夜勤手当・深夜手当計算シミュレーター(休日手当・職種別相場つき)
月給25万円(基礎時給1,563円)の人が月20時間の深夜勤務(22時〜翌5時)をすると、夜勤の深夜手当は月7,815円・年間93,780円です。さらに法定休日に1日(8時間)働くと休日手当4,376円が加わり、手当合計は月12,191円(2026年、労働基準法の最低割増率25%・35%で計算)。下のシミュレーターで、あなたの月給・時給と勤務時間に合わせた金額がすぐに分かります。
夜勤手当(深夜割増賃金・深夜手当)は労働基準法第37条により、深夜労働(22時〜翌5時)は25%増し、法定休日労働は35%増し、両方が重なると60%増しが最低基準です。「夜勤をすると給料がいくら増えるのか」「求人票の月給に夜勤手当は含まれているのか」が分かりにくい、看護師・介護職・工場の交替勤務(2交替/3交替)・コンビニ夜勤などの方に向けて設計しました。手当内訳・深夜時間別の早見表・収入構成のグラフで、増える金額の根拠まで一目で確認できます。
割増率はすべて詳細設定で勤務先の規程に合わせて調整でき、「シフトの時刻から深夜時間を計算」に勤務開始・終了時刻を入れれば深夜時間(22時〜翌5時)を自動で数えます。求人票の「夜勤手当 ○円/回」も詳細設定で合算できます。あわせて残業代の計算、年収から手取り計算、時給の手取り換算、時給・月給・年俸の比較もご活用ください。
深夜手当とは?22時〜翌5時の労働に25%以上の割増賃金
深夜手当(深夜割増賃金)とは、労働基準法第37条に基づき深夜労働(22時〜翌5時)に対して通常賃金の25%以上を上乗せして支払うことが義務付けられた割増賃金です。正社員・アルバイト・パートなど雇用形態を問わず全労働者に適用され、管理監督者(管理職)にも深夜割増だけは支払い義務があります。一方、求人票でよく見る「夜勤手当」は企業が任意に設定する手当(例: 夜勤1回5,000円)で、法定の深夜割増を含むかは就業規則により異なります。
| 勤務の種類 | 法定の最低割増率 | 時給1,200円の場合 |
|---|---|---|
| 深夜労働(22時〜翌5時) | 25%増し(1.25倍) | 1,500円 |
| 法定休日労働 | 35%増し(1.35倍) | 1,620円 |
| 法定休日+深夜 | 60%増し(1.6倍) | 1,920円 |
| 法定外残業+深夜 | 50%増し(1.5倍) | 1,800円 |
出典: 労働基準法第37条(深夜25%・法定休日35%・時間外25%、月60時間超の時間外は50%)。職種別の夜勤手当の相場と月給別早見表は、下のシミュレーターの結果セクションに掲載しています。
あなたの条件
勤務パターン(プリセット)
給与形態
計算結果
月間手当合計
12,191円
月間総収入
262,191円
深夜手当(月)
7,815円
休日手当(月)
4,376円
年間手当総額
146,292円
手当の内訳
| 種別 | 時間 | 割増率 | 手当額 |
|---|---|---|---|
| 深夜手当(22〜5時) | 20h | ×1.25 | 7,815円 |
| 休日手当(1日 × 8h) | 8h | ×1.35 | 4,376円 |
| 合計 | 28h | — | 12,191円 |
深夜勤務時間別 手当早見表
| 深夜時間 | 深夜手当 | 手当合計 | 月間総収入 |
|---|---|---|---|
| 0時間/月 | 0円 | 4,376円 | 254,376円 |
| 10時間/月 | 3,908円 | 8,284円 | 258,284円 |
| 20時間/月← 現在 | 7,815円 | 12,191円 | 262,191円 |
| 30時間/月 | 11,723円 | 16,099円 | 266,099円 |
| 40時間/月 | 15,630円 | 20,006円 | 270,006円 |
| 60時間/月 | 23,445円 | 27,821円 | 277,821円 |
深夜勤務時間別 月間収入の内訳
夜勤手当の相場は職種別にいくら?
