仮想通貨 税金計算シミュレーター
給与収入と仮想通貨(暗号資産)の利益を入れるだけで、給与と合算する総合課税(雑所得)の所得税・復興特別所得税・住民税と手取りを令和8年分のルールで計算します。給与400万円+利益100万円なら税金は約16.0万円、給与700万円+利益500万円なら約158万円です。 合計所得が489万円を超えると所得税の基礎控除が104万円→67万円に下がる段差(給与600万円なら利益53万円が境目で、1円超えると約4.2万円増)、年20万円以下の申告不要、2028年1月から見込まれる分離課税20.315%との比較も自動で表示します。
課税所得のブラケットは所得税率シミュレーター、株式との比較は株式売却益 税金シミュレーター、課税所得の圧縮はiDeCo節税シミュレーター、寄附上限の見直しはふるさと納税控除額シミュレーターで確認できます。
所得情報(令和8年分)
2026年1〜12月の取引が対象。給与は源泉徴収票の「支払金額」(額面)を入れてください。
利益 = 売却価額(または交換・使用時の時価)− 取得価額 − 手数料。1年間のすべての取引を合算した額です。
シミュレーション結果
仮想通貨の利益 100万円 にかかる税金
291,641円
実効税率 29.2%(所得税+復興特別所得税+住民税)
手取り額
708,359円
適用税率帯
所得税20% + 住民税10% = 30%
所得税の基礎控除
104万円 → 67万円
合計所得が489万円を超え、基礎控除が104万円→67万円に下がっています
| 利益 | 合計所得 | 基礎控除 | 税金(所得税+住民税) |
|---|---|---|---|
| 530,000円 | 489万円 | 104万円 | 107,113円 |
| 530,001円 | 489万円+1円 | 67万円 | 148,667円 |
利益が1円増えるだけで税金が41,554円増えます。今年の利確を530,000円までに抑え、残りを翌年に回すと、今年の税金は184,528円少なくなります(翌年の税金は別途かかります)。
※所得税の基礎控除(令和8・9年分)だけの段差です。住民税の基礎控除は43万円のままです。
現行の総合課税と、分離課税20.315%の比較
現行(2027年までの取引)
総合課税(雑所得)
291,641円
累進15〜55.9%・損失の繰越不可
2028年1月からの見通し(登録業者経由の特定暗号資産)
申告分離課税 20.315%
203,150円
100万円 × 20.315%・損失3年繰越可(株式の譲渡益も同じ税率)
いまの条件では、分離課税になると税金が88,491円少なくなります。
利益額ごとの税金(いまの給与・控除のまま)
線が急に立ち上がる所が基礎控除の段差や税率の境目です。
利益の内訳
所得税の累進課税率(あなたの適用税率をハイライト)
課税所得(仮想通貨込み): 3,807,000円
※ 合計 = 所得税率 + 住民税10%(このほか所得税額の2.1%の復興特別所得税)
税金の計算詳細
| 項目 | 仮想通貨なし | 仮想通貨あり |
|---|---|---|
| 給与所得(600万円 − 給与所得控除 164万円) | 4,360,000円 | 4,360,000円 |
| 仮想通貨の利益(雑所得) | 0円 | 1,000,000円 |
| 合計所得 | 4,360,000円 | 5,360,000円 |
| 社会保険料控除+その他の控除 | −882,900円 | −882,900円 |
| 所得税の基礎控除 | −1,040,000円 | −670,000円 |
| 課税所得(所得税) | 2,437,000円 | 3,807,000円 |
| 所得税(速算表) | 146,200円 | 333,900円 |
| 復興特別所得税(2.1%) | 3,070円 | 7,011円 |
| 課税所得(住民税・基礎控除43万円) | 3,047,000円 | 4,047,000円 |
| 住民税所得割(10%) | 304,700円 | 404,700円 |
| 仮想通貨による増加(所得税+復興 / 住民税) | — | 191,641円 / 100,000円 |
| 仮想通貨にかかる税金合計 | — | 291,641円 |
よくある質問
仮想通貨の利益はどの所得に分類されますか?
国税庁FAQ(2-2)では原則として「雑所得」に分類され、給与所得など他の所得と合算する総合課税です(年間の取引の収入金額が300万円を超え帳簿書類を保存している場合は原則として事業所得。税率の仕組みは同じ総合課税です)。課税所得に応じて所得税5〜45%(+復興特別所得税2.1%)と住民税10%がかかり、最大で約55.9%になります。株式のような申告分離課税(20.315%)は、2026年11月時点ではまだ適用されていません。
利益が1円増えただけで税金が数万円増えることはありますか?
