ふるさと納税 返礼品還元率シミュレーター(年収別上限×8カテゴリ比較)
結論: 2026年に寄附する年収500万円・独身の会社員の控除上限は57,715円。この枠を還元率45%の米で使い切ると返礼品の小売価値は25,972円、自己負担2,000円を引いた実質お得額は23,972円です。同じ枠を牛肉(30%)に使うと15,315円、家電(25%)なら12,429円と、カテゴリ選びだけで1万円以上の差が出ます。寄付額を5万円で止めると米でも20,500円にとどまり、残り7,715円の枠を使い切れば約3,500円分の返礼品を取りこぼさずに済みます。
このシミュレーターは、年収(200〜2,000万円)と家族構成(独身・夫婦・子1人・子2人)から令和8年分所得税・令和9年度住民税で計算した控除上限額を出し、寄付額を米・豚肉鶏肉・海産物・果物・牛肉・日用品・飲料・家電の8カテゴリに振り分けたときの返礼品価値と実質お得額を一覧・グラフで比較します。上限を超えた寄付は超過分が全額自己負担になるため、超過警告と「あといくら寄付できるか」も表示します。
控除上限は国税庁・総務省の計算式(基礎控除104万円等の令和8年度税制改正を反映、確認日2026-10-29)、カテゴリ別の還元率は小売価格換算の計算用の仮定値です(返礼品の調達費は法律で寄附額の30%以下、令和6年度実績25.2%)。住宅ローン控除やiDeCoがある方の精密な上限はふるさと納税 控除上限額シミュレーター、複数自治体への振り分けは最適寄附先シミュレーター、手続きの選び方はワンストップ特例 vs 確定申告、翌年の住民税への影響は住民税シミュレーターで確認できます。還元率の高い返礼品の選び方はふるさと納税の還元率ガイド、年収別の上限早見表は上限額早見表の記事もあわせてどうぞ。
条件を設定
※ 家族構成の「子」は16〜18歳(高校生)の扶養親族です。19〜22歳の子(大学生など・特定扶養控除 所得税63万円/住民税45万円)は「大学生などの子」で人数を指定してください(年齢はその年の12月31日時点。子の給与収入が136万円を超える場合は数えません)。中学生以下のお子さんは控除に影響しないので数えません。
計算結果
実質お得額(返礼品の市場価値 − 自己負担2,000円)
20,500円
米(コシヒカリ・つや姫・あきたこまち)を寄付額50,000円分選んだ場合
控除上限額の目安
57,715円
返礼品の市場価値
22,500円
自己負担額
2,000円
税控除額(所得税+住民税)
48,000円
計算式: 寄付額 50,000円 × 還元率 45% = 返礼品価値 22,500円 − 自己負担 2,000円 = 実質お得額 20,500円
あと 7,715円 寄付できる枠が残っています。上限 57,715円まで使い切ると実質お得額は 23,972円(+3,472円)になります。
カテゴリ別 返礼品還元率比較(寄付額50,000円の場合)
| カテゴリ | 還元率(目安) | 返礼品価値 | 実質お得額 |
|---|---|---|---|
| 米コシヒカリ・つや姫・あきたこまち最高 | 45%40〜50% | 22,500円 | 20,500円 |
| 豚肉・鶏肉豚バラ切り落とし・鶏むね肉セット | 40%35〜45% | 20,000円 | 18,000円 |
| 海産物ホタテ・カニ・いくら | 37%30〜45% | 18,500円 | 16,500円 |
| 果物シャインマスカット・みかん | 35%30〜40% | 17,500円 | 15,500円 |
| 牛肉和牛切り落とし・ステーキ | 30%25〜35% | 15,000円 | 13,000円 |
| 日用品トイレットペーパー・ティッシュ・洗剤 | 30%25〜35% | 15,000円 | 13,000円 |
| 飲料ビール・お茶・ミネラルウォーター | 27%25〜30% | 13,500円 | 11,500円 |
| 家電地元メーカーの炊飯器・掃除機 | 25%20〜30% | 12,500円 | 10,500円 |
カテゴリ別 還元率比較(グラフ)
ふるさと納税の仕組み
