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iDeCo シミュレーター節税メリットと運用シミュレーション

iDeCo(個人型確定拠出年金)は「掛金が全額所得控除」「運用益が非課税」「受取時の控除」という3つの税制メリットで老後資金を作れる制度です。年収500万円の会社員(独身・企業年金なし)が月2.3万円を拠出すると、課税所得は約178万円で所得税5%のため、所得税約1.4万円+住民税約2.8万円=年約4.2万円の節税(令和8年分の税率)。30歳から65歳まで35年間続ければ節税総額は約146万円、運用益(年5%想定)の非課税分約335万円と合わせて合計約481万円のメリット(拠出総額966万円→最終約2,617万円)です。さらに2026年12月分の掛金から上限が会社員月6.2万円・自営業月7.5万円に引き上げられ、年収500万円で月6.2万円にすると節税は年約11.2万円になります。最大のデメリットは原則60歳まで引き出せないことです。

職業・年収・月額拠出額・運用リターンを入力すれば、年間節税額・運用益非課税メリット・評価額の推移をリアルタイムに可視化できます。節税額は「掛金×税率」ではなく、掛金を控除する前後の税額の差で計算しているため、税率の境目にいる人も過大になりません。あわせてNISA vs iDeCoシミュレーターでどちらが得か、企業型DC vs iDeCo比較で勤務先の制度との併用、所得税率シミュレーターで自分の税率帯、手取り計算シミュレーターで節税後の手取りも確認できます。

職業別 iDeCo 月額拠出上限(現行と2026年12月分からの比較)
職業2026年11月分まで2026年12月分から
会社員(企業年金なし)2.3万円6.2万円
会社員(企業型DC・DBあり)2万円(DC・DB等と合計5.5万円以内)6.2万円−DC事業主掛金−DB等の掛金相当額
公務員2万円5.4万円
自営業・フリーランス6.8万円(国民年金基金等と合算)7.5万円(同上)
専業主婦(夫)2.3万円2.3万円(据え置き)

出典: 厚生労働省「2025年の制度改正」(2026年12月1日施行予定)。2026年12月からは一定要件で70歳未満まで加入可能。

年収別 iDeCo 年間節税額の目安(会社員・独身・40歳未満、令和8年分の税率)
年収課税所得(所得税率)月2.3万円35年累計月6.2万円(12月分〜)
300万円約54万円(5%)約4.2万円約146万円約10.2万円
400万〜500万円約113万〜178万円(5%)約4.2万円約146万円約11.2万円
600万円約244万円(10%)約5.6万円約195万円約13.7万円
700万円約350万円(20%)約7.6万円約266万円約17.1万円
800万〜1,000万円約427万〜616万円(20%)約8.4万円約294万円約22.6万円
1,200万円約805万円(23%)約9.2万円約323万円約24.9万円

※ 所得税は復興特別所得税込み、住民税10%。掛金控除前後の税額差で計算。年収700万円は掛金を引くと課税所得が330万円を下回る部分があるため、「掛金×30%」(8.3万円)より小さくなります。配偶者・扶養控除などがある人はさらに小さくなる場合があります。

シミュレーション条件を入力

23,000円
5,000円23,000円
30歳
20歳64歳
万円

シミュレーション結果

拠出総額(35年間)

966万円

65歳時点の評価額

2617.5万円

運用益

+1651.5万円

節税メリット合計

481.4万円

所得控除: 145.9万円運用益非課税: 335.5万円

資産推移グラフ

年間の節税効果

毎年の節税額(所得税 + 住民税)

41,690円

掛金に対して 15.1% が毎年戻ってくる計算

  • 年間掛金: 月23,000円 × 12ヶ月 = 276,000円
  • 所得税の課税所得(推定): 約178万円 → 税率 5%
  • 所得税(復興特別所得税込み): 91,022円 → 76,932円 = 14,090円減
  • 住民税(所得割10%): 27,600円減

現在、拠出上限額に達しています。

上限いっぱい拠出した場合の年間節税額(現行 vs 2026年12月分から)

会社員(企業年金なし)・入力した収入での比較

💡 iDeCoと併用・比較する制度

節税効果を最大化するには、iDeCoと他制度の併用比較が鍵。年収・掛金別のシミュレーションで最適解が見えます。

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よくある質問

年収500万円なのに節税額が「年8.3万円」ではないのはなぜ?

「年収500万円=所得税20%」という表は、年収そのもので税率表を引いた誤りです。税率は年収ではなく課税所得で決まります。年収500万円の会社員(独身・40歳未満)は、給与所得控除144万円・社会保険料約74万円・基礎控除(令和8年分)104万円を引くと課税所得は約178万円で、所得税率は5%です。月2.3万円(年27.6万円)の掛金で、所得税約1.4万円(復興特別所得税込み)+住民税2.76万円=年約4.2万円の節税になります。令和7年分の控除額でも課税所得は約213万円・税率10%で、20%にはなりません。

iDeCoの上限はいつからいくらに上がる?

