くらシム
交通・通信

自動車ローンの返済額はいくら?金利・期間別に月々の支払いを計算

自動車ローンの月々返済額を借入額100万〜500万円、金利2〜7%、期間3〜7年のパターン別に計算。残価設定ローンとの比較も解説します。

🚗この記事の計算を自分の条件で自動車ローン 返済シミュレーター試算する →

自動車ローンの金利相場

自動車ローンの金利は借入先によって大きく異なります。同じ300万円の車でも、借入先次第で総利息が数十万円変わるため、比較は必須です。2026年10月21日に各社の公式サイトで確認した水準は次のとおりです。

借入先金利(2026年10月照合)特徴
地方銀行マイカーローン年0.90〜3.30%(横浜銀行・変動・2026年8月3日時点。11月2日から上限3.55%)金利が安い、保証料不要の銀行も
メガバンク年2.375〜3.50%(三菱UFJ銀行 ネットDEマイカーローン・保証料込・2026年10月1日現在。200万円以下3.50%、201〜500万円2.95%)ネット完結、変動金利
JAバンク年1.80%〜(JA松本ハイランド・店頭3.00%から最大1.20%軽減。2026年9月照合の目安)条件は各JAで異なる
メーカー系 残価設定型クレジット実質年率5.6%(ホンダ・10月1日申込分〜)〜5.9%(日産・サクラの支払例)ディーラーで即日手続き
販売店提携の信販系オートローン目安4〜9%程度審査が通りやすい、店ごとに金利が違う

300万円・5年で比べると、金利0.9%なら総利息は約6.9万円、5.9%なら約47.2万円です。ディーラーの店頭で勧められるままにローンを組むと、銀行ローンより総利息が数倍になるケースもあります。面倒でも事前に銀行の仮審査を受けておきましょう。

2026年9月の利上げでマイカーローンはどう変わった?

日銀は2026年9月18日に政策金利を1.25%へ引き上げました。銀行のマイカーローンの多くは短期プライムレートに連動する変動金利なので、今後の新規借入・借入中の返済の両方に影響します。

  • 新規借入: 三菱UFJ銀行の目的別ローンは基準金利を年2回(3月1日・9月1日)見直し、4月1日・10月1日の借入から適用。実際に10月1日からネットDEマイカーローンは年2.125〜3.25%→2.375〜3.50%、据置タイプは4.725%→4.975%と、いずれも0.25%上がりました
  • 11月2日の第2弾: 三菱UFJ銀行は短期プライムレートを2026年11月2日に年2.375%→2.625%へ引き上げると公表(同行の公表資料)。横浜銀行はこれに連動して、マイカーローンの店頭表示金利を同日から3.30%→3.55%に上げます(横浜銀行のお知らせ)
  • 借入中の人: 同行では4月1日・10月1日時点の基準金利をもとに、6月・12月の約定返済日の翌日から適用利率が変わります
  • 影響額の目安: 300万円・5年で金利が3.0%→3.5%になると、月々は53,906円→54,575円(+669円)、総利息は23.4万円→27.5万円(+4.0万円)

変動金利のローンは「契約時の返済額がずっと続く」とは限りません。金利上昇が心配な人は、残高が大きい1〜2年目に繰上返済できる余力を残しておくのが現実的な備えです。メーカー系の残価設定型クレジットは契約時の実質年率で固定されるのが一般的ですが、こちらも改定されています。ホンダは2026年10月1日以降の申込分から残価設定型クレジットを実質年率5.2%→5.6%、通常のクレジットを5.8%→6.2%に引き上げ、N-BOXなどの2.9%キャンペーンは9月30日申込分で終了しました。

借入額・金利別の月々返済額(5年・元利均等)

借入額金利2%金利3%金利5%金利7%
100万円17,528円17,969円18,871円19,801円
200万円35,056円35,937円37,742円39,602円
300万円52,583円53,906円56,614円59,404円
400万円70,111円71,875円75,485円79,205円
500万円87,639円89,843円94,356円99,006円

300万円・金利3%・5年の場合、月々約53,906円、総利息は約23.4万円です。金利が7%に上がると月々59,404円、総利息は約56.4万円と2倍以上になります。計算式は「毎月返済額=借入額×月利×(1+月利)^回数÷((1+月利)^回数−1)」(月利=年利÷12)で、銀行・信販会社の元利均等返済と同じです。

