改定)の平均目安252〜335円/㎡・月×70㎡(月約1.8〜2.3万円)の範囲に収めています。固定資産税・都市計画税は購入価格ではなく固定資産税の家屋評価と同じ考え方(再建築費×経年減点補正率)で年ごとに推計しています。建物は70㎡×新築時の評価単価166,000円/㎡(東京法務局「新築建物課税標準価格認定基準表」令和6年度、RC造共同住宅)×法務局「経年減価補正率表」の率、土地は物件価格の4割×7割(地価公示の7割目途)に住宅用地特例を掛け、税率は1.4%+0.3%です。新築5,900万円は新築住宅の減額で1〜5年目が年約16万円、6年目に約22万円へ上がってから下がり、35年平均は約16.0万円。築20年の中古3,600万円は1年目約13.3万円から築45年で下限に達して約7.3万円で横ばいになり、35年平均は約8.8万円です。すべて「詳細設定」で自由に変更できます。

新築と中古で住宅ローン控除はどれだけ違いますか?(2026年入居)

令和8年度税制改正で中古(既存住宅)の控除が拡充されました。2026〜2030年入居の借入限度額と控除期間は、新築が長期優良住宅4,500万円・ZEH水準3,500万円・省エネ基準適合2,000万円(2028年以降入居は原則対象外)でいずれも13年、省エネ基準に適合しない新築は対象外です。中古は長期優良住宅・ZEH水準3,500万円、省エネ基準適合2,000万円がいずれも13年、その他の住宅が2,000万円・10年です(子育て世帯・若者夫婦世帯は新築・中古とも上乗せあり)。既定条件(新築ZEH水準で借入4,720万円、築20〜30年の中古「その他の住宅」で借入3,520万円、金利1.5%・35年)では、税額が十分ある場合の控除合計は新築約316万円・中古約140万円で、差は約176万円です。ただし控除は所得税と住民税(上限9.75万円)の納税額までしか戻らないため、年収次第で少なくなります。

数字が実感と合わない場合は?

デフォルト値は全国的な平均値・都市部の相場を基にしており、エリアや物件の条件で大きく異なります。特にタワーマンションや戸数の少ない物件は管理費・修繕積立金が高めです。「詳細設定」で管理費・修繕積立金・固定資産税・ローン金利・頭金比率をすべてカスタマイズできるので、重要事項調査報告書や長期修繕計画の金額を入力してより正確な比較をお試しください。それでも前提と大きくずれる場合はお問い合わせフォームからお知らせください。

築何年の中古マンションがリノベ向きですか?

築20〜30年が最もコストパフォーマンスが良いとされます。物件価格が新築の50〜60%まで下がる一方、構造はまだ十分使える状態です。築30年超は給排水管・電気配線の全面更新が必要になりやすく、フルスケルトンリノベ前提(追加200〜400万円)。築40年超は1981年以前の旧耐震基準物件が混じるため耐震診断の結果次第で補強費100〜300万円が必要です。一方で築10〜20年の物件は価格がまだ高く、リノベの自由度が小さいため割高になりがちです。

リノベ後にすぐ売却した場合、新築より損ですか?

短期(5年以内)売却なら新築の方が資産価値が残りやすい傾向です。新築は入居直後に20%程度減価しますが、その後は緩やかな下落になります。中古+リノベは購入価格が新築の60〜70%、リノベ費用1,000万を加えても新築並みの総額になりつつ、再販時の評価では「築15年の物件」として扱われるためリノベ費用の回収率が低くなります。10年以上保有予定であれば中古+リノベ有利、5年以内に売却の可能性があるなら新築または築浅中古を検討するのが妥当です。

リノベ費用が400万円程度で済むケースはありますか?

あります。一般社団法人住宅リフォーム推進協議会の2026年2月調査では、マンション・戸建てを問わずリフォームの平均支出額は405万円でした。これはフルスケルトンではなく「水回り全更新+内装の壁紙・床貼替+建具更新」で実現できるレベルです。70㎡で平米単価6万円相当。住みながらの部分リフォームに多いパターンです。本シミュレーターのスライダーでも200万円から設定可能なので、控えめなリノベ前提でも比較できます。

新築と中古、住宅ローン審査で違いはありますか?

中古は担保評価が低くなりやすい傾向があります。築20年以上のマンションは担保評価が新築の50〜60%程度になるため、自己資金(頭金)を多めに準備する必要があるケースがあります。一方、フラット35は中古でも一定の技術基準(耐震性・劣化対策など)を満たせば新築と同等の借入が可能です。リフォーム一体型住宅ローンを活用すれば物件価格+リノベ費用を一本化でき、無担保のリフォームローン(概ね2〜5%台)より低い住宅ローン金利(2026年10月の変動で概ね1.0〜1.8%)で借りられます。

中古マンションの管理費は新築より上がる前提で考えるべき?

はい、長期では上がる前提が安全です。管理費は人件費・電気代の上昇で、修繕積立金は「段階増額積立方式」(令和5年度マンション総合調査で47.1%、2015年以降完成では81.2%)で上がっていきます。同調査の修繕積立金の現在額は令和2年以降完成で月9,666円、平成17〜21年完成で14,101円。購入時の月額をそのまま将来も払い続けられると考えるのは危険です。本シミュレーターの修繕積立金は、国交省ガイドラインの平均目安(70㎡で月約1.8〜2.3万円)に収まる「比較期間の平均額」(新築2.0万円・中古2.2万円)を採用しています。

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