副業の税金シミュレーター
本業の年収と副業の収入を入力するだけで、副業で追加発生する所得税(復興特別所得税込み)・住民税、確定申告の要否(年20万円ライン)、副業の手取り額・実効税率をリアルタイムで自動計算するシミュレーターです。給与所得・雑所得・事業所得・申告分離課税それぞれの課税方式の違いを反映し、青色申告特別控除65万円や経費計上による節税効果も即時に試算できます。計算はデフォルトで2026年分(令和8年分・2027年2〜3月申告)の法令——令和8年度税制改正による基礎控除104万円(合計所得489万円以下)・給与所得控除の最低保障74万円——を使い、2025年分(基礎控除95〜58万円の5段階・給与所得控除65万円)にも切り替えられます。
本ツールの試算では、本業年収500万円の人が副業(雑所得・経費なし)で100万円稼ぐと、給与所得356万円+副業所得100万円=合計所得456万円から基礎控除104万円を引いた課税所得352万円に課税され、追加税額は約22.5万円(所得税12.5万円+住民税10万円)、手取りは約77.5万円(実効税率22.5%)。本業年収800万円で同じ100万円を稼ぐと追加税額は約31.4万円・手取り約68.6万円と、9万円近い差がつきます。月5万円(年60万円)の副業なら本業500万円で追加税額約12.1万円・手取り約47.9万円(実効税率20.2%)。同じ条件を2025年分の法令で計算すると約14.0万円なので、2026年分は約1.8万円軽くなります。
年間20万円以下でも住民税の申告は別途必要な点、副業がアルバイト(給与)なら「所得」ではなく「収入」20万円で判定する点、医療費控除やふるさと納税で確定申告するなら20万円以下でも副業所得を合算申告する点など、見落としやすい論点も自動判定。自分の限界税率は所得税率シミュレーター、副業のリアル時給は副業の時給換算シミュレーター、青色申告の節税額は青色申告メリットシミュレーター、本業込みの手取り全体は手取り計算シミュレーターで確認できます。詳しい節税ノウハウと年収別早見表は副業の税金ガイドもあわせてご覧ください。
あなたの収入情報
※ 2026年分は令和8年度税制改正(基礎控除104万円・給与所得控除の最低保障74万円)、2025年分は令和7年度改正(基礎控除95〜58万円の5段階・同65万円)の数値で計算します。
シミュレーション結果
副業の手取り
31.9万円
/ 年
追加税額
8.1万円
/ 年
副業の実効税率
20.2%
所得税の確定申告
必要
給与以外の所得が20万円超
追加税額の計算内訳(2026年分)
| 項目 | 本業のみ | 本業+副業 | 差額 |
|---|---|---|---|
| 給与所得(年収 − 給与所得控除) | 356万円 | 356万円 | 0円 |
| 合計所得金額(副業所得を合算) | 356万円 | 396万円 | 40万円 |
| 基礎控除(所得税・合計所得で段階変動) | 104万円 | 104万円 | 変化なし |
| 課税所得(所得税) | 252万円 | 292万円 | 40万円 |
| 所得税(復興特別所得税2.1%込み) | 157,744円 | 198,584円 | +40,840円 |
| 住民税(所得割10%+均等割等5,000円) | 318,000円 | 358,000円 | +40,000円 |
※ 住民税の基礎控除は43万円固定のため、所得税とは課税所得が異なります。副業所得(収入 − 経費)は40万円。
年間コスト差額
31.9万円 おトク
本業+副業 の方がお得です
本業のみ
452.4万円/年
月 377,021円
本業+副業
484.3万円/年
月 403,618円
年間コスト内訳
副業収入別シミュレーション(本業500万円・2026年分)
| 副業収入 | 追加税額 | 手取り増 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 10万円 | 1.6万円 | 6.4万円 | 20.2% |
| 30万円 | 4.9万円 | 19.1万円 | 20.2% |
| 50万円 | 8.1万円 | 31.9万円 | 20.2% |
| 100万円 | 16.4万円 | 63.6万円 | 20.5% |
| 200万円 | 48.3万円 | 111.7万円 | 30.2% |