あります。令和8・9年分の所得税の基礎控除は、合計所得489万円以下なら104万円、489万円を超えると67万円、655万円を超えると62万円です。合計所得には仮想通貨の雑所得も含まれるため、たとえば給与年収600万円(給与所得436万円)の人は、利益53万円なら税金は約10.7万円ですが、53万円を1円でも超えると基礎控除が37万円減り、税金は約14.9万円に跳ね上がります(約4.2万円増)。年末の利確額は区分の手前に収めるのが有効です。住民税の基礎控除は43万円のままなので、段差は所得税だけです。
仮想通貨は分離課税20%になるのですか?いつからですか?
令和8年度税制改正の大綱(2025年12月26日閣議決定)で、金融商品取引業者として登録された交換業者を通じた「特定暗号資産」の譲渡益などを、株式と同じ20%(所得税15%+住民税5%、復興特別所得税を加えて20.315%)の申告分離課税にし、損失の3年間繰越控除も認める方針が決まりました。適用は改正金融商品取引法(2026年7月23日公布、公布から1年以内に施行)の施行日の属する年の翌年1月1日以後の譲渡からで、2028年1月からと見込まれています。施行日が政令で確定するまでは見通しです。2027年12月までの取引は現行の総合課税で、分離課税の対象外となる暗号資産や取引は改正後も総合課税のままです。
仮想通貨同士の交換でも税金がかかりますか?
はい。ビットコインでイーサリアムを購入した場合など、仮想通貨同士の交換も「売却」として扱われ、その時点の時価で利益が確定します。商品の購入に使った場合も同じです。
仮想通貨の確定申告はいくらから必要?
給与収入2,000万円以下で年末調整を受けている会社員は、仮想通貨を含む給与以外の所得の合計が年20万円以下なら所得税の確定申告は不要です。ただし住民税にはこの特例がないため、市区町村への住民税の申告は必要です。医療費控除やふるさと納税(6自治体以上)などで確定申告をする場合は、20万円以下の利益も含めて申告します。
仮想通貨の損失は翌年に繰り越せますか?
現行の総合課税では繰り越せません。雑所得の損失は給与所得などとの損益通算もできず、同じ年の雑所得の中(他の仮想通貨の利益など)でしか相殺できません。分離課税への移行後は、対象となる取引の損失を翌年以後3年間繰り越せるようになる見込みです。
この計算の前提データはどこから?
所得税率は国税庁「No.2260 所得税の税率」(https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/2260.htm)、令和8年分の基礎控除(合計所得489万円以下104万円・655万円以下67万円・2,350万円以下62万円)と給与所得控除(最低74万円)は国税庁「源泉所得税の改正のあらまし(令和8年4月)」、仮想通貨が原則として雑所得になる根拠と取得価額の評価方法は国税庁「暗号資産等に関する税務上の取扱いについて(FAQ)」(令和7年12月26日版。https://www.nta.go.jp/publication/pamph/pdf/virtual_currency_faq_03.pdf)、分離課税の方針は財務省「令和8年度税制改正の大綱」です。社会保険料は協会けんぽの令和8年度料率(健康保険は全国平均9.90%・介護保険1.62%・子ども・子育て支援金0.23%)、厚生年金18.3%、雇用保険0.5%(一般の事業)の本人負担分で、年収を「月給×12+賞与4ヶ月分」に分け、標準報酬月額(健保139万円・厚年65万円)と標準賞与額(健保は年度573万円・厚年は1回150万円)の上限を当てはめて概算しています。給与600万円なら約88.3万円(年収の約14.7%)です。住民税は所得割10%・基礎控除43万円で計算しています(いずれも確認日2026年11月1日)。
数字が実感と合わない場合は?