返済期間による違い(300万円・金利3%)

返済期間月々返済額総利息総返済額
3年87,244円約14.1万円約314.1万円
5年53,906円約23.4万円約323.4万円
7年39,640円約33.0万円約333.0万円
10年28,968円約47.6万円約347.6万円

期間を延ばすと月々は楽になりますが、3年→7年で総利息は2倍以上、10年なら3倍以上です。車の残存価値を考えると、5年以内に完済が理想的です。7年ローンでは車の価値がローン残高を下回る「オーバーローン」になるリスクもあります。

残価設定ローンとの比較

300万円の車を5年・金利3%で購入する場合:

項目通常ローン残価設定(残価30%)
分割で返す元金300万円210万円(残価90万円は据え置き)
月々返済額53,906円39,984円(残価90万円の利息2,250円を含む)
月々の差額—−13,922円
最終回(5年後)0円90万円
総支払額(残価まで払った場合)約323.4万円約329.9万円
総利息約23.4万円約29.9万円

残価設定ローンは月々の負担は軽いですが、据え置いた残価90万円にも5年間ずっと利息がかかるため、残価まで払い切ると通常ローンより約6.5万円高くなります。5年後には残価90万円を一括払い・再ローン・車両返却のいずれかを選ぶ必要があります。実際の残価率は車種・期間で決まり、日産サクラの5年プランでは車両価格の約29%、ホンダN-BOXの支払例では残価80.6万円が設定されています。

残価設定ローンの注意点

  • 走行距離制限: 日産・ホンダの支払例は月1,000km以内(1,500kmプランも選択可)。ホンダN-BOXの例では超過1kmあたり5円
  • 車両状態: キズ・凹みがあると減額精算される
  • 途中解約が不利: 中途で売却する場合、残価分の精算が必要
  • 金利が高め: 通常ローンより金利が高い場合がある

3〜5年ごとに新車に乗り換えたい人には向いていますが、1台を長く乗りたい人は通常ローンの方がトータルで安くなります。

頭金を入れるべきか?

頭金月々返済額(300万円・3%・5年)総利息
0円53,906円約23.4万円
50万円44,922円約19.5万円
100万円35,937円約15.6万円

頭金100万円を入れると月々約18,000円減、総利息も約7.8万円減です。貯金に余裕があるなら、頭金を入れた方が総コストは確実に下がります。

自動車ローンの注意点

  • 金利タイプ: 銀行マイカーローンは変動金利が主流。年2回の見直しで返済額が変わることがある
  • 繰上返済手数料: 銀行ローンは無料が多いが、ディーラーローンは手数料がかかることも
  • 車両保険: ローン中は車両保険の加入が求められる場合あり
  • 所有権: ディーラーローンは完済まで所有権がディーラーにある(売却・廃車に制約)
  • 審査期間: 銀行は1〜2週間、ディーラーは即日〜数日。納車に間に合うよう早めに申し込む

シミュレーターで計算

借入額・金利・返済期間を入力すると、月々の返済額と総利息がすぐにわかります。自動車ローン 返済シミュレーターで、あなたのカーライフに合った返済計画を立てましょう。

詳細設定では頭金・ボーナス払い・残価設定ローン・繰上返済(期間短縮型)の効果も比較できます。

銀行マイカーローン vs ディーラーローン 徹底比較

項目銀行マイカーローンディーラーローン
金利年0.9〜3.5%(変動)実質年率5.6〜5.9%(メーカー系)
審査期間1〜2週間即日〜数日
審査の厳しさやや厳しい比較的緩い
必要書類多い(源泉・在籍証明等)少ない
保証料不要または金利に込みが多い(横浜銀行は不要・三菱UFJは込み)金利に含む
所有権完済前から自分完済まで販売店
繰上返済手数料ネットなら無料が多い(窓口は一部5,500円など)各社で異なる
キャンペーン金利あり(時期限定)0.99%等のスポットあり

300万円・5年で金利2%差なら総利息差は約16万円。ディーラーで「金利5%です」と言われたら、銀行マイカーローン3%(差16万円)を見せて交渉する余地があります。