法定の深夜割増(25%)とは別に、企業が任意で支給する「夜勤手当」の1回あたりの目安です。
| 職種 | 夜勤手当の相場(1回) | 備考 |
|---|---|---|
| 看護師(二交代制) | 約11,000円 | 日本看護協会 2023年調査の平均 |
| 看護師(三交代制・深夜勤) | 約5,000円 | 準夜勤は約4,100円 |
| 介護職 | 3,000〜8,000円 | 特養・老健は高め |
| 工場・製造業(交替勤務) | 3,000〜7,000円 | 時給300〜500円上乗せの形式も |
| 警備 | 2,000〜5,000円 | 仮眠時間の扱いに注意 |
| コンビニ等(時給制バイト) | 法定の25%増しのみが多い | 時給1,200円→深夜1,500円 |
月給別の深夜手当はいくら?(深夜20時間/月の場合)
所定労働時間160時間/月・法定最低の割増率25%で計算した早見表です。
| 基本月給 | 基礎時給 | 深夜手当(月) | 深夜手当(年間) |
|---|---|---|---|
| 20万円 | 1,250円 | 6,250円 | 75,000円 |
| 25万円 | 1,563円 | 7,815円 | 93,780円 |
| 30万円 | 1,875円 | 9,375円 | 112,500円 |
| 35万円 | 2,188円 | 10,940円 | 131,280円 |
| 40万円 | 2,500円 | 12,500円 | 150,000円 |
時給別の深夜手当は1時間いくら?(時給1,000〜2,000円・バイト向け早見表)
深夜時給 = 時給 × 1.25。1時間あたりの上乗せは時給の25%で、夜勤1回(22時〜翌5時のうち6時間勤務)・月8回の上乗せ額も示します。
| 基本時給 | 深夜時給(×1.25) | 上乗せ/1時間 | 夜勤1回(深夜6h) | 月8回 |
|---|---|---|---|---|
| 1,000円 | 1,250円 | 250円 | 1,500円 | 12,000円 |
| 1,100円 | 1,375円 | 275円 | 1,650円 | 13,200円 |
| 1,200円 | 1,500円 | 300円 | 1,800円 | 14,400円 |
| 1,300円 | 1,625円 | 325円 | 1,950円 | 15,600円 |
| 1,500円 | 1,875円 | 375円 | 2,250円 | 18,000円 |
| 1,800円 | 2,250円 | 450円 | 2,700円 | 21,600円 |
| 2,000円 | 2,500円 | 500円 | 3,000円 | 24,000円 |
深夜手当は何時から何時まで?夜勤シフト別の深夜時間と手当(月給25万円の場合)
対象は22時〜翌5時の7時間。シフトの在籍時間から深夜帯に取った休憩・仮眠を引いた時間が深夜労働時間です。基礎時給1,563円(月給25万円÷160時間)× 0.25 で計算。
| シフト例 | 深夜時間/回 | 深夜手当/回 | 月の回数 | 深夜手当/月 |
|---|---|---|---|---|
| 工場3交替の夜勤 22:00〜7:00(休憩1h) | 6時間 | 2,345円 | 8回 | 18,756円 |
| コンビニ深夜 22:00〜6:00(休憩なし) | 7時間 | 2,735円 | 8回 | 21,882円 |
| 看護師 二交代夜勤 16:30〜9:00(仮眠2h) | 5時間 | 1,954円 | 4回 | 7,815円 |
| 看護師 三交代・準夜勤 16:00〜0:30 | 2.5時間 | 977円 | 8回 | 7,815円 |
| 看護師 三交代・深夜勤 0:00〜8:30(休憩1h) | 4時間 | 1,563円 | 8回 | 12,504円 |
