マンション管理費 適正診断シミュレーター
「うちのマンションの管理費・修繕積立金は高すぎ?安すぎ?」を、専有面積・総戸数・築年数・地域から国の統計と比べて診断するシミュレーターです。管理費は国土交通省「令和5年度マンション総合調査」の㎡当たり平均(全国158.6円、東京圏194.9円)、修繕積立金は同省「マンションの修繕積立金に関するガイドライン」(令和6年6月改定)の目安で計算します。
例えば70㎡・50戸・築15年なら、目安は管理費が月約1.1万円(161円/㎡)、修繕積立金が月23,450円(335円/㎡)。同じ築年帯の実際の平均(管理費12,410円・積立金12,058円)は積立金がガイドラインの約5割にとどまり、今の月1.2万円のままなら30年で864万円ですが、目安まで段階的に引き上げると約1,139万円になります。
修繕積立金は「安い=お得」ではありません。全国の47.1%が新築時に安く設定して後から上げる段階増額方式で、0.6倍を下回る物件は大幅な値上げや一時金のリスクがあります。中古マンションの購入前チェックや管理組合での値上げ議論にご活用ください。
マンションか戸建てかで迷っている方はマンションvs戸建てシミュレーター、中古リノベと新築の総額は中古リノベvs新築シミュレーター、そもそもいくらの物件を買えるかは購入可能額シミュレーターもあわせてご確認ください。相場の早見表と値上げの仕組みは記事「マンション管理費ガイド」で解説しています。
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シミュレーション結果
管理費+修繕積立金の目安(月額)
34,720円
現在 24,000円 / 30年総額は今のままなら864万円、積立金を目安まで段階的に上げると1138.8万円
管理費の目安
11,270円/月
161円/㎡ × 70㎡
修繕積立金の目安(計画期間平均)
23,450円/月
335円/㎡ × 70㎡(幅 16,450〜30,100円)
管理費の判定
相場並み
目安との差 +730円/月(±20%以内は相場並み)
修繕積立金の判定
不足
ガイドライン平均の51%(-11,450円/月)
修繕積立金の見方:ガイドラインの目安は「計画期間(30年以上)全体の平均額」です。 段階的に上げる方式(全国の47.1%)でも、初期額は平均の0.6倍以上、最終額は1.1倍以内が望ましいとされています。今の額は0.6倍を下回っており、値上げか一時金が必要になる可能性が高い水準です。
参考:同じ完成年次(平成22〜26年)のマンションの実際の平均は、管理費12,410円・修繕積立金12,058円(戸当たり月額、国交省「令和5年度マンション総合調査」)。実際の積立金は全国平均でも181.9円/㎡と、ガイドラインの目安を大きく下回っています。
内訳
| 現在の管理費(月額)171円/㎡ | 12,000円 |
| 管理費の目安(月額)161円/㎡ × 70㎡ | 11,270円 |
| 現在の修繕積立金(月額)171円/㎡ | 12,000円 |
| 修繕積立金の目安(月額)335円/㎡ × 70㎡ | 23,450円 |
| 30年総額(今の金額のまま)(24,000円) × 360ヶ月 | 864万円 |
| 30年総額(積立金を目安まで段階引上げ)6・11・16年目に引上げ | 1138.8万円 |
| 30年総額(初年度から目安どおり)(34,720円) × 360ヶ月 | 1249.9万円 |
現在の金額と目安(月額)
修繕積立金の30年見通し(月額)
目安を下回る場合、6・11・16年目に3,817円ずつ引き上げて目安の平均額に届くと仮定(国交省調査では段階増額の組合の最終額は当初の約1.7倍)。
計算の前提条件
| 項目 | 値 | 出典・備考 |
|---|---|---|
| 管理費(総戸数規模別) | 161.2円/㎡ | 国交省「令和5年度マンション総合調査」27⑦ 管理費収入/月/㎡(駐車場使用料等の充当額を除く)の31〜50戸の平均。全体平均158.6円、戸当たり11,503円。 規模別: 20戸以下176.2円・21〜30戸178.7円・31〜50戸161.2円・51〜75戸152.2円・76〜100戸144.8円・101〜150戸162.3円・151〜200戸135.8円・201〜300戸167.1円・301〜500戸142円・501戸以上164.7円 |
| 地域補正 | ×1.00 | 同調査の地域別・都市圏別の㎡単価 ÷ 全国平均158.6円(東京圏194.9円、名古屋圏157.2円、京阪神圏153.6円など) |
| タワー補正(20階以上) | なし | 管理費は20階建以上198.6円 ÷ 単棟型全体160.4円。修繕積立金はガイドラインの20階以上の目安 |
| 修繕積立金の目安 | 335円/㎡ | 国交省「マンションの修繕積立金に関するガイドライン」(令和6年6月改定)の計画期間全体の平均額(延床5,000㎡未満、事例の3分の2が235〜430円)。 20階未満: 延床5,000㎡未満335円・延床5,000〜10,000㎡未満252円・延床10,000〜20,000㎡未満271円・延床20,000㎡以上255円、20階以上338円 |