ディーラーローンを選ぶべきケース

  • 0.99%等のスポット金利キャンペーン中: 銀行より安い場合あり
  • 納車を急ぐ場合: 銀行の審査を待つ余裕がない
  • 収入証明が難しい: 自営業・転職直後など
  • 残価保証付きの新型車: ディーラー独自の残価保証が有利

逆に「銀行ローン3%と提示しているのにディーラーで5%以上の金利で契約してしまう」のは典型的な失敗例です。

残価設定ローンの落とし穴

残価設定ローン(残クレ)は「月々の負担を約30%下げられる」一方で、以下の落とし穴に注意。

走行距離超過のペナルティ

  • 日産・ホンダの支払例は月1,000km(年1.2万km)以内が標準、1,500kmプランも選べる
  • 超過分は1kmあたりの単価で精算(ホンダN-BOXの例は5円/km。車種・会社で異なる)
  • 通勤で年2万km走る人は、月1,000kmプランだと5年で約4万km超過。5円/kmでも約20万円の精算に

車両状態の減額精算

  • 返却時に傷・凹み・内装の汚れを点数で査定し、基準を超えた分を精算する方式が一般的
  • ホンダの例では減点100点以内が条件で、超過分は1点につき1,000円の負担
  • 修復歴がつくと残価保証の対象外になる場合があるため、事故時は契約内容を確認

途中売却の不利

残価設定ローン中の車を売却するには、残価相当額を一括精算する必要があります。3年経過時点で売却した場合、残価70%×中古車買取相場で計算すると数十万円の持ち出しになるケースも。

金利交渉のコツ

ディーラーローンは「金利を交渉できる」ことが意外と知られていません。以下のテクニックが有効です。

  1. 事前に銀行で仮審査を通す: 「3.0%で銀行が出すと言っている」と伝える
  2. 複数ディーラーで見積もり比較: 同じ車種を別のディーラーでも見積もりを取る
  3. 決算期(3月・9月)を狙う: ディーラーは目標達成のため金利優遇を出しやすい
  4. オプションを抱き合わせない: 「フロアマット無料」より「金利1%下げ」の方が10倍お得
  5. 頭金を多めに用意: 30%以上の頭金で「優良顧客」扱いされ金利優遇の可能性

金利を0.5%下げるだけで、300万円・5年なら総利息が約4.0万円減ります(3.5%→3.0%で27.5万円→23.4万円)。ディーラーの営業マンも完全に固定金利ではなく、「店長承認」で動かせる余地があるケースが多いです。

繰上返済の効果と注意点

繰上返済は総利息を確実に減らせる手段ですが、タイミングと方法を間違えると効果が薄れます。

期間短縮型 vs 返済額軽減型

タイプ月々返済額完済時期総利息削減効果
期間短縮型変わらず早まる大
返済額軽減型減る変わらず小

完済を急ぐ&総利息を減らしたい → 期間短縮型、月々の家計を楽にしたい → 返済額軽減型。同じ100万円の繰上返済でも、効果が約2倍違うため期間短縮型が圧倒的に有利です。

繰上返済の効果を試算(300万円・5年・期間短縮型)

条件繰上返済減る利息完済が早まる
金利3%・2年後100万円約6.9万円19ヶ月
金利3.5%・2年後100万円約8.0万円19ヶ月
金利5.9%・2年後50万円約8.3万円10ヶ月
金利5.9%・1年後100万円約20.5万円20ヶ月

金利が高く、時期が早いほど効果は大きくなります。手数料は横浜銀行が一部繰上返済5,500円(スマホアプリ・インターネットバンキングなら無料)、三菱UFJ銀行はインターネット返済無料・窓口5,500円です。

繰上返済すべきタイミング

  • ローン初期(返済1〜2年目): 利息部分が大きいため効果絶大
  • 金利が高いローン: 5%超のローンは早期繰上返済の効果大
  • ボーナス時・退職金時: まとまった資金で大きく削減

逆に金利1〜2%の銀行ローンを繰上返済するなら、NISA・iDeCoで運用した方が長期的にはお得なケースも。手元の現金を「繰上返済 vs 投資」で比較する視点が重要です。

残価設定とリースの違い

項目残価設定ローンカーリース
所有権リース終了で自分の物に(残価精算後)リース会社のまま
月額に含むものローン返済+金利車検・税金・保険・整備込み
走行距離制限ありあり
中途解約残価精算で可違約金高額
月額の見かけ上の安さ安いやや高い
トータルコストローン方式の方が安いケース多維持費込みで分かりやすい

月々の支払いを完全固定化したい人はリース、トータルコストを抑えたい人は残価設定ローンが向いています。詳しくはカーリース vs 購入比較で試算できます。

よくある質問(FAQ)

Q1. オートローンと自動車ローンは何が違う?

