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床暖房の電気代・ガス代は月いくら?8畳でガス温水式3,096円・電気式5,059円、エアコンとの比較【2026年冬】

8畳・1日8時間で床暖房の光熱費はガス温水式月3,096円、ヒートポンプ式3,393円、電気式5,059円(電気31円/kWh・都市ガス176円/m³)。エアコン暖房は3,720円。畳数別の月額、設置費用(8畳で約48万〜98万円)の年割を含む年間総コスト、東京ガスの料金改定と補助終了の影響まで解説します。

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床暖房は「光熱費は安め、設置費は高い」暖房

床暖房は「快適だけど光熱費が高そう」と思われがちですが、実際には種類によって大きく違います。2026年10月時点の単価で計算すると、8畳を1日8時間使った光熱費はガス温水式が月3,096円、ヒートポンプ温水式が月3,393円、電気式が月5,059円です。エアコン暖房(月3,720円)と比べて、温水式はほぼ同じか少し安く、電気式は約1.4倍です。

一方で、設置費用は8畳で約48万〜98万円かかります。この記事では「毎月の光熱費」と「設置費を含めた年間総コスト」を分けて、どの床暖房がどんな家庭に向くかを整理します。数字はすべて床暖房 電気代・ガス代シミュレーターの初期条件で計算しています。

床暖房の3つの種類

種類熱源仕組み向いている使い方
電気式(電熱線・PTCヒーター)電気床下のヒーターが直接発熱狭い場所・短時間、熱源機を置けない家
ガス温水式都市ガス給湯暖房機で温めたお湯を床下に循環長時間使うリビング
ヒートポンプ温水式電気室外のヒートポンプでお湯を作って循環オール電化の家、長時間使うリビング

温水式は熱源機(ガス給湯暖房機やヒートポンプ熱源機)が必要なぶん設置費が高く、電気式は設置費が安い代わりに1時間あたりの光熱費が高い、というのが基本の構図です。

計算の前提

項目前提根拠
電気31円/kWh全国家庭電気製品公正取引協議会「新電力料金目安単価」
都市ガス176円/m³東京ガス 2026年11月検針分 一般料金・料金表Bの単位料金176.09円(補助なし)
電気式の消費量8畳で0.68kWh/時パナソニック「フリーほっと」カタログ値(8畳1時間13.3〜29.1円)の中間
ヒートポンプ式8畳で約0.46kWh/時パナソニック「フリーほっと温すいW」カタログ値(8畳1時間14.1円)
ガス温水式8畳で0.068m³/時+ポンプ約30W電気式と同じ熱量を熱源機効率80%・45MJ/m³で換算
使い方1日8時間×30日、5ヶ月温まった後の定常運転

ガス温水式の水準は、東京ガスが公表している試算(14畳・敷設率53%・エアコン併用で定常時1時間約18円)とも大きくずれていません。

8畳・1日8時間の光熱費

暖房1時間月額5ヶ月合計
ガス温水式床暖房12.9円3,096円15,478円
ヒートポンプ温水式床暖房14.1円3,393円16,963円
電気式床暖房21.1円5,059円25,296円
エアコン暖房(COP4.0)15.5円3,720円18,600円
こたつ3.1円744円3,720円
石油ファンヒーター43.4円10,416円52,080円

計算式は、電気式なら「0.68kWh × 31円 × 8時間 × 30日 = 5,059円」、ガス温水式なら「(0.068m³ × 176円 + 0.03kWh × 31円) × 8時間 × 30日 = 3,096円」です。エアコン・こたつ・石油ファンヒーターを含む8種類の比較は暖房器具 コスト比較シミュレーターでも確認できます。

畳数別の月額(1日8時間)

床暖房の光熱費は敷設面積にほぼ比例します。

広さガス温水式ヒートポンプ式電気式エアコン
6畳2,377円2,544円3,794円2,790円
8畳3,096円3,393円5,059円3,720円
10畳3,814円4,241円6,324円4,650円
12畳4,532円5,089円7,589円5,580円
14畳5,250円5,937円8,854円6,510円
16畳5,968円6,785円10,118円7,440円

14畳のLDKで電気式とガス温水式を比べると月3,604円、5ヶ月で約1.8万円の差です。パナソニックのカタログでも電気式8畳は月約3,200〜7,000円と幅があり、設定温度や断熱で上下します。

設置費用と年間総コスト

後付けリフォームの相場は、電気式で1畳あたり約5〜10万円、温水式で約10〜15万円(熱源機込み)です。シミュレーターでは床の上に重ね張りする工法の中間として「パネル+施工6万円/畳」、温水式には熱源機(ガス30万円・ヒートポンプ50万円)を加えています。

8畳の場合設置費用年割5ヶ月の光熱費年間総コスト
電気式約48万円16,000円25,296円41,296円
ガス温水式約78万円41,000円15,478円56,478円
ヒートポンプ式約98万円57,667円16,963円74,630円
エアコン(本体8万円)8万円6,154円18,600円24,754円

年割はパネルを30年、熱源機を12年で割った金額です。ガス温水式は光熱費ではエアコンより月624円安いものの、設置費を含めると年31,724円高くなります。床暖房は光熱費の差で元を取る設備ではなく、足元から暖まる快適さと乾燥しにくさにお金を払う設備と考えるのが現実的です。なお、新築時にまとめて設置する場合や、すでにガス給湯暖房機がある家では設置費が下がるので、詳細設定の「設置費用(1畳あたり)」を見積額に合わせてください。