2025年の年金制度改正法により、2026年12月分(2027年1月引落分)の掛金から上限が引き上げられます。会社員(企業年金なし)は月2.3万円→6.2万円、企業型DC・DBのある会社員は月2万円→「6.2万円−企業型DCの事業主掛金−DB等の掛金相当額」、公務員は月2万円→5.4万円(6.2万円−共済掛金相当額8,000円)、自営業者は月6.8万円→7.5万円(国民年金基金・付加保険料と合算)です。専業主婦(夫)(第3号)は月2.3万円のまま据え置き。あわせて、老齢基礎年金やiDeCoの老齢給付を受け取っていない等の要件を満たせば70歳未満まで加入・拠出できるようになります(出典: 厚生労働省「2025年の制度改正」)。2026年11月分までは現行上限なので、本シミュレーターの初期値は現行上限で計算しています。

2026年12月から月6.2万円にすると節税はいくら?

令和8年分の税率で計算すると、企業年金なしの会社員が月6.2万円(年74.4万円)拠出した場合の年間節税額は、年収500万円で約11.2万円、600万円で約13.7万円、700万円で約17.1万円、800万〜1,000万円で約22.6万円です(独身・40歳未満)。掛金が大きいと課税所得が下の税率帯にかかるため、「掛金×限界税率」より小さくなります。引き上げ後の額で拠出するには金融機関での掛金変更手続きが必要で、60歳まで引き出せない資金が増える点にも注意してください。

iDeCoとNISAの違いは?

iDeCoは掛金が全額所得控除になるため、所得税・住民税が減る「節税効果」が大きな特徴です。NISAは運用益が非課税になるだけで、所得控除はありません。ただしiDeCoは原則60歳まで引き出せないのに対し、NISAはいつでも引き出せます。課税所得が低く所得税率5%の人は節税効果が掛金の約15%にとどまるため、引き出しの自由なNISAを先に使う選択も合理的です。

60歳まで引き出せないデメリットは?

iDeCoは年金制度のため、原則60歳まで資産を引き出せません。急な出費には対応できないため、生活防衛資金(生活費の6ヶ月分程度)を確保したうえで、余裕資金で拠出することが大切です。また加入期間が10年未満だと受け取り開始が60歳より遅くなります。

手数料はかかる?

加入時・移換時に国民年金基金連合会へ2,829円(初回のみ)、掛金を拠出する月ごとに国民年金基金連合会105円+事務委託先金融機関66円=171円がかかります。これに金融機関の運営管理手数料が上乗せされますが、SBI証券・楽天証券・マネックス証券などは運営管理手数料0円のため最低の月171円(年2,052円)で済みます。拠出を止めた運用指図者は月66円です。

受け取り方法(一括・年金)と「10年ルール」とは?

一時金で受け取ると退職所得控除(加入20年まで年40万円、21年目以降は年70万円)、年金で受け取ると公的年金等控除が使えます。会社の退職金と受取時期が近いと控除枠が調整され、2026年1月以後はiDeCo一時金を先に受け取って会社の退職金を後に受け取る場合の調整期間が「前年以前4年内」から「9年内」に延びました(いわゆる5年ルール→10年ルール)。退職金を先に受け取る場合は19年内です。本シミュレーターは積立期の節税と運用益非課税のみを計算しており、受取時の税金は含めていません。

転職・退職時にiDeCoはどうなる?

iDeCoは個人の口座なので、転職しても継続できます。ただし勤務先の企業年金の有無で上限が変わるため、国民年金基金連合会への届出(加入者登録事業所変更届等)が必要です。企業型DCの加入者が退職した場合は、資格喪失から6ヶ月以内にiDeCoか転職先の企業型DCへ資産を移換しないと国民年金基金連合会に自動移換され、手数料がかかり運用もされません。

この計算の前提データはどこから?

拠出限度額は厚生労働省「2025年の制度改正」と同省の公務員向け案内(共済掛金相当額8,000円)、所得税は国税庁「所得税の税率」の速算表と「源泉所得税の改正のあらまし(令和8年4月)」の給与所得控除(最低74万円)・基礎控除(合計所得489万円以下104万円など)に基づいています。社会保険料は健保4.985%+厚生年金9.15%+雇用保険0.6%(40〜64歳は介護保険0.805%を加算)の本人負担で概算し、節税額は掛金控除前後の所得税額(復興特別所得税2.1%込み)の差と住民税10%から求めています。

数字が実感と合わない場合は?

配偶者控除・扶養控除・生命保険料控除・住宅ローン控除などがある人は課税所得がさらに低く、節税額が本試算より小さくなることがあります(住宅ローン控除で所得税がゼロの人は、iDeCoの所得税分の節税はほぼ効きません)。逆に副業収入がある人は大きくなります。運用リターンは市場環境で大きく変動するため、詳細設定でリターンを1〜8%に調整して比較してください。お気づきの点があれば画面下の「計算結果について報告」からお寄せください。

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