固定電話料金の見直し|基本料金は月2,090円(2026年4月値上げ後)→ひかり電話550円・携帯回線型1,078円で年1.2〜1.8万円節約、解約なら年2.9万円【比較表】
固定電話料金の見直し方を基本料金の比較表で解説。NTT加入電話の基本料金は2026年4月1日から住宅用月2,090円(3級局)に値上げされ、通話料込みで月2,590円・年31,080円。光回線があればひかり電話(月550円)で年18,480円、光回線がなくても携帯電波を使うおうちのでんわ・homeでんわ(月1,078円、スマホとのセット割で550円)で年1.2万円以上安くなり、使っていなければ解約で年約2.9万円の節約。見直しフローチャート・解約前チェックリスト付き。シミュレーターで自宅の実額を計算できます。
結論: 固定電話は年31,080円、使っていないなら解約で年約2.9万円の節約
NTT加入電話(住宅用)の基本料金は2026年4月1日に1,870円→2,090円(税込・3級局)へ値上げされました。通話料を月500円とすると月2,590円・年間31,080円、ナンバーディスプレイ(440円)を付けている家庭なら年36,360円が固定電話の維持費です。
スマホをすでに持っている家庭が固定電話を解約すると、スマホの通話料がやや増えることを織り込んでも年間約28,700円(月約2,390円)の節約になります。10年続けば約29万円です。「番号は残したい」人でも、ひかり電話(月550円)に切り替えれば年約18,500円下がります。光回線がない家庭でも、携帯電波を使うおうちのでんわ・homeでんわ(月1,078円)なら年約1.2万円安くなります。
総務省「通信利用動向調査」では固定電話の世帯保有率は6割前後まで下がり、20〜30代世帯では1割台です。「なんとなく残している」だけなら、値上げを機に見直す価値は十分あります。自宅の請求額での節約額は固定電話 vs スマホのみシミュレーターで計算できます。
2026年4月の値上げで基本料はいくらになった?
NTT東日本・西日本は2025年9月29日に「加入電話・加入電話ライトプランの回線使用料改定」を発表し、2026年4月1日利用分から住宅用は月220円、事務用は月330円(いずれも税込)の一律値上げを実施しました。理由は加入者減少によりメタル回線(銅線)設備の維持コストが1回線あたりで重くなっていることで、2035年に向けた段階的な料金見直しの一環です。
級局別・回線種別の新旧基本料(住宅用・税込)
| 区分 | 1級局 | 2級局 | 3級局(大都市) |
|---|---|---|---|
| プッシュ回線(改定前) | 1,760円 | 1,760円 | 1,870円 |
| プッシュ回線(2026年4月〜) | 1,980円 | 1,980円 | 2,090円 |
| ダイヤル回線(改定前) | 1,595円 | 1,705円 | 1,870円 |
| ダイヤル回線(2026年4月〜) | 1,815円 | 1,925円 | 2,090円 |
「級局」は収容している電話局の加入者数規模による区分で、東京23区・大阪市などの大都市は3級局、地方の小規模局は1級局です。請求書の「回線使用料」を見れば自宅の級局が分かります。事務用は2,860〜3,080円(プッシュ回線・改定後は2,970〜3,080円)です。
なお、ひかり電話(月550円)とナンバーディスプレイ等のオプション料金は今回の改定対象外で据え置きです。
固定電話の月額・年間コスト早見表
NTT加入電話(3級局・プッシュ回線)の場合
| 構成 | 月額 | 年間 | 10年 |
|---|---|---|---|
| 基本料金のみ(通話なし) | 2,090円 | 25,080円 | 250,800円 |
| 基本料金+通話料500円 | 2,590円 | 31,080円 | 310,800円 |
| +ナンバーディスプレイ(440円) | 3,030円 | 36,360円 | 363,600円 |
| +キャッチホン(330円)も追加 | 3,360円 | 40,320円 | 403,200円 |
| (参考)値上げ前の基本料+通話料500円 | 2,370円 | 28,440円 | ― |
このほかユニバーサルサービス料・電話リレーサービス料が月数円かかります。通話料は2024年1月のIP網移行後、加入電話からの固定電話宛は全国一律9.35円/3分(税込)に統一され、携帯電話宛は17.6円/分です。
ひかり電話の場合
- 基本料金: 550円/月(光回線契約が前提)
- 通話料: 全国一律8.8円/3分、携帯宛17.6円/分
- 月額合計: 約600〜1,050円(通話頻度による)
- 年間: 約7,200〜12,600円
加入電話(年31,080円)からひかり電話(年12,600円)に切り替えるだけで年18,480円の差になります。すでに光回線を使っている家庭なら、番号を変えずに切り替えられるケースが大半です。
解約すると年間いくら節約できる?
