9月の新型iPhone発表前が2年落ちの「売り時」——買取7.2万円を確保して乗り換えるか、型落ち値下げを待つか【2026年】
例年9月第2週に新型iPhoneが発表される(2025年は9/9発表・9/19発売)。18万円クラスの買取相場は1年落ち10.8万円→2年落ち7.2万円→3年落ち4.5万円と年数の壁で大きく落ち、新型発表後はさらに下がる。発表前に売って乗り換える・発表後の型落ちを狙う・バッテリー交換して使い続ける、3つの選択肢の損得と8月下旬から動く段取りを整理した。
結論から書く。今の端末を手放して新型iPhoneに乗り換えるつもりなら、売る準備は発表前——つまり8月下旬から9月上旬の「今」始めるのが有利。逆に、最新モデルへのこだわりがないなら、発表後に始まる型落ちモデルの値下げ・在庫処分を待つほうが総支払額は小さくなる。どちらが自分に合うかは、端末の経過年数でほぼ決まる。
なぜ「発表前」なのか。理由は2つある。1つは中古買取相場が新型の発表〜発売にかけて段階的に切り下がること。もう1つは、買取価格が「経過年数の壁」を跨ぐたびに大きく落ちるため、秋に1年進む前に手放したほうが手取りが多いことだ。この記事では、スマホ買い替え時期シミュレーターの実装値をもとに、9月に向けた3つの選択肢を数字で比較する。
例年の9月スケジュール——発表から発売まで10日で動く
Appleの新型iPhoneは例年9月第2週前後に発表される。直近の2025年は次の日程だった。
- 9月9日(火): 発表イベント。iPhone 17シリーズと薄型の「iPhone Air」を発表
- 9月12日(金)21時: 予約受付開始
- 9月19日(金): 発売
発表から発売までわずか10日。人気カラー・人気容量は予約開始の週末で発売日分が埋まることが多く、「発表を見てから考える」と初回出荷を逃しやすい。売却・乗り換えを迷っている人は、発表前に相場と自分の端末の買取額を確認しておくと、この10日間で迷わず動ける。
参考までに、現行のiPhone 17シリーズのApple公式価格(税込、2025年9月発表時)は以下のとおり。
| モデル | 最小容量 | 価格 |
|---|---|---|
| iPhone 17 | 256GB | 129,800円 |
| iPhone Air | 256GB | 159,800円 |
| iPhone 17 Pro | 256GB | 179,800円 |
| iPhone 17 Pro Max | 256GB | 194,800円 |
Proクラスなら18万円前後——この「18万円」を基準に、以下の損得を見ていく。
買取価格は「年数の壁」で落ちる——2年落ちの7.2万円は今がピーク
スマホ買い替え時期シミュレーターでは、イオシス・じゃんぱら等の中古買取相場(2026年時点)をもとに、購入価格に対する買取率を「1年落ち60%→2年落ち40%→3年落ち25%→4年落ち12%」と置いている。18万円のiPhone(ハイエンド)に当てはめると:
| 経過年数 | 買取率 | 買取額の目安 |
|---|---|---|
| 1年落ち | 60% | 108,000円 |
| 2年落ち | 40% | 72,000円 |
| 3年落ち | 25% | 45,000円 |
| 4年落ち | 12% | 21,600円 |
注目してほしいのは落ち幅だ。2年→3年で27,000円、1年→2年では36,000円も下がる。iPhoneの多くは9月発売なので、秋を越すとちょうど「1年」歳を取る。つまり2024年秋に買った端末は、この9月を境に「2年落ち」の値段になる。加えて新型発表の前後は中古市場に売却品が集中し、買取店は在庫リスクを避けるために査定額を段階的に引き下げていく。年数の壁と発表後の相場下落、2つの下りエスカレーターが重なる前——発表前の今が、1年で最も条件のよい売り時になる。
あなたはどのタイプか——3つの選択肢の分岐