| 300万円 | 72.6万円 | 167.4万円 | 30.2% |
| 500万円 | 122.3万円 | 277.7万円 | 30.6% |
※ 経費率は現在の設定 (20%) を適用しています。実効税率が急に上がる行は、合計所得が基礎控除の段差(489万円・655万円)や所得税率の境界をまたいだ位置です。
計算の前提条件(2026年9月に国税庁サイトの現行法令と照合)
| 項目 | 値 | 根拠 |
|---|---|---|
| 所得税率 | 5〜45%(7段階) | 国税庁タックスアンサーNo.2260「所得税の税率」の速算表。課税所得195万円以下5%/330万円以下10%/695万円以下20%/900万円以下23%/1,800万円以下33%/4,000万円以下40%/超45% |
| 復興特別所得税 | 所得税額の2.1% | 2013〜2037年分。No.2260注記。総合課税分・分離課税分とも加算 |
| 基礎控除(所得税)2026年分 | 104万/67万/62万円 | No.1199「基礎控除」。令和8年度税制改正(2026年12月1日施行・2026年分から適用): 合計所得489万円以下104万円/655万円以下67万円/2,350万円以下62万円(2026・2027年分。2028年分以後は132万円以下99万円・2,350万円以下62万円)。2,350万円超は48万→32万→16万→0円 |
| 基礎控除(所得税)2025年分 | 95万〜58万円の5段階 | 同上。合計所得132万円以下95万円/336万円以下88万円/489万円以下68万円/655万円以下63万円/2,350万円以下58万円 |
| 基礎控除(住民税) | 43万円 | 地方税法。令和7・8年度の税制改正でも据え置き(合計所得2,400万円以下) |
| 給与所得控除 | 2026年分: 最低74万円/2025年分: 最低65万円 | No.1410「給与所得控除」。2026年分は給与220万円以下一律74万円、2025年分は190万円以下一律65万円。以降は×30%+8万円/×20%+44万円/×10%+110万円、上限195万円(850万円超) |
| 住民税(所得割) | 一律10% | 市町村民税6%+道府県民税4%(標準税率)。課税所得1,000円未満切り捨て |
| 住民税 均等割等 | 5,000円 | 均等割4,000円+森林環境税1,000円(2024年度以降、総務省)。自治体の超過課税分は未反映 |
| 配偶者控除 | 38万〜13万円 | No.1191。本人の合計所得900万円以下38万円/950万円以下26万円/1,000万円以下13万円。配偶者の合計所得要件は2026年分62万円(給与136万円)以下、2025年分58万円(給与123万円)以下 |
| 扶養控除 | 1人38万円 | No.1180。一般の扶養親族(16歳以上)の額。特定扶養親族63万円等の加算は未反映 |
| 株・FXの分離課税 | 20.315% | 所得税15%+復興特別所得税0.315%+住民税5%。仮想通貨は雑所得(総合課税)のため「業務委託・フリーランス等」を選択 |
| 確定申告の基準 | 20万円超 | No.1900「給与所得者で確定申告が必要な人」。給与以外の所得20万円超、または年末調整されない副業給与の収入20万円超。住民税の申告には20万円ルールなし(地方税法317条の2) |
| 雑所得と事業所得の区分 | 収入300万円・帳簿の有無 | 所得税基本通達35-2(2022年10月改正)。副業収入300万円以下で帳簿書類の保存がない場合は原則雑所得 |
| 青色申告特別控除 | 65万円 | No.2072。複式簿記+e-Tax申告または電子帳簿保存で65万円(紙提出は55万円、簡易簿記は10万円)。事業所得・不動産所得のみ |
| 社会保険料 | 計算対象外 | 給与以外の副業では社会保険料は増えない(本業の標準報酬月額で算定)。副業先で加入要件を満たす給与副業は別途負担が生じる |
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追加税額の把握は入口です。確定申告が本当に必要か、住民税がいくら増えて会社にどう見えるか、副業が育ったときの個人事業主・法人化の損得まで、専用シミュレーターで続けて試算できます。
よくある質問
副業の所得が20万円以下なら確定申告は不要ですか?