| 介護 夜勤 17:00〜10:00(休憩2h) | 5時間 | 1,954円 | 5回 | 9,769円 |
| 施設警備 17:00〜9:00(仮眠4h) | 3時間 | 1,172円 | 8回 | 9,378円 |
夜勤手当(深夜手当)の計算方法は?月給制・時給制の計算式と手順
- 1時間あたりの基礎賃金を出す。時給制はそのまま時給。月給制は「(基本給 − 除外手当)÷ 月平均所定労働時間」で、月平均所定労働時間 =(365日 − 年間休日)× 1日の所定労働時間 ÷ 12。年間休日125日・8時間なら160時間、120日なら163.3時間、105日なら173.3時間です。
- 深夜労働時間を数える。22時〜翌5時に働いた時間から、その時間帯に取った休憩・仮眠を引きます(22時〜7時勤務・休憩1時間なら6時間)。
- 掛け算する。深夜手当 = 基礎賃金 × 0.25 × 深夜労働時間。月給25万円なら 1,563円 × 0.25 × 20時間 = 7,815円、時給1,200円なら 300円 × 深夜時間。
- 重なりを足す。法定外残業と重なれば 0.25+0.25 = 0.5(1.5倍)、法定休日と重なれば 0.35+0.25 = 0.6(1.6倍)、月60時間超の残業と重なれば 0.5+0.25 = 0.75。
- 会社独自の夜勤手当を足す。求人票の「夜勤手当 5,000円/回」は法定割増とは別枠。月8回なら+40,000円で、月給25万円・深夜48時間なら合計約5.9万円の上乗せになります。
割増賃金の基礎となる賃金とは?除外できる7つの手当
労働基準法施行規則第21条。除外できるのは次の7つだけで、名称ではなく実態で判断されます。ここに無い手当(役職手当・資格手当・精皆勤手当・会社独自の夜勤手当など)は基礎に含めて割増を計算します。
| 除外できる賃金 | 除外できない例(実態で判断) |
|---|---|
| 家族手当 | 扶養人数に関係なく一律支給の家族手当 |
| 通勤手当 | 距離・実費に関係なく一律支給の通勤手当 |
| 別居手当 | 単身赴任の実態がないのに支給されるもの |
| 子女教育手当 | 子どもの有無に関係なく一律支給のもの |
| 住宅手当 | 家賃・ローン額に関係なく一律支給の住宅手当 |
| 臨時に支払われた賃金 | 結婚祝金・見舞金など臨時のもの以外 |
| 1ヶ月を超える期間ごとに支払われる賃金 | 賞与・年数回の精勤手当(毎月払いの精皆勤手当は除外不可) |
計算の前提条件
| 給与形態 | 月給制 |
| 基本月給 | 250,000円 |
| 所定労働時間 | 160時間/月 |
| 基礎時給 | 1,563円 |
| 深夜手当割増率 | ×1.25(上乗せ25%) |
| 休日手当割増率 | ×1.35(上乗せ35%) |
| 法定外残業+深夜割増率 | ×1.5 |
| 会社独自の夜勤手当 | 0円 × 0回 = 0円/月 |
| 深夜帯の定義 | 22:00〜翌5:00(労働基準法第37条第4項) |
一次資料(出典)
- 労働基準法 第37条(e-Gov法令検索)— 深夜25%・法定休日35%・時間外25%(月60時間超は50%)の割増率
- 労働基準法施行規則 第21条(e-Gov法令検索)— 家族手当・通勤手当・住宅手当等、割増賃金の基礎から除外できる7つの賃金
- 厚生労働省「確かめよう労働条件」Q&A(深夜割増)— 時給1,200円→深夜1,500円の公式計算例、年少者の深夜業禁止
- 厚生労働省通達 昭和63年3月14日 基発150号 — 割増賃金計算の端数処理(50銭未満切捨て・50銭以上切上げ)
- 日本看護協会「2023年 病院看護実態調査」— 職種別夜勤手当相場の看護師データ
💴 給与・収入の全体像も試算
手当だけでなく、残業代・手取り・時給換算まで合わせて見ると、夜勤・交替勤務の本当の実入りが分かります。
夜勤手当・深夜手当のよくある質問(22問)
深夜手当とは?
