ドルコスト平均法シミュレーター
「毎月コツコツ積み立てるのと、まとまった資金を一括投資するのはどちらが有利?」——標準ケース(月3万円×10年・期待年利5%・信託報酬0.2%)では、積立投資(ドルコスト平均法)の最終資産は約461万円(元本360万円+利益101万円・利益率28%)。同じ360万円を最初に一括投資できるなら約575万円と一括が有利ですが、積立は投資タイミングを分散することで高値づかみのリスクを抑えられます。
本シミュレーターは、毎月の積立額・投資期間・期待リターン・ボラティリティを設定して、最終資産額・利益率・リスク調整後リターン(幾何平均近似)をチャートと比較テーブルで確認できます。詳細設定では信託報酬や税率も考慮でき、NISA口座(税率0%)と特定口座(約20%)の違いも比較可能です。期待年利のデフォルト5%は、S&P500の過去30年の実質リターン(インフレ調整後年率約7%)を保守的に見積もった値です(出典: NYU Stern Damodaran Dataset)。
新NISAでの積立プランはNISAシミュレーター、複利の基本は複利計算シミュレーターで確認できます。S&P500に長期投資した場合の試算はS&P500積立シミュレーター、信託報酬の差が資産に与える影響は信託報酬インパクト計算が便利です。ETFと投資信託の使い分けはETFvs投資信託比較、資産配分の設計はアセットアロケーション診断をどうぞ。手法の詳しい解説はドルコスト平均法の解説記事をご覧ください。
| 期間 | 投資元本 | 積立投資(DCA) | 同額を一括投資 |
|---|---|---|---|
| 5年 | 180万円 | 約203.0万円 | 約227.6万円 |
| 10年(標準) | 360万円 | 約460.9万円 | 約575.3万円 |
| 20年 | 720万円 | 約1,205.0万円 | 約1,838.9万円 |
| 30年 | 1,080万円 | 約2,406.4万円 | 約4,408.2万円 |
※ 積立は毎月末に定額投資・月次複利、一括は期間の元本合計を初月に全額投資・年次複利で計算。一括投資は「最初からその資金がある場合」の理論値で、実際は高値づかみのリスクがあります。
投資条件を設定
計算結果
積立投資(ドルコスト平均法)
460.9万円
投資額 360万円 → 利益 100.9万円
一括投資
575.3万円
投資額 360万円 → 利益 215.3万円
一括投資のほうが 114.4万円 多くなります
積立投資 vs 一括投資 比較
| 項目 | 積立投資 | 一括投資 |
|---|---|---|
| 投資総額 | 360万円 | 360万円 |
| 最終資産額 | 460.9万円 | 575.3万円 |
| 利益 | +100.9万円 | +215.3万円 |
| 利益率 | 28% | 59.8% |
| リスク調整後の期待額 | 434.3万円 | 516.5万円 |
年次推移
| 年数 | 積立元本 | 積立投資 | 一括投資 |
|---|---|---|---|
| 0年目 | 0円 | 0円 | 360万円 |
| 1年目 | 36万円 | 36.8万円 | 377.3万円 |
| 2年目 | 72万円 | 75.4万円 | 395.4万円 |
| 3年目 | 108万円 | 115.9万円 | 414.4万円 |
| 4年目 | 144万円 | 158.4万円 | 434.3万円 |
| 5年目 | 180万円 | 203.0万円 | 455.1万円 |
| 6年目 | 216万円 | 249.7万円 | 476.9万円 |
| 7年目 | 252万円 | 298.8万円 | 499.8万円 |
| 8年目 | 288万円 | 350.3万円 | 523.8万円 |
| 9年目 | 324万円 | 404.3万円 | 549.0万円 |
| 10年目 | 360万円 | 460.9万円 | 575.3万円 |
資産推移チャート
ドルコスト平均法の平均取得単価効果
基準価格を100とした場合、ボラティリティ15%の環境では、 ドルコスト平均法の平均取得単価は約98.88になります。
定額で買い続けると、価格が安いときに多く・高いときに少なく購入するため、 平均取得単価が算術平均より低くなります。変動が大きいほどこの効果は顕著です。
計算の前提条件
| 毎月の積立額 | 30,000円 |
| 一括投資額 | 360万円 |
| 投資期間 | 10年 |
| 期待年利(算術平均) | 5% |
| ボラティリティ | 15% |
| 信託報酬(年率) | 0.2% |
| 利益にかかる税率 | 0%(NISA想定) |
| 実質年利(税前・報酬控除後) | 4.80% |
| 積立投資の投資総額 | 30,000円 x 120ヶ月 = 360万円 |
| 計算方式 | 月次複利 |
よくある質問
ドルコスト平均法とは?
ドルコスト平均法(Dollar Cost Averaging)は、一定金額を定期的に投資する手法です。 価格が高いときには少なく、安いときには多く購入することで、平均取得単価を抑える効果があります。 つみたてNISAやiDeCoでの積立投資が代表的な例です。投資タイミングを計る必要がなく、 初心者でも実践しやすい投資法として広く知られています。
この計算の前提データはどこから?
積立投資は毎月末に定額を投資し、月次複利で運用する想定です。 一括投資は初月に全額を投資し、年次複利で運用します。 リスク調整後の期待値は、幾何平均リターン(算術平均リターン - ボラティリティの2乗 / 2)で近似計算しています。 詳細設定で信託報酬と税率を設定すると、手数料・税金も反映されます。為替変動は含まれていないため、結果は概算値としてご参考ください。
一括投資とどちらが有利?
理論的には、市場が長期的に上昇する前提では一括投資のほうがリターンが高くなります。 資金が最初から全額運用されるためです。一方、ドルコスト平均法は投資タイミングの分散により 価格変動リスクを軽減できます。特にボラティリティが高い市場や、まとまった資金がない場合には 積立投資が心理的にも実践しやすい選択肢です。どちらが「正解」かは市場環境や個人の状況によります。
数字が実感と合わない場合は?
本シミュレーターは一定の年利で毎年成長する理想的なモデルで計算しています。 実際の市場では暴落や急騰があり、年ごとのリターンは大きく変動します。 詳細設定で信託報酬(年率)と税率を設定すると、コストを加味した試算が可能です。 NISA口座なら税率0%、特定口座なら約20%に設定してください。 より正確な見積もりが必要な場合は、証券会社のシミュレーションツールやファイナンシャルプランナーにご相談ください。
ボラティリティの設定目安は?
一般的な目安として、国内債券は5%前後、先進国株式(S&P500等)は15〜20%、 日経平均は15〜25%、新興国株式は20〜30%程度のボラティリティがあります。 バランスファンドは10〜15%程度です。投資対象に合わせて設定してください。
期待年利5%の根拠は?
デフォルトの期待年利5%は、以下のデータを参考に保守的に設定しています。 S&P500の過去30年(1994〜2024年)の名目リターンは年率約10%、インフレ調整後で約7%です(出典: NYU Stern Damodaran Dataset)。 全世界株式(MSCI ACWI)は同期間で年率約8%です。 日本の物価上昇や為替変動リスクを考慮し、長期の実質リターン期待値として5%を採用しています。 強気に見積もる場合は7%、保守的に見積もる場合は3〜4%に調整してください。
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