- 1. 自治体に寄付すると、寄付額から2,000円を引いた額が所得税・住民税から控除されます(上限あり)
- 2. 返礼品の調達費は寄付額の30%以下と法律で定められています(地方税法37条の2第2項。令和6年度の全国実績は25.2%)。これは自治体の仕入れ値ベースなので、店頭の小売価格に換算すると30%を超える品目もあります(このシミュレーターのカテゴリ別還元率は小売価格換算の仮定値)
- 3. つまり実質2,000円の自己負担で、寄付額の2〜5割程度(小売価格換算の目安)の返礼品がもらえます
- 4. 控除上限を超えた寄付は超過分が全額自己負担になるので、上限ギリギリまで・超えない範囲で寄付するのが最適です
計算の前提条件(年収別の控除上限・カテゴリ別還元率・出典)
控除上限額(会社員・令和8年分所得税/令和9年度住民税で計算)
| 年収 | 独身または共働き | 夫婦(配偶者控除あり) | 夫婦+子1人(高校生) | 夫婦+子2人(高校生2人) |
|---|---|---|---|---|
| 300万円 | 28,503円 | 20,140円 | 11,222円 | 3,777円 |
| 400万円 | 42,402円 | 34,039円 | 25,676円 | 16,444円 |
| 500万円 | 57,715円 | 49,941円 | 40,989円 | 32,626円 |
| 600万円 | 77,824円 | 69,552円 | 57,715円 | 48,881円 |
| 700万円 | 108,783円 | 86,847円 | 78,576円 | 70,304円 |
| 800万円 | 130,341円 | 120,855円 | 111,370円 | 89,103円 |
| 900万円 | 153,624円 | 144,138円 | 134,653円 | 125,167円 |
| 1,000万円 | 178,056円 | 168,570円 | 159,085円 | 149,599円 |
| 1,100万円 | 203,638円 | 197,314円 | 187,829円 | 178,343円 |
| 1,200万円 | 240,886円 | 240,886円 | 230,964円 | 221,041円 |
| 1,300万円 | 269,149円 | 269,149円 | 259,227円 | 249,305円 |
| 1,400万円 | 350,979円 | 350,979円 | 339,258円 | 277,568円 |
| 1,500万円 | 384,723円 | 384,723円 | 373,001円 | 361,280円 |
| 2,000万円 | 552,375円 | 552,375円 | 540,654円 | 528,932円 |
計算方法: 寄附した2026年(令和8年)の所得税と翌年度(令和9年度)の住民税で、特例控除額が「調整控除後の住民税所得割額の20%」に達する寄附額を控除上限としています(地方税法37条の2第11項。控除上限額シミュレーターと同じ計算エンジン)。所得税の基礎控除は令和8年分の104万円(合計所得489万円以下)・67万円(655万円以下)・62万円(2,350万円以下)、給与所得控除の最低保障74万円、住民税の基礎控除43万円。社会保険料は協会けんぽ全国平均・厚生年金・雇用保険・子ども・子育て支援金の令和8年度料率で概算(40歳未満・介護保険料なし)、住宅ローン控除・医療費控除・iDeCoはなし。「夫婦」は配偶者の給与収入136万円以下、「子」は16〜18歳(高校生)の扶養親族で、中学生以下は控除に影響しないため数えません。19〜22歳の大学生など(特定扶養控除 所得税63万円・住民税45万円)がいる場合は、この表より数千円〜1万円台低くなります(入力欄「大学生などの子」で計算できます)。社会保険料は年収を月給12ヶ月+賞与4ヶ月に分け、標準報酬月額・標準賞与額の上限を当てはめています。