9月を前にした選択肢は実質3つ。上から順に自問していくと自分の型が見つかる。
- 「最新モデルが欲しい。今の端末は2年前後使った」→ 発表前に売却準備、発表日に予約
- 「新しくしたいが最新である必要はない」→ 発表後の型落ち値下げを待つ
- 「今の端末に不満はない」→ 何もしない。気になるならバッテリー交換
「何年で買い替えるか」の年間コスト——4年サイクルが最安
売り時の話と矛盾するようだが、シミュレーターで18万円端末・8年間の総コストを回すと、最も安いのは4年サイクルという結果になる。
| 買い替えサイクル | 売却額/回 | 実質負担/回 | 年間コスト | 月額換算 |
|---|---|---|---|---|
| 毎年買替 | 108,000円 | 72,000円 | 72,000円 | 6,000円 |
| 2年サイクル | 72,000円 | 108,000円 | 54,000円 | 4,500円 |
| 3年サイクル | 45,000円 | 135,000円 | 50,625円 | 4,219円 |
| 4年サイクル | 21,600円 | 158,400円 | 39,600円 | 3,300円 |
計算式はシンプルで、「(購入価格 − 売却額)÷ 使用年数」が年間コストになる。毎年買替と4年サイクルの差は年32,400円、8年間では259,200円。12万円のミドルクラスなら4年サイクルで年26,400円(月2,200円)まで下がる。買取率の高いうちに売っても、買う回数が増えれば総額では負ける——「高く売れる時期」と「安く維持できるサイクル」は別物、というのがこの表の教訓だ。
だから正確に言えば、9月の売り時が意味を持つのは「どうせ今年替えると決めている人」。替えるならタイミングで数万円変わるが、替えない選択はそもそもそれより安い。
残価設定プログラムの人は「返却期限」を先に確認
キャリアの残価設定型プログラム(23か月目前後に端末を返却すると残りの支払いが免除されるタイプ)を利用中なら、話が変わる。返却が前提の契約では中古店への売却はできず、得になるかは「返却予定月がいつか」で決まっている。9月の新型に合わせて前倒しで機種変更すると、免除されるはずだった残価の扱いが変わる場合があるので、My docomo・My au等で①返却期限月②今解約した場合の残債、の2点を発表前に確認しておきたい。
なお乗り換え時は端末代だけでなく通信費も動かせるタイミングだ。大手キャリアのままなら格安SIM乗り換えシミュレーターで月額差を、家族の回線をまとめるなら子供のスマホ費用シミュレーターでプラン別の総額を確認できる。キャリア決済で契約したサブスクが機種変更後も残りがちな点は、サブスク見直しシミュレーターで棚卸ししておくと取りこぼしがない。
9月までにやることチェックリスト
- [ ] 今の端末の購入年月と購入価格を確認する(「設定」→「一般」→「情報」とレシート・注文履歴)
- [ ] 買取店2〜3社で査定額を取る(無料・オンライン査定可。8月中に)
- [ ] 残価設定プログラム利用中なら返却期限月と残債を確認する
- [ ] バッテリーの最大容量を確認する(80%前後なら交換1.5万円で延命も選択肢)
- [ ] スマホ買い替え時期シミュレーターで自分の端末価格でのサイクル別コストを計算する
- [ ] 乗り換え派は発表日(例年9月第2週)と予約開始日をカレンダーに入れる
替える人は発表前に売る準備を、待てる人は型落ちを、満足している人はそのまま——9月は「動く人」と「動かない人」の損得がはっきり分かれる月だ。自分がどちら側かだけ、発表前に決めておこう。
出典: 端末価格はApple公式サイトの税込価格(iPhone 17シリーズ、2025年9月発表時)。買取率は当サイトのシミュレーターが採用するイオシス・じゃんぱら等の中古スマホ買取相場(2026年時点)に基づく。バッテリー交換費用はApple Storeのサポート料金の目安。