シミュレーターの標準設定(基本料2,090円・通話料500円・スマホ月3,000円+通話料500円)で比べると次のとおりです。
| 固定電話+スマホ | スマホのみ | 差額 | |
|---|---|---|---|
| 固定電話(基本料+通話料) | 31,080円 | 0円 | ▲31,080円 |
| スマホ(月額+通話料) | 42,000円 | 44,400円 | +2,400円 |
| 年間合計 | 73,080円 | 44,400円 | ▲28,680円 |
固定電話でかけていた分がスマホに移るぶん通話料は月200円ほど増える想定ですが、それでも年約2.9万円の節約です。ナンバーディスプレイを付けていた家庭なら節約額は年約3.4万円に広がります。
固定電話が必要なケース・不要なケース
まだ必要なケース
- 自営業・個人事業主: 名刺・請求書・取引先登録に固定番号が求められることがある
- FAXを使う: 不動産・医療・一部の行政手続きで残っている
- 高齢の家族がいる: 操作の慣れ、緊急通報のしやすさ、スマホを持ち歩かない生活
- 住宅ローン・賃貸の審査: 一部の金融機関・保証会社で加点要素(影響は小さい)
不要なケース
- スマホで十分: 通話もLINEも可能で、家族全員がスマホを持っている
- ほぼ着信なし: かかってくるのはセールス電話だけ
- 光回線を使っていない: 加入電話単独は月2,090円と割高で、ひかり電話にも移れない
固定電話の基本料金を比較:加入電話2,090円・携帯回線型1,078円・ひかり電話550円
固定電話料金の見直しで最初に比べるべきは基本料金です。同じ「家の電話」でも、銅線のNTT加入電話・光回線のひかり電話・携帯電話の電波を使う据え置き型電話の3方式で、月額に最大1,540円(年18,480円)の差があります(2026年10月時点・税込)。
| サービス | 方式 | 基本料金(月額) | 加入電話からの年間節約 | 固定電話宛の通話料 | 番号 |
|---|---|---|---|---|---|
| NTT加入電話(3級局・プッシュ) | メタル回線 | 2,090円 | ― | 9.35円/3分 | 現在の番号 |
| NTT加入電話(1・2級局) | メタル回線 | 1,980円 | ― | 9.35円/3分 | 現在の番号 |
| ソフトバンク「おうちのでんわ」 | 携帯電波 | 1,078円(スマホ・ネットとセットで550円) | 12,144円(セット時18,480円) | 8.789円/3分 | 番号ポータビリティ可 |
| ドコモ「homeでんわ ライト」 | 携帯電波 | 1,078円(ドコモスマホ・home 5Gとセットで550円) | 12,144円(セット時18,480円) | 8.8円/3分 | 番号ポータビリティ可 |
| ひかり電話(フレッツ光・ドコモ光等) | 光回線 | 550円(光回線の契約が前提) | 18,480円 | 8.8円/3分 | 原則そのまま |
| 解約(スマホのみ) | ― | 0円 | 約28,680円(スマホ通話料の増加込み) | ― | 番号は消える |
※おうちのでんわはソフトバンク公式の料金表(でんわユニット代は月月割で実質0円・36回払い)、homeでんわはドコモ公式の料金プラン、加入電話はNTT東日本・西日本の2026年4月1日改定後の料金です。ユニバーサルサービス料・電話リレーサービス料(月数円)は別途かかります。
光回線を引いていない家庭でも、携帯電波型に乗り換えるだけで年約1.2万円下がるのがポイントです。工事不要で、電話機を専用ユニットにつなぐだけで使えます。ただし停電時は使えない・FAXや警備会社の通報装置に非対応の場合がある点は、加入電話との違いとして確認しておきましょう。
固定電話料金の見直しフローチャート
- 固定電話に月1回以上かかってくる大事な電話があるか? → ない: 解約(年約2.9万円の節約)/ある: 2へ
- 今の番号を残す必要があるか? → ない: スマホの番号に切り替えて解約/ある: 3へ