深夜手当(深夜割増賃金)とは、労働基準法第37条に基づき、深夜労働(22時〜翌5時)に対して通常賃金の25%以上を上乗せして支払うことが義務付けられた割増賃金です。正社員・アルバイト・パートなど雇用形態を問わず全労働者に適用され、時給1,200円なら深夜帯は最低1,500円になります。管理監督者(管理職)にも深夜割増だけは支払い義務があります。
夜勤手当と深夜手当(深夜割増賃金)の違いは?
深夜手当(深夜割増賃金)は労働基準法第37条で義務付けられた、22時〜翌5時の労働に対する25%以上の割増賃金です。一方「夜勤手当」は企業が任意で設定する手当(例: 夜勤1回あたり5,000円)で、法律上の支払い義務はありません。求人票の「夜勤手当」に法定の深夜割増が含まれているかは就業規則によって異なるため、「夜勤手当=深夜割増込み」なのか「深夜割増とは別に支給」なのかを確認することが重要です。本シミュレーターは法定の深夜割増賃金を計算し、詳細設定で会社独自の夜勤手当(円/回)を合算できます。
深夜手当は何時から何時まで?夜勤1回の深夜時間は何時間?
深夜手当の対象は22時(午後10時)から翌5時(午前5時)までの7時間です。夜勤1回の深夜時間はシフトによって異なり、工場・コンビニの22時〜7時勤務(休憩1時間)なら6時間、看護師の二交代夜勤16時30分〜9時(仮眠2時間)なら5時間、三交代の準夜勤16時〜0時30分なら2.5時間、深夜勤0時〜8時30分(休憩1時間)なら4時間が目安です。上のシミュレーターの「シフト時刻から深夜時間を計算」に開始・終了時刻を入れると自動で算出できます。
夜勤手当(深夜手当)の計算方法は?月給制・時給制の計算式
計算式は「深夜手当 = 1時間あたりの基礎賃金 × 0.25 × 深夜労働時間」です。時給制なら基礎賃金=時給で、時給1,200円なら1時間あたり300円が上乗せされ深夜時給は1,500円になります。月給制は「(基本給−除外手当)÷ 月平均所定労働時間」で基礎時給を出し、月給25万円÷160時間=1,563円、深夜20時間なら1,563円×0.25×20時間=7,815円です。残業と重なれば0.5(25%+25%)、法定休日と重なれば0.6(35%+25%)を掛けます。
深夜手当の割増率25%の根拠は?
労働基準法第37条第4項に基づきます。深夜労働(午後10時〜翌午前5時)については、通常の賃金に加えて25%以上の割増賃金を支払うことが義務付けられています。これは昼間の通常賃金の1.25倍が最低基準です。本シミュレーターでは「上乗せ分のみ」を手当として表示しています(深夜時間の通常賃金は基本月給に含まれるため)。
月平均所定労働時間はどう計算する?160時間と173時間の違いは?
月平均所定労働時間 =(365日 − 年間休日日数)× 1日の所定労働時間 ÷ 12ヶ月 です。年間休日125日・1日8時間なら160時間、120日なら163.3時間、105日なら173.3時間になります。所定労働時間が短い会社ほど基礎時給が高くなり、同じ深夜時間でも手当は増えます(月給25万円なら160時間で1,563円、173時間で1,445円)。自社の年間休日は就業規則や年間カレンダーで確認し、上のスライダーで調整してください。
割増賃金の基礎から除外できる手当は?夜勤手当は基礎に含まれる?