| 延床面積の判定 | 約4,550㎡ | 自動は専有面積×総戸数×1.3(共用部分の比率は物件差が大きいサイトの仮定)。パンフレットや重要事項説明書の延床面積が分かれば詳細設定で区分を選んでください |
| 機械式駐車場の加算 | +0円/㎡ | ガイドラインの1台あたり月額の修繕工事費(4,645〜7,210円/台)× 台数 ÷ 総専有面積 |
| 判定基準 | — | 管理費は目安の±20%以内を相場並み(サイト独自)。修繕積立金は目安の0.6倍未満=不足、0.6〜0.9倍=値上げ見込み、0.9〜1.2倍=適正、1.2倍超=余裕あり(0.6倍・1.1倍はガイドラインの段階増額の目安) |
| 30年見通し | — | 管理費は今の金額で一定。修繕積立金は目安を下回る場合に6・11・16年目に均等に引き上げて目安の平均額へ(同調査29④: 段階増額で増額した組合の㎡単価は当初149.3円→最終254.4円) |
| 同じ築年帯の実額 | 平成22〜26年 | 完成年次別の戸当たり平均: 令和2年以降 管理費14,122円・積立金9,666円/平成27〜令和元年 管理費11,901円・積立金12,587円/平成22〜26年 管理費12,410円・積立金12,058円/平成17〜21年 管理費12,175円・積立金14,101円/平成12〜16年 管理費13,059円・積立金15,102円/平成7〜11年 管理費10,567円・積立金13,563円/平成2〜6年 管理費11,141円・積立金13,519円(確認日 2026年10月20日) |
よくある質問
この計算の前提データはどこから?
管理費の目安は国土交通省「令和5年度マンション総合調査」の管理費収入(駐車場使用料等からの充当額を除く)の㎡当たり平均を総戸数規模別(20戸以下176.2円〜501戸以上164.7円)に使い、地域別の平均(東京圏194.9円など)との比で補正しています。修繕積立金の目安は同省「マンションの修繕積立金に関するガイドライン」(令和6年6月改定)の計画期間全体の平均額(20階未満・延床5,000㎡未満335円/㎡、5,000〜10,000㎡未満252円/㎡、10,000〜20,000㎡未満271円/㎡、20,000㎡以上255円/㎡、20階以上338円/㎡)に、機械式駐車場の加算額を足したものです。いずれも2026年10月20日に国交省の公表資料で確認しました。
管理費の相場は?
国交省「令和5年度マンション総合調査」では、駐車場使用料等の充当を除いた管理費は戸当たり月11,503円、㎡当たり158.6円が全国平均です。70㎡なら月約1.1万円。小規模(30戸以下)は176〜179円/㎡と割高、東京圏は194.9円/㎡と全国より2割強高く、令和2年以降に完成した新しいマンションは戸当たり14,122円(182.8円/㎡)です。
修繕積立金がガイドラインより安いのは問題?
実際の修繕積立金は全国平均で181.9円/㎡(戸当たり13,054円)と、ガイドラインの目安(235〜430円の幅、平均252〜338円)を下回る組合が多数派です。新築時に安く設定して5年ごとなどに上げる段階増額積立方式が47.1%を占めるためで、増額した組合では当初149.3円/㎡→最終254.4円/㎡と約1.7倍になっています。ガイドラインは段階増額でも初期額を平均の0.6倍以上・最終額を1.1倍以内にするよう求めており、0.6倍を下回る物件は大幅な値上げや一時金(徴収予定がある組合は5.8%)に注意が必要です。
修繕積立金の値上げはどのくらい?
同調査で段階増額の組合の初回の引き上げ幅は平均67.2円/㎡(70㎡で月約4,700円)です。直近の増額では「計画通りの額まで増額できた」が59.4%、「引き上げはできたが計画通りの額までは届かなかった」が26.4%でした。購入前に長期修繕計画で、今後の引き上げ時期と金額を確認しましょう。
タワーマンションの管理費が高い理由は?
国交省調査では20階建以上の管理費は198.6円/㎡で、単棟型全体(160.4円/㎡)の約1.24倍です。高層用エレベーター、防災センターの常駐、ゴンドラを使う外壁の点検・清掃、ラウンジなど共用施設の維持費がかかるためです。修繕積立金もガイドラインでは20階以上を別枠(平均338円/㎡)にしています。
数字が実感と合わない場合は?
管理費は管理形態(全部委託・一部委託・自主管理)、コンシェルジュや共用施設の有無、管理員の勤務形態で大きく変わりますが、国交省調査にはこれらの区分別の平均がないため目安には反映していません。修繕積立金は延床面積の区分で目安が変わるので、詳細設定で実際の延床面積・機械式駐車場の台数を選ぶと精度が上がります。重要事項に係る調査報告書や長期修繕計画の金額と見比べても大きくずれる場合は、お問い合わせフォームからお知らせください。
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