- 自宅に光回線を引いているか? → ある: ひかり電話に切替(年18,480円の節約)/ない: 4へ
- ドコモかソフトバンクのスマホを使っているか? → ある: homeでんわ・おうちのでんわのセット割で月550円(年18,480円の節約)/ない: 単体の月1,078円でも年12,144円安くなる
- FAX・警備会社の通報装置・停電時の通話が必要か? → 必要: 加入電話を残し、ナンバーディスプレイなど不要なオプションだけ外す(月440円=年5,280円の節約)
解約以外の選択肢と月額比較
| 方法 | 月額 | 年間 | メリット |
|---|---|---|---|
| スマホのみ(解約) | 0円(追加なし) | 0円 | シンプル。年約2.9万円の節約 |
| ひかり電話に切替 | 550円 | 6,600円 | 番号維持可能。年約1.8万円の節約 |
| IP電話アプリ(050番号) | 0〜500円 | 0〜6,000円 | 「家の番号」を安く持てる |
| 利用休止 | 0円(工事費2,000円前後) | 0円 | 電話加入権を残せる。休止期間は最長10年 |
| ボイスワープ(転送) | 550円〜 | 6,600円〜 | 番号を変えずスマホで受信(加入電話の基本料は別途) |
「今すぐ解約は不安」という人は利用休止が中間案です。基本料はかからず、5年(延長で最長10年)以内なら再開できます。ただし休止・再開時に工事費がかかり、電話番号は変わる可能性があります。
解約前にやっておくべきこと
登録先の電話番号変更
銀行口座、保険契約、クレジットカード、学校、病院、通販サイトなど、固定電話番号を登録しているサービスをすべてリストアップし、スマホの番号に変更します。特に金融機関は本人確認に電話番号を使うことがあるため、優先的に変更しましょう。
FAXの代替手段を確認
一部の行政手続きや業界ではFAXがまだ使われています。インターネットFAXサービス(eFax、jFaxなど)なら月1,000〜2,000円で送受信でき、コンビニのマルチコピー機でも1枚50円前後で送れます。
番号を残すかどうかの判断
長年使っている番号を残したい場合は、ひかり電話への切り替えで番号を維持できます。ただし、NTTの加入電話から番号ポータビリティできるのはNTTで取得した番号のみで、光回線事業者によっては対応外のこともあります。
解約手続きの流れ
- NTT東日本・西日本の116(携帯からは0120-116-000)またはWebで申し込み
- 立ち合い工事は原則不要。1〜2週間で完了
- 解約月の基本料は日割り。電話加入権(施設設置負担金)は返金されないが、解約金もかからない
通信費全体を見直すとさらにお得
固定電話の解約と合わせて、スマホのプラン見直しやインターネット回線のセット割を活用すると、通信費全体で大きな節約が可能です。
- 大手キャリアから格安SIM(MVNO)に乗り換えると月3,000〜5,000円の節約(格安SIM乗り換え節約シミュレーター)
- 光回線とスマホのセット割で月500〜1,000円引き(光回線 vs ホームルーター比較)
- スマホの買い替えサイクルを2年→3〜4年にすると年2〜3万円の節約(スマホ買い替え時期シミュレーター)
- 使っていないオプション・サブスクの解約で月数百〜数千円の節約
固定電話の年3.1万円と格安SIMの年4〜6万円を合わせれば、通信費だけで年7〜9万円の削減が現実的です。家庭全体の通信費は通信費トータル比較シミュレーターでまとめて確認できます。
よくある質問
Q: 2026年4月の値上げで、うちの固定電話はいくら上がった?
A: 住宅用は月220円(年2,640円)、事務用は月330円(年3,960円)の一律値上げです。3級局・プッシュ回線なら1,870円→2,090円、1・2級局のプッシュ回線は1,760円→1,980円、1級局のダイヤル回線は1,595円→1,815円になりました。ひかり電話やオプション料金は変わっていません。
Q: 固定電話を解約すると困ることは?