労働基準法施行規則第21条で除外できるのは、家族手当・通勤手当・別居手当・子女教育手当・住宅手当・臨時に支払われた賃金・1ヶ月を超える期間ごとに支払われる賃金(賞与など)の7つに限られます。除外できるかは名称ではなく実態で判断され、扶養人数に関係なく一律支給の「家族手当」や、家賃に関係なく一律の「住宅手当」は除外できません。役職手当・資格手当・精皆勤手当や、会社独自の夜勤手当は原則として基礎賃金に含めて割増を計算します(夜勤手当を基礎に含めるべきとした裁判例があります)。
夜勤をすると給料はいくら上がる?
月給25万円(基礎時給1,563円)で22時〜7時の夜勤(深夜6時間)を月8回すると、法定の深夜手当だけで月18,756円(年約22.5万円)増えます。会社独自の夜勤手当が1回5,000円あれば、さらに月40,000円が加わり合計は約5.9万円です。時給1,200円のコンビニ深夜バイト(22時〜6時の7時間)なら1回2,100円、月8回で16,800円の上乗せです。上のシミュレーターで自分の月給・回数に合わせて計算できます。
夜勤手当の相場は職種別にいくら?
1回あたりの目安は、看護師(二交代制)約11,000円・三交代制の深夜勤は約5,000円(準夜勤は約4,100円、日本看護協会「2023年 病院看護実態調査」)、介護職3,000〜8,000円、工場・製造業3,000〜7,000円(時給300〜500円上乗せの形式もあり)、警備2,000〜5,000円です。時給制のアルバイト(コンビニ等)は法定の深夜割増25%のみの場合が多く、時給1,200円なら深夜は1,500円になります。詳しくは上の「職種別の夜勤手当相場」テーブルをご覧ください。
法定休日と所定休日の違いは?
法定休日とは労働基準法で定められた週1日(または4週4日)の休日で、この日に働くと35%以上の割増賃金が必要です。所定休日とは会社が就業規則等で定めた休日で、法定休日以外(例:週5日勤務の会社の土曜日)を指します。所定休日に働いても法律上の休日割増義務はなく、週40時間を超えた分は時間外労働(25%増し)として扱われます。本シミュレーターは法定休日手当を前提に計算しています。
深夜+休日に働いた場合、割増率は合算されますか?
はい、合算されます。法定休日の深夜労働は、休日35%+深夜25%=60%増し(基本賃金の1.6倍)が最低基準です。法定外残業と深夜が重なる場合も25%+25%=50%増し(1.5倍)となります。詳細設定から「深夜+休日の割増率」を1.60倍に変更して計算できます。
アルバイト・パートでも深夜手当はもらえますか?
もらえます。深夜割増賃金は正社員・契約社員・アルバイト・パートなど雇用形態を問わず、すべての労働者に適用されます。時給1,200円なら22時〜翌5時は最低1,500円(1.25倍)です。求人票に書かれた「深夜時給」が基本時給の1.25倍未満の場合は、労働基準法違反の可能性があります(厚生労働省「確かめよう労働条件」Q&Aでも同じ計算例が示されています)。
管理職(管理監督者)にも深夜手当は必要ですか?
必要です。労働基準法41条に該当する管理監督者は残業代・休日手当の支払い対象外ですが、深夜割増賃金(25%)だけは支払いが義務付けられています。「管理職だから夜勤しても手当ゼロ」という運用は違法です。深夜の時間帯に働いた管理職の方も、本シミュレーターの深夜手当部分は該当します。
宿直・当直の場合も深夜手当は出ますか?
労働基準監督署の許可を受けた「断続的な宿直」(ほとんど労働する必要のない待機中心の勤務)は通常の割増賃金の適用除外ですが、その場合も深夜業に対する割増分の支払いは必要とされる扱いが一般的です。一方、医療・介護現場のように夜間も実作業が常態化している勤務は宿直許可の対象外で、通常の労働時間として深夜割増を含む全額の賃金支払いが必要です。
18歳未満でも夜勤(深夜労働)はできますか?