所得税の確定申告は原則不要です(国税庁タックスアンサーNo.1900)。ただし注意点が3つあります。①住民税には20万円ルールがなく、副業所得が1円でもあれば市区町村への住民税申告が必要です(地方税法第317条の2)。②医療費控除・ふるさと納税(ワンストップ特例を使わない場合)・住宅ローン控除の初年度などで確定申告をするなら、20万円以下の副業所得も合わせて申告する義務があります。③副業がアルバイト(給与)の場合は「所得」ではなく、年末調整されない副業給与の「収入」が20万円を超えるかで判定します(給与収入の合計から所得控除を引いた額が150万円以下なら不要という例外あり)。
副業の経費にはどんなものが含まれますか?
通信費(スマホ・Wi-Fiの按分50〜60%)、交通費、書籍・教材費、PC・ソフトウェア代(10万円未満は一括経費、10万円以上は減価償却)、事務用品、自宅の家賃・光熱費(作業部屋の面積20〜30%を按分)などが経費になります。本業年収500万円・副業収入97万円の人が経費37万円を計上すると、2026年分の追加税額は21.5万円→12.1万円と約9.4万円軽くなります(所得税10%+住民税10%帯)。プライベート兼用のものは合理的な事業使用割合で按分し、領収書・帳簿は保存が必要です。アルバイト(給与所得)の副業には経費は使えません。
副業が会社にバレない方法は?住民税を普通徴収にする手順
確定申告書第二表の「住民税に関する事項」で、給与・公的年金等以外の所得に係る住民税の徴収方法を「自分で納付」(普通徴収)に○をつけます。副業分の住民税は会社の給与天引き(特別徴収)に合算されず、自宅に届く納付書で納めます。注意点は3つ。①普通徴収を選べるのは雑所得・事業所得などの分だけで、副業がアルバイト(給与所得)なら原則として本業と合算して特別徴収されます。②○を付け忘れると自動的に特別徴収に合算され、5〜6月に会社へ届く住民税決定通知書の金額で気づかれることがあります。③自治体の運用で普通徴収が認められない場合もあるため、事前に市区町村へ確認してください。就業規則で副業が禁止されている場合は、規則の確認が先です。
副業の種類によって税金は変わりますか?
変わります。アルバイト・パートは給与所得として本業と合算し、給与所得控除をまとめて計算します(本業500万円×副業給与100万円なら2026年分の追加税額16.4万円)。業務委託・フリーランス・仮想通貨の売買益は雑所得または事業所得として総合課税されます(同条件で22.5万円)。株・FXは申告分離課税で本業の年収に関係なく一律20.315%(同20.3万円)。特定口座(源泉徴収あり)の株なら確定申告自体が不要です。事業所得として認められれば青色申告特別控除65万円と損益通算が使えます。
雑所得と事業所得はどう違う?副業はどちらで申告する?
2022年10月の国税庁通達(所得税基本通達35-2の改正)で、副業収入が年300万円以下で帳簿書類を保存していない場合は原則「雑所得」と扱われることになりました。逆に、帳簿をつけて保存していれば300万円以下でも事業所得と認められる余地があります(収入が僅少・赤字続きなど事業実態が乏しい場合は雑所得と判定されることも)。事業所得なら青色申告特別控除65万円・赤字の損益通算と3年繰越が使え、雑所得ではいずれも使えません。本業年収500万円・副業収入200万円・経費50万円の場合、2026年分の追加税額は雑所得(白色)45.2万円に対し、事業所得(青色65万円控除)17.9万円と27.3万円の差がつきます。
2025年・2026年の税制改正で副業の税金はどう変わりましたか?