A: 最も多い懸念は「信用度の低下」ですが、現在はほとんどのサービスで携帯電話番号のみで問題ありません。クレジットカードやローンの審査でも固定電話の有無はほぼ影響しません。ただし、一部の法人取引や高齢の親族との連絡手段としては残す価値があります。
Q: 緊急通報(110・119)はスマホでもできる?
A: はい、スマホからも問題なく緊急通報できます。位置情報も自動で通知されるため、むしろスマホの方が正確な位置を伝えられる場合があります。
Q: 解約金はかかる?電話加入権はどうなる?
A: NTTの加入電話の解約には解約金はかかりません。施設設置負担金(電話加入権・かつて72,000円)は返金されず、市場価格も現在は数百〜数千円まで下がっているため、実質的な損失はほぼありません。残したい場合は「利用休止」を選べば権利を保持できます。
Q: ひかり電話に切り替えると通話料も変わる?
A: 変わります。加入電話の固定宛9.35円/3分に対し、ひかり電話は8.8円/3分、携帯宛は同じ17.6円/分です。基本料が2,090円→550円に下がるのが最大の効果で、通話が多い家庭ほど差は広がります。
Q: 光回線がない家で固定電話料金を安くする方法は?
A: 携帯電話の電波を使う据え置き型の電話サービスに乗り換えるのが最短です。ソフトバンク「おうちのでんわ」とドコモ「homeでんわ ライト」はいずれも基本料金月1,078円で、同じ会社のスマホ等とセットなら月550円になります。加入電話(月2,090円)からなら単体でも年12,144円、セット割なら年18,480円安くなり、工事も不要です。ただし停電時に使えない、FAXや警備会社の通報装置に対応しない場合がある点は事前に確認してください。
Q: 固定電話料金の見直しは何から手をつければいい?
A: まず請求書で「回線使用料(基本料金)」「付加機能使用料(オプション)」「通話料」の3つを確認します。使っていないオプション(ナンバーディスプレイ440円・キャッチホン330円など)を外すのが最も手軽で、次に基本料金の安い方式(ひかり電話550円・携帯回線型1,078円)への切替、最後に解約を検討する順番がおすすめです。本記事の見直しフローチャートで自宅に合う方法を判断できます。
Q: この記事の料金データの出典は?
A: NTT東日本・西日本の公式料金表(加入電話 毎月の基本料金)と、2025年9月29日発表の「加入電話・加入電話ライトプラン回線使用料の改定について」(2026年4月1日実施)に基づいています。通話料は2024年1月のIP網移行後の全国一律料金、ひかり電話は各社公式の基本料(税込)です。スマホ料金は主要MVNO・大手キャリアの平均的なプラン(月3,000円)を想定した概算です。
Q: 数字が実感と合わない場合は?
A: 基本料は級局・回線種別で1,815〜2,090円と幅があり、通話料も家庭で大きく異なります。固定電話 vs スマホのみシミュレーターに請求書の「回線使用料」「通話料」「オプション料金」をそのまま入力すると、自宅の実額で節約額を計算できます。それでも合わない場合はお問い合わせからご連絡ください。
関連シミュレーター
通信費の見直しに役立つシミュレーターをご活用ください。
- 固定電話 vs スマホのみシミュレーター - 本記事のシミュレーター本体。解約時の年間節約額を計算
- 格安SIM乗り換え節約シミュレーター - 大手キャリアからの乗り換え効果を計算
- 通信費トータル比較シミュレーター - スマホ・光回線・サブスクの総額を最適化
- 光回線 vs ホームルーター比較 - ひかり電話の前提になる光回線プランを比較
- スマホ買い替え時期シミュレーター - 買い替えサイクル別の年間コスト
- 固定費見直しシミュレーター - 通信費以外の固定費も含めた節約額を確認
- サブスク見直しシミュレーター - 使っていないサブスクの整理に
まとめ
固定電話の維持費は2026年4月の値上げ後で年間約3.1万円、ナンバーディスプレイ付きなら約3.6万円です。10年続ければ31万〜36万円。使用頻度が低いなら解約で年約2.9万円、番号を残すならひかり電話への切り替えで年約1.8万円の節約になります。通信費全体の見直しと合わせれば、年7〜9万円の削減も現実的です。
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