2026年冬は単価が上がる

今年の冬は、ガス・電気とも補助のない冬になる見込みです。

  • 政府の電気・ガス料金支援:2026年7〜9月使用分で終了。10月使用分以降の冬の支援は、10月11日時点で発表されていません
  • 東京ガスの料金改定:10月1日に改定(基本料金が月150円上がる)し、11月検針分から適用。標準家庭(月30m³)のガス代は10月検針分5,744円から11月検針分6,488円へ744円上がり、うち420円が補助終了分、150円が改定分です

シミュレーターの都市ガス176円/m³は、この11月検針分の単位料金です。補助があった頃に近い170円で計算するとガス温水式(8畳)は月2,998円、基本料金まで含めた平均単価の約216円で計算すると月3,748円になります。床暖房で増えるのは使った分のガス代なので、基本料金を含めない176円で考えるのが目安です。

どれを選ぶ?判断フロー

```
床暖房を入れたい
├─ リビングで1日6時間以上使う
│ ├─ 都市ガスが来ている → ガス温水式(光熱費が最も安い)
│ └─ オール電化・プロパン → ヒートポンプ温水式
├─ キッチン前・脱衣所など狭い場所で短時間
│ └─ 電気式(3畳・1日2時間なら月約470円で差は小さい)
└─ 設置費をかけたくない/賃貸
└─ エアコン+ホットカーペット・こたつで代用
```

エアコン暖房の電気代を畳数別に詳しく知りたい場合はエアコン電気代シミュレーターが使えます。

床暖房の光熱費を抑えるコツ

  1. 温度目盛りを1段下げる:床温が下がるだけで消費量は目に見えて減ります
  2. エアコンと併用する:床暖房で足元を暖め、エアコンの設定温度を2〜3℃下げる
  3. 床暖房対応のラグを敷く:熱が逃げにくくなる(非対応品は低温やけどや床の傷みの原因)
  4. 窓の断熱を強化する:熱は窓から最も逃げます。効果は窓の断熱リフォーム効果シミュレーターで試算できます
  5. 料金プランを見直す:ガス会社の床暖房向け割引プランや、電気料金プラン比較で電気の単価を下げる

よくある質問

Q. 床暖房はつけっぱなしとこまめに消すのはどちらが安い?

温水式は床が温まるまでにエネルギーを多く使います。東京ガスの試算では、ガス温水床暖房の1時間あたりのコストは立ち上がり時に約61円、温まった後は約18円で約3倍の差です。1時間程度の外出なら温度を下げて運転を続け、就寝中や半日以上の外出ではタイマーで切って、起床・帰宅の30分〜1時間前に予約運転するのが効率的です。

Q. 暖房器具の比較シミュレーターでは電気式床暖房が月7,440円なのはなぜ?

暖房器具 コスト比較シミュレーターは8種類を同じ物差しで比べるため、電気式床暖房を8畳1.0kWの定格に近い運転(1時間31円)で計算しています。この記事と床暖房シミュレーターは、温度目盛りを中程度にした実使用に近いカタログ値の中間(8畳0.68kWh・1時間21.1円)を使っているため月5,059円です。床温を高めに設定する、断熱の弱い部屋で使うといった条件では、7,000円台に近づくと考えてください。

Q. プロパンガスの家でガス温水式床暖房を使うといくら?

プロパン(LP)ガスは1m³あたりの熱量が都市ガスの約2.2倍なので、LPの単価を2.2で割った値を都市ガス単価として入力すると比較できます。LP660円/m³なら300円で、8畳・1日8時間のガス温水式は月約5,100円になり、電気式とほぼ同じ水準です。プロパンの家では、ヒートポンプ式(月3,393円)のほうが光熱費は安くなります。

Q. 賃貸でも床暖房は使える?

温水式・電気式の本格的な床暖房は床の工事が必要で、賃貸では原則できません。賃貸ならホットカーペット(3畳用の中設定で1時間10円前後が目安)やこたつで代用するのが現実的です。

Q. この計算の前提データはどこから?

電気は全国家庭電気製品公正取引協議会の「新電力料金目安単価」31円/kWh、都市ガスは東京ガス「原料費調整制度に基づく2026年11月検針分のガス料金について」(2026年9月29日)の一般料金・料金表Bの単位料金176.09円/m³です。消費量はパナソニックの床暖房カタログ値、ガス温水式は電気式と同じ熱量からの換算、設置費用はリフォーム事業者が公表している後付け相場を基にした概算です。

Q. 数字が実感と合わない場合は?

断熱性能・敷設率(床のうちパネルを敷いた割合)・外気温・設定温度で光熱費は大きく変わります。シミュレーターで検針票の単価と実際の使用時間を入れてみてください。それでも大きく違う場合は、お問い合わせフォームからご連絡いただければ前提条件を見直します。

まとめ

  • 8畳・1日8時間の光熱費はガス温水式3,096円、ヒートポンプ式3,393円、電気式5,059円、エアコン3,720円
  • 設置費(8畳で約48万〜98万円)を含めると、どの床暖房もエアコンより年1.7万〜5万円高い
  • 長時間使うリビングは温水式、狭い場所の短時間なら電気式
  • 2026年冬は補助終了と東京ガスの料金改定で、ガス代は標準家庭で月744円上がる

畳数・使用時間・単価を変えた試算は床暖房 電気代・ガス代シミュレーターでどうぞ。

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