2025年分(令和7年分)は給与所得控除の最低保障が55万→65万円、基礎控除が48万円一律から合計所得に応じた5段階(132万円以下95万円/336万円以下88万円/489万円以下68万円/655万円以下63万円/2,350万円以下58万円)になりました。続く令和8年度税制改正(2026年12月1日施行)で2026年分・2027年分はさらに、給与所得控除の最低保障が74万円(給与220万円以下)、基礎控除が合計所得489万円以下104万円/655万円以下67万円/2,350万円以下62万円に引き上げられました。住民税の基礎控除は43万円で据え置きです。本業年収500万円・副業所得60万円の追加税額は2025年分14.0万円→2026年分12.1万円と約1.8万円軽くなります。一方、合計所得489万円を超えると基礎控除が104万→67万円へ37万円減るため、本業年収600万円×副業所得60万円のように境界をまたぐケースでは追加税額25.8万円(実効税率43%)に跳ね上がります。本シミュレーターは対象年分を切り替えて両方の数値で試算できます。
副業で扶養から外れる基準は?
配偶者の扶養(配偶者控除)は、配偶者本人の合計所得が2026年分は62万円以下(給与のみなら136万円以下)、2025年分は58万円以下(同123万円以下)が条件です。超えても合計所得133万円までは配偶者特別控除が段階的に適用され、95万円以下なら控除額38万円は満額のままです。パート+副業なら「給与所得+副業所得」の合計で判定します。社会保険の扶養は年収130万円(従業員51人以上の勤務先で週20時間以上働くなら106万円)が基準で、税制改正の影響は受けません。
インボイス・消費税は副業に関係ありますか?
副業の課税売上高が年1,000万円以下なら消費税の納税義務は免除されます(前々年の売上で判定。国税庁タックスアンサーNo.6501)。ただし取引先が法人で適格請求書(インボイス)の発行を求められる場合、登録すると売上1,000万円以下でも消費税の申告・納付が必要になります。登録した免税事業者向けの「2割特例」(納税額を売上にかかる消費税の2割にできる)は2026年9月30日を含む課税期間まで、個人なら2026年分の申告が最後です。取引先が個人消費者中心(ブログ収益・ハンドメイド販売など)なら登録の必要は基本的にありません。
副業をすると社会保険料は増えますか?
業務委託・フリーランス・株などの副業なら増えません。社会保険料は本業の給与(標準報酬月額)だけで決まるためで、本シミュレーターも社会保険料の増加はゼロとして計算しています。副業がアルバイト(給与)で、副業先でも週20時間以上・月額8.8万円以上(従業員51人以上の企業)などの加入要件を満たすと2か所で加入となり、両方の給与を合算して保険料が決まります。
この計算の前提データはどこから?
国税庁タックスアンサーのNo.1900「給与所得者で確定申告が必要な人」(20万円ルール)、No.2260「所得税の税率」(5〜45%の速算表と復興特別所得税2.1%)、No.1410「給与所得控除」(2025年分65万円・2026年分74万円の最低保障)、No.1199「基礎控除」(2025年分95〜58万円の5段階、2026年分104万〜62万円の3段階)、No.1191「配偶者控除」、No.1180「扶養控除」、No.2072「青色申告特別控除」、No.1500「雑所得」に加え、住民税は地方税法の標準税率10%+均等割4,000円・森林環境税1,000円(基礎控除43万円)、株・FXの申告分離課税は20.315%を使用しています。2026年9月時点で国税庁サイトの現行法令(令和8年4月1日現在)と照合済みです。社会保険料は計算対象外です。
数字が実感と合わない場合は?
まず「対象年分」が合っているか確認してください(2025年分と2026年分で基礎控除が大きく違います)。次に詳細設定で経費・配偶者控除・扶養人数・青色申告を実態に合わせます。本シミュレーターは社会保険料控除・生命保険料控除・iDeCo・医療費控除・ふるさと納税などの所得控除と、自治体独自の住民税率を反映していません。本業の年末調整で多くの控除を使っている人は課税所得が下がり税率帯が1段低くなることで、実際の追加税額がここより軽くなることがあります。正確な税額は国税庁の確定申告書等作成コーナーや税理士でご確認ください。明らかな計算の誤りに気づいた場合はお問い合わせフォームからご連絡ください。
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