出典: 国税庁「源泉所得税の改正のあらまし(令和8年4月)」(PDF)・「令和8年度税制改正(所得税の基礎控除の引上げ等関係)Q&A」(PDF)、総務省「ふるさと納税ポータル 税金の控除について」(soumu.go.jp)、協会けんぽ「令和8年度都道府県単位保険料率」。対象: 2026年中の寄附。確認日: 2026-10-29。総務省ポータルにあった「全額控除されるふるさと納税額(年間上限)の目安」表(社会保険料15%仮定)は、2026-10-29時点で同ページに掲載がないため使っていません。
カテゴリ別の還元率(市場小売価格 ÷ 寄付額)
- 米: 40〜50%(コシヒカリ・つや姫・あきたこまち)
- 豚肉・鶏肉: 35〜45%(豚バラ切り落とし・鶏むね肉セット)
- 海産物: 30〜45%(ホタテ・カニ・いくら)
- 果物: 30〜40%(シャインマスカット・みかん)
- 牛肉: 25〜35%(和牛切り落とし・ステーキ)
- 日用品: 25〜35%(トイレットペーパー・ティッシュ・洗剤)
- 飲料: 25〜30%(ビール・お茶・ミネラルウォーター)
- 家電: 20〜30%(地元メーカーの炊飯器・掃除機)
この還元率は統計値ではなく、当サイトが置いた計算用の仮定です(レンジの中央値を計算に使用)。制度上確かなのは「返礼品の調達費は寄附額の30%以下」(地方税法37条の2第2項第2号)で、令和6年度の全国実績は受入額1兆2,728億円に対し返礼品3,208億円=25.2%です(総務省「ふるさと納税について(指定基準に係る告示改正)」令和8年3月24日、確認日2026-10-31)。小売価格換算の還元率は仕入れ値と店頭価格の差で30%を超えることがありますが、個別の返礼品で大きく違います。米の45%は、農林水産省のスーパーPOSデータ(2026年10月19〜25日の週 平均2,788円/5kg、令和8年10月30日公表)で換算すると寄附1万円で精米約8kgを受け取る想定に当たります。
計算ロジック
- 返礼品価値 = 寄付額 × カテゴリ還元率
- 実質お得額 = 返礼品価値 − 自己負担2,000円(マイナスの場合は0円)
- 税控除額 = min(寄付額, 控除上限額) − 2,000円
- 上限超過分 = 寄付額 − 控除上限額(全額自己負担)
🎁 ふるさと納税と税金をまとめて確認
上限額を正確に出したい・複数自治体に振り分けたい・確定申告が必要か知りたい、といった次のステップはこちらで計算できます。
よくある質問
ふるさと納税の控除上限額はどう決まりますか?
控除上限額は主に「住民税所得割額の20%」で決まり、年収が高いほど上限が高く、配偶者控除や扶養控除(高校生以上の子)が多いほど低くなります。本シミュレーターは2026年中の寄附を、令和8年分所得税(基礎控除104万円等)と令和9年度住民税で計算しています(独身・会社員なら年収300万円=28,503円、500万円=57,715円、700万円=108,783円、1,000万円=178,056円)。住宅ローン控除・医療費控除・iDeCoがある方は上限が下がるため、控除上限額シミュレーターで精密計算してください。
返礼品の還元率30%とは何ですか?なぜ米は40%を超えるのですか?
2019年6月施行の改正地方税法で、返礼品の調達費用は個別の寄附ごとに寄付額の30%以下と定められました(令和6年度の全国実績は25.2%)。送料・広報・ポータルサイト手数料などを含む募集費用は総務省告示で5割以下とされてきましたが、令和8年度税制改正で「寄附金のうち自治体が使える財源を60%以上」とする基準に置き換わり、令和8年指定から段階的に適用されます(総務省 令和8年3月24日資料)。この30%は自治体の仕入れ値ベースなので、産地直送で流通マージンがかからない米や豚肉は、同じ内容量を店頭で買う価格に換算すると30%を超えることがあります。本シミュレーターの米45%・豚肉40%などは、この考え方で置いた計算用の仮定値です。米45%は、農林水産省のスーパーPOSデータ(2026年10月19〜25日の週の平均2,788円/5kg)で換算すると寄付1万円で精米約8kg相当です。実際の返礼品は「内容量×店頭単価÷寄付額」で確認してください。
家族構成で上限額が変わるのはなぜ?中学生の子どもは影響しますか?
