個人事業主の手取り早見表|売上400万→手取り237万
個人事業主の売上400万円の手取りは約237万円、600万円なら約339万円。所得税・住民税・国保・年金の5種類の税金を売上別に一覧表示。シミュレーターで自分の手取り額を計算できます。
個人事業主の税金は「5種類」
個人事業主は会社員と違い、自分で税金を計算・納付する必要があります。かかる税金は所得税・住民税・個人事業税・国民健康保険・国民年金の5種類。さらに売上が1,000万円を超えると消費税の納税義務も発生します。
売上別 税金と手取りの早見表
経費率25%・青色申告65万円控除の場合
| 売上 | 経費 | 所得税 | 住民税 | 事業税 | 国保 | 年金 | 手取り |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 400万 | 100万 | 約6.6万 | 約14.8万 | 0 | 約21.5万 | 約20.4万 | 約237万 |
| 600万 | 150万 | 約19.3万 | 約28.8万 | 約4.3万 | 約38.7万 | 約20.4万 | 約339万 |
| 800万 | 200万 | 約39.8万 | 約43.8万 | 約14.3万 | 約56.0万 | 約20.4万 | 約426万 |
| 1,000万 | 250万 | 約69.2万 | 約58.8万 | 約24.3万 | 約73.2万 | 約20.4万 | 約504万 |
| 1,500万 | 375万 | 約158万 | 約93.8万 | 約49.3万 | 約102万 | 約20.4万 | 約701万 |
※ 国保料率は自治体により異なります(東京都の概算値)
各税金の計算方法
1. 所得税(5〜45%の累進課税)
```
事業所得 = 売上 − 経費 − 青色申告特別控除
課税所得 = 事業所得 − 所得控除
所得税 = 課税所得 × 税率 − 控除額
```
2. 住民税(一律10%)
```
住民税 = 課税所得 × 10% + 均等割5,000円
```
3. 個人事業税(業種により3〜5%)
```
事業税 = (事業所得 − 事業主控除290万円) × 税率
```
290万円以下なら事業税はかかりません。
| 税率 | 対象業種 |
|---|---|
| 5% | ほとんどの業種(小売、飲食、IT、コンサルなど) |
| 4% | 畜産業、水産業など |
| 3% | あん摩・鍼灸・柔道整復など |
| 非課税 | 文筆業、漫画家、画家、音楽家など |
4. 国民健康保険
所得に応じた「所得割」と定額の「均等割」の合計。上限額は年間約106万円。
5. 国民年金
月額16,980円(2025年度)× 12ヶ月 = 年間約20.4万円
青色申告のメリット
| メリット | 効果 |
|---|---|
| 青色申告特別控除 | 最大65万円の所得控除 |
| 純損失の繰越控除 | 赤字を3年間繰り越せる |
| 家族への給与 | 専従者給与として全額経費にできる |
| 30万円未満の一括経費 | 少額減価償却資産の特例 |
65万円控除を受けるには、複式簿記+e-Taxが必要です。
節税方法ベスト5
1. 小規模企業共済(月額最大7万円)
掛金が全額所得控除。月7万円で年間84万円の控除、所得税率20%なら年間約17万円の節税。
2. iDeCo(月額最大68,000円)
掛金が全額所得控除。老後資金を準備しながら節税。
3. 経費の適切な計上
家賃・光熱費・通信費の事業按分、書籍・セミナー費用、PC・ソフトウェア代。
4. ふるさと納税
事業所得を含めた年間所得で控除上限額を計算。
5. 法人化の検討
所得が900万円以上になったら法人化を検討。法人税率(約23%)の方が有利になる場合があります。
消費税の注意点
| 売上 | 消費税の扱い |
|---|---|
| 1,000万円以下 | 免税事業者(納税義務なし) |
| 1,000万円超 | 課税事業者(2年後から納税義務) |
| インボイス登録済 | 売上に関わらず課税事業者 |
簡易課税制度を選択すると、みなし仕入率で計算できるため事務負担が軽減されます。
よくある質問
Q. この早見表の前提データはどこから?
所得税率は国税庁の「所得税の税率」(2026年分)、国民健康保険料は東京都区部の料率を参考にした概算、国民年金は2025年度の月額16,980円、住民税は標準税率(所得割10%+均等割5,000円)を使用しています。国保は自治体により大きく異なるため、早見表はあくまで目安です。
Q. 数字が実感と合わないのはなぜ?
主な要因は、(1) 国保料率がお住まいの自治体と異なる、(2) 医療費控除・生命保険料控除など他の所得控除が反映されていない、(3) ふるさと納税の控除が含まれていない、(4) 扶養家族の有無、などです。個人事業主の税金シミュレーターの詳細設定で小規模企業共済やiDeCoを入力すると、より実態に近い結果になります。
Q. 会社員とフリーランス、手取りはどっちが多い?
同じ額面でも、会社員は社会保険料が労使折半である一方、フリーランスは国保・国民年金を全額自己負担します。ただし経費計上や青色申告控除の自由度はフリーランスが上です。会社員vsフリーランス手取り比較で具体的な差額を確認できます。
Q. いつから青色申告にすべき?
開業初年度から青色申告にするのが理想です。「青色申告承認申請書」は開業日から2ヶ月以内(または適用したい年の3月15日まで)に提出が必要です。控除額の差は所得が多いほど大きくなります。
関連シミュレーター
- 個人事業主の税金シミュレーター — 売上・経費から手取りと税負担率を一括計算
- 青色申告vs白色申告シミュレーター — 申告方法による節税額の差を計算
- 会社員vsフリーランス手取り比較 — 雇用形態ごとの手取りを比較
- 所得税率シミュレーター — 課税所得から所得税額を試算
- 消費税計算シミュレーター — 課税事業者の消費税を試算
- 手取り計算シミュレーター — 会社員時代の手取りを確認
あなたの税金をシミュレーション
個人事業主の税金シミュレーターなら、売上と経費を入力するだけで、所得税・住民税・事業税・国保・年金の全税金を一括計算。青色申告・小規模企業共済・iDeCoの節税効果もリアルタイムで確認できます。