主な原因は (1) 社会保険料の実額(健保組合の料率、標準報酬月額の等級、賞与の月数。自動概算は賞与4ヶ月分の前提)、(2) 配偶者控除・扶養控除・iDeCoなどの所得控除、(3) 住民税の調整控除や均等割、(4) 取引手数料の計上や移動平均法・総平均法による取得価額の違いです。社会保険料とその他の控除は「詳細設定」で実額を入力できます。それでも合わない場合はお問い合わせフォームから条件をお知らせください。正確な申告は確定申告書作成コーナーや税理士にご確認ください。 お問い合わせはこちら
計算の前提条件・出典
計算に使っている値(令和8年分)
| 給与所得控除 | 最低74万円(190万円以下)〜上限195万円(850万円超) |
| 所得税の基礎控除 | 合計所得489万円以下104万円 / 655万円以下67万円 / 2,350万円以下62万円 / 2,400万円以下48万円…2,500万円超0円 |
| 住民税の基礎控除 | 43万円(合計所得2,400万円超で逓減) |
| 社会保険料(自動) | 本人負担: 健康保険4.95%(協会けんぽ全国平均)+子ども・子育て支援金0.115%(+40〜64歳は介護0.81%)+厚生年金9.15%+雇用保険0.5%。年収を月給×12+賞与4ヶ月分に分け、標準報酬月額(健保139万円・厚年65万円)と標準賞与額(健保年度573万円・厚年1回150万円)の上限を適用。給与600万円で約88.3万円 |
| 復興特別所得税 | 所得税額×2.1% |
| 住民税 | 所得割10%(調整控除・均等割・非課税限度額は省略) |
| 申告不要制度 | 給与収入2,000万円以下かつ給与以外の所得20万円以下なら所得税の増加0円(住民税は課税) |
| 分離課税(比較用) | 利益×20.315%(所得税15%+復興0.315%+住民税5%) |
所得税の累進課税率(国税庁「No.2260 所得税の税率」)
| 課税所得 | 所得税率 | 控除額 | 合計(住民税込) |
|---|---|---|---|
| 0〜195万円 | 5% | 0円 | 15% |
| 195〜330万円 | 10% | 97,500円 | 20% |
| 330〜695万円 | 20% | 427,500円 | 30% |
| 695〜900万円 | 23% | 636,000円 | 33% |
| 900〜1,800万円 | 33% | 1,536,000円 | 43% |
| 1,800〜4,000万円 | 40% | 2,796,000円 | 50% |
| 4,000万円超 | 45% | 4,796,000円 | 55% |
計算ロジック
- 給与所得 = 給与収入 − 給与所得控除
- 合計所得 = 給与所得 + その他の所得 + 仮想通貨の利益(雑所得)
- 課税所得 = 合計所得 − 社会保険料 − その他の控除 − 基礎控除(基礎控除は合計所得で判定。千円未満切捨て)
- 所得税 = 課税所得 × 税率 − 控除額、これに復興特別所得税2.1%を加算
- 仮想通貨にかかる税 =(仮想通貨ありの所得税+住民税)−(仮想通貨なしの所得税+住民税)
分離課税化の確定事項と見通し(2026年11月時点)
- 確定: 令和8年度税制改正の大綱(2025年12月26日閣議決定)に、特定暗号資産の譲渡益等への20%申告分離課税・損失の3年繰越控除が盛り込まれた
- 確定: 前提となる改正金融商品取引法が2026年7月15日成立・7月23日公布(施行は公布から1年以内の政令で定める日)
- 見通し: 適用は施行日の属する年の翌年1月1日以後の譲渡から=2028年1月からと見込まれる
- 現状: 2026年・2027年の取引は総合課税(このシミュレーターのメイン計算)
主な出典
- 国税庁「No.2260 所得税の税率」(令和8年4月1日現在法令等)
- 国税庁「源泉所得税の改正のあらまし(令和8年4月)」(基礎控除・給与所得控除)
- 国税庁「暗号資産等に関する税務上の取扱いについて(FAQ)」令和7年12月26日版(2-2 所得区分・2-5 評価方法の届出)
- 国税庁「No.1900 給与所得者で確定申告が必要な人」(20万円以下の申告不要)
- 財務省「令和8年度税制改正の大綱」(分離課税化の方針)
- 協会けんぽ「令和8年度都道府県単位保険料率」(健康保険・介護保険・子ども・子育て支援金)
- 日本年金機構「厚生年金保険の保険料」(料率18.3%・標準報酬月額の上限65万円)
- 地方税法(住民税の所得割率10%)
- 確認日: 2026年11月1日(令和8年分の所得税・令和8年度の社会保険料率)
免責事項: 本シミュレーターは概算であり、実際の納税額は所得控除・税額控除・調整控除等で変動します。確定申告の際は国税庁「確定申告書作成コーナー」または税理士にご相談ください。
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