配偶者控除(住民税33万円・所得税38万円)や扶養控除(16〜18歳の高校生: 住民税33万円・所得税38万円)が適用されると住民税所得割額が減るため、その20%で決まる控除上限も下がります。年収500万円では独身57,715円→夫婦49,941円→夫婦+高校生1人40,989円→夫婦+高校生2人32,626円と、扶養が1人増えるごとに約8,000〜9,000円小さくなります。19〜22歳の大学生など(特定扶養控除: 住民税45万円・所得税63万円)は控除が大きく、夫婦+大学生1人なら36,631円と、高校生1人の場合より約4,400円下がります(入力欄「大学生などの子」で計算できます)。中学生以下の子どもは扶養控除の対象外なので上限額には影響せず、配偶者の給与収入が136万円を超える(配偶者控除の対象外の)共働き世帯は「独身または共働き」を選びます。
ワンストップ特例制度とは?
確定申告不要の給与所得者が、年間5自治体以内の寄付であれば確定申告なしで控除を受けられる制度です。寄付先の自治体に申請書を送るか、マイナンバーカードでオンライン申請すれば手続きが完了します。6自治体以上に寄付した場合や医療費控除・住宅ローン控除初年度で確定申告をする場合は、ワンストップ特例は無効になり確定申告で全寄付分を申告し直す必要があります。どちらが有利かはワンストップ特例 vs 確定申告シミュレーターで確認できます。
控除上限を超えて寄付するとどうなりますか?
控除上限を超えた分は税控除の対象にならず、純粋な寄付(自己負担)となります。例えば上限57,715円の人が80,000円寄付すると、超過22,285円は丸ごと自己負担になり、返礼品の還元率45%で計算しても超過分から戻るのは約10,000円分だけです。返礼品は受け取れますが節税効果はないため、上限の9割程度を目安に寄付するのが安全です。
所得の何割まで寄附できますか?(総所得金額等の40%・30%の上限)
控除の対象になる寄附額には、所得税は総所得金額等の40%(国税庁 No.1150「寄附金控除」)、住民税の基本分は総所得金額等の30%(総務省ふるさと納税ポータル「税金の控除について」)という上限があります。ただし会社員なら、先に「特例分が住民税所得割額の20%」の上限に達するため、この表示額の範囲で寄附する限り40%・30%の上限が問題になることはまずありません。年収に比べて寄附額が極端に大きい場合や、所得が少ない年に高額寄附をする場合だけ注意してください。
この計算の前提データはどこから?
控除上限額は、総務省ふるさと納税ポータル「税金の控除について」の計算式(特例分は住民税所得割額の2割が限度)に、国税庁「源泉所得税の改正のあらまし(令和8年4月)」・「令和8年度税制改正(所得税の基礎控除の引上げ等関係)Q&A」の基礎控除104万円・67万円・62万円、給与所得控除の最低保障74万円を当てはめて計算しています(対象: 2026年中の寄附、確認日: 2026-10-29)。以前の版で使っていた総務省の「全額控除されるふるさと納税額(年間上限)の目安」表は旧税制・社会保険料15%仮定の値で、2026-10-29時点で同ポータルのページに掲載がありません。特定扶養控除(所得税63万円・住民税45万円)は国税庁 No.1180と江戸川区の令和8年度税制改正ページで確認しています。カテゴリ別の還元率(小売価格換算)は統計値ではなく計算用の仮定値です。返礼品の調達費30%以下は地方税法37条の2第2項第2号、令和6年度実績25.2%と募集費用基準の見直し(寄附金活用可能額60%以上へ段階移行)は総務省「ふるさと納税について(指定基準に係る告示改正)」(令和8年3月24日)、米の店頭価格は農林水産省「スーパーでの販売数量・価格の推移」(令和8年10月30日公表)に基づきます(確認日2026-10-31)。
数字が実感と合わない場合は?
(1) 還元率はカテゴリ全体の平均値のため、個別の返礼品では±10ポイント程度ばらつきます。気になる返礼品は「内容量×スーパーの単価÷寄付額」で実際の還元率を確認してください。(2) 控除上限は住宅ローン控除・医療費控除・iDeCo・副業所得・40歳以上の介護保険料があると表示額からずれます。控除上限額シミュレーターで詳細設定を入力するとより正確になります。(3) 住民税決定通知書の所得割額×20%÷(90%−所得税率×1.021)+2,000円でも概算できます(所得税率20%なら所得割額×20%÷69.58%+2,000円)。ただし2026年分は所得税の基礎控除が増えるため、2025年分の通知書から求めた値とはずれます。ご不明点はお問い合わせください。
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