原則できません。労働基準法第61条により、満18歳未満の年少者の深夜業(22時〜翌5時)は禁止されています(交替制勤務の満16歳以上の男性など一部例外あり)。高校生のアルバイトが22時以降のシフトに入ることは、年齢を理由に法律で制限されています。
固定の夜勤手当(みなし深夜手当)は合法?
「夜勤1回につき定額○円」のような固定手当で深夜割増に充てること自体は合法ですが、その固定額が法定の深夜割増額(基礎時給×0.25×実際の深夜時間)を下回る場合、会社は差額を支払う義務があります。固定額が「何時間分の深夜割増を含むか」が就業規則や雇用契約書で明示されていない場合は、深夜割増とは別の手当とみなされ、深夜割増を別途請求できる可能性があります。求人票の夜勤手当と本シミュレーターの法定額を比べて確認してください。
深夜手当の端数処理はどうなる?
1時間あたりの基礎賃金や割増賃金の計算で1円未満の端数が出た場合、50銭未満は切り捨て・50銭以上は1円に切り上げる処理が認められています(昭和63年3月14日 基発150号)。1ヶ月の割増賃金合計も同様です。労働時間は1日ごとに端数を切り捨てることは認められず、1ヶ月合計で30分未満を切り捨て・30分以上を1時間に切り上げる処理のみ可能です。本シミュレーターは基礎時給を1円単位に四捨五入して計算しています。
夜勤手当・深夜手当は社会保険料や税金に影響する?
影響します。深夜割増賃金や夜勤手当は社会保険の「報酬」に含まれるため、4〜6月に夜勤が多いとその平均で決まる標準報酬月額が上がり、9月以降の健康保険料・厚生年金保険料が高くなることがあります(将来の年金額も増えます)。また通勤手当のような非課税枠はなく、全額が所得税・住民税の課税対象です。手当込みの年収から手取りを知りたい場合は「年収から手取り計算シミュレーター」をご利用ください。
深夜手当が支払われないのは違法?罰則と相談先は?
違法です。深夜割増賃金の不払いは労働基準法119条により6ヶ月以下の懲役または30万円以下の罰金の対象で、未払い分は賃金請求権の消滅時効(3年)まで遡って請求できます。給与明細と本シミュレーターの計算結果が大きく食い違う場合は、まず就業規則・雇用契約書を確認し、勤務先の管轄の労働基準監督署、または各都道府県労働局の総合労働相談コーナー(無料)に相談できます。
夜勤専従で働く場合、年間でどのくらい手当がもらえますか?
プリセット「夜勤専従」を選ぶと、深夜56時間・休日2日(計16時間)・深夜+残業8時間の条件で計算できます。月給25万円の場合、月間手当は約2.5〜3万円、年間で約30〜36万円の手当となるのが一般的な目安です。実際の夜勤手当額は病院・施設ごとに異なるため、求人票の「夜勤手当〇円/回」を詳細設定に入力して合算してみてください。
この計算の前提データはどこから?
割増率は労働基準法第37条の法定最低基準(深夜22時〜5時は25%増し、法定休日は35%増し、時間外は25%増し、月60時間超の時間外は50%増し)に準拠しています。除外賃金の範囲は労働基準法施行規則第21条、端数処理は厚生労働省通達(昭和63年基発150号)、時給制の計算例は厚生労働省「確かめよう労働条件」Q&Aを参照しています。基礎時給は「基本月給 ÷ 所定労働時間」で算出し、割増率・所定労働時間・夜勤回数はすべて詳細設定で勤務先の就業規則に合わせて変更でき、開かなくても法定最低基準で正しい結果が出ます。
計算結果が給与明細と異なる場合は?
実際の計算では、通勤手当・住宅手当などの「除外賃金」を除いた賃金を基礎時給の算出に使うため、本シミュレーターの結果と異なる場合があります。また変形労働時間制、みなし労働時間制、固定残業代の設定によっても変わります。正確な金額は就業規則・給与明細をご確認ください。不明点は社会保険労務士や労働基準監督署にご相談ください。
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