A. 基本的に同じ意味で使われます。ディーラーが提供する場合「オートローン」、銀行が提供する場合「マイカーローン」と呼び分けることが多いです。住宅ローンのような区分はありません。

Q2. 連帯保証人は必要?

A. 銀行マイカーローンは保証会社利用で連帯保証人不要が一般的。ディーラーローンも信販会社の保証で不要なケースが多いです。ただし収入が不安定・勤続年数が短い場合は連帯保証人を求められることもあります。

Q3. ボーナス払いはした方が得?

A. 月々の負担は減りますが、総利息はほぼ変わらず、むしろわずかに増えます。ボーナス分の元金は半年ごとにまとめて返すため、元金が長く残るからです。300万円・3%・5年でボーナス10万円×年2回を併用すると、月々は53,906円→37,335円に下がる一方、総利息は23.4万円→24.0万円。ボーナス支給が安定しない場合(業績連動など)はリスクにもなるため、家計の固定費を下げたい場合に限って使いましょう。多くの金融機関はボーナス返済に回せる元金を借入額の50%までとしています。

Q4. 中古車ローンと新車ローンで金利は違う?

A. 中古車ローンは新車ローンより1〜2%金利が高い傾向。これは担保価値が低いためで、銀行マイカーローンなら同条件で借りられるケースもあります。中古車を購入する場合は銀行ローン優先がおすすめです。

Q5. 変動金利のマイカーローンは今から借りても大丈夫?

A. 借りること自体は問題ありませんが、2026年9月18日の日銀利上げ(政策金利1.25%)を受けて、三菱UFJ銀行は10月1日に0.25%上げ、11月2日には短期プライムレートも2.625%へ上がります。借入中の変動金利も年2回の見直しで上がる可能性が高い状況です。300万円・5年で金利が0.5%上がると総利息は約4.0万円増えます。返済比率(年収に占める年間返済額)に余裕を持たせ、ボーナスなどで繰上返済できる余力を残しておくと安心です。

Q6. 残価設定ローンの最終回、どれを選ぶのが得?

A. 車を気に入っていて長く乗るなら「一括払い」、払えない場合の「再ローン」は、その時点の金利が適用されるため当初より金利が上がる可能性がある点に注意。乗り換えるなら「返却」ですが、走行距離や減点の精算がないか事前に確認しましょう。査定額が残価を上回るなら、返却せず売却して差額を受け取る選択肢もあります。

Q7. この計算の前提データはどこから?

A. 金利相場は2026年10月21日に、横浜銀行マイカーローン(年0.90〜3.30%、11月2日から上限3.55%)、三菱UFJ銀行 ネットDEマイカーローン(年2.375〜3.50%)、ホンダ・日産の残価設定型クレジット(実質年率5.6%・5.9%)の各公式サイトで照合しました。JA松本ハイランド(年1.80%〜)は2026年9月照合の目安です。月々返済額・総利息は元利均等返済の標準計算式で、ボーナス払いは年利÷2の半年複利、残価設定ローンは残価を据え置き毎月その利息を払う方式で計算しています。

Q8. 数字が実感と合わない場合は?

A. 融資手数料(横浜銀行は3,300円)・印紙代、保証料が金利に含まれない場合の保証料、ディーラーで上乗せされる登録費用などの諸費用は含まれていません。また、変動金利は借入中に見直されることがあり、キャンペーン金利や残価条件は各社で異なります。見積書の「実質年率」「支払総額」とシミュレーター結果を比べ、それでも合わない場合はお問い合わせフォームからご連絡ください。

関連シミュレーター・記事

🚗 自動車ローン 返済シミュレーター

あなたの条件を入力すると、具体的な数字で結果が分かります(無料・登録不要)

シミュレーターを使う

広告

関連記事

広告