一人暮らしの食費は月4.9万円が平均|自炊・外食・宅配のコスト比較表2026
総務省家計調査2025年によると一人暮らしの食費は月平均4.9万円(49,321円)、うち外食は月12,242円。34歳以下は外食だけで月2.1万円です。自炊・外食・出前アプリ・冷凍宅配弁当の1食単価を2026年の料金体系で比較し、シミュレーションで最適な食費バランスを見つけましょう。
一人暮らしの食費は月4.9万円が平均
総務省の家計調査(2025年)によると、単身世帯の食費(食料)は月平均49,321円(年591,850円÷12)です。このうち外食は月12,242円で、残りがスーパーやコンビニで買う食材・惣菜・お菓子・飲み物・お酒です。
ただしこれは自炊中心の人も外食中心の人も含んだ平均値です。自炊メインなら月3万円前後、外食中心なら月8万円を超えることもあり、食事スタイルで2〜3倍の差が出ます。
この記事では、家計調査の実数と2026年の出前アプリ・宅配弁当の料金をもとに、食事スタイル別のコストを整理します。自分の配分で計算したい方は自炊vs外食vs宅配シミュレーターをあわせて使ってください。
年齢別に見ると「外食」の差が大きい
同じ一人暮らしでも、年齢によって食費の中身はかなり違います。家計調査2025年の単身世帯(第10表)を月額に直すと次の通りです。
| 単身世帯の年齢 | 食費(月) | うち外食(月) | 外食の割合 |
|---|---|---|---|
| 全体 | 49,321円 | 12,242円 | 25% |
| 34歳以下 | 46,840円 | 21,113円 | 45% |
| 35〜59歳 | 51,196円 | 13,092円 | 26% |
| 60歳以上 | 49,387円 | 8,246円 | 17% |
34歳以下は食費の総額こそ全体より低いものの、外食だけで月2.1万円と食費の半分近くを外で使っています。逆に60歳以上は外食が月8千円台で、家で食べる分の比重が高くなります。「若い世代の食費は外食で決まる」と言ってよく、外食の回数を少し変えるだけで食費全体が大きく動きます。
食事スタイル別のコスト
自炊中心の場合:月3万円前後
- 食材費: 1食300円を目安にすると、1日3食×月91.25食で月27,375円
- 光熱費(調理分): シミュレーターでは月3,000円と高めに見積もり
- 合計: 全部自炊で月30,375円
1食300円は計算用の仮定ですが、家計調査の数字とも整合します。単身世帯の食費から外食・菓子類・飲料・酒類を除いた「家で食べる分」は月26,723円で、全部自炊の食材費(月27,375円)とほぼ同じ水準です。なお、この家計調査の数字には惣菜・弁当などの調理食品(月8,565円)も含まれます。
光熱費については、単身世帯のガス代は月2,999円、上下水道料は月2,136円です(家計調査2025年)。これは風呂や洗濯も含めた全用途の金額なので、調理だけで3,000円かかることは少なく、実際の負担はもっと小さい人が多いはずです。
メリット: 最も安い。量や味付け、栄養バランスを自分で調整できる。
デメリット: 買い物・調理・片付けに時間がかかる。食材を使い切れないとロスが出る。
外食中心の場合:月6〜11万円
外食1食の単価は公表統計がないため、以下は計算用の目安です。
- 朝食(コンビニ等): 300〜500円
- 昼食(定食・ランチ): 800〜1,200円
- 夕食(外食): 1,000〜2,000円
- 月額: 1日2,100〜3,700円 × 30日 = 6.3〜11.1万円
シミュレーターの初期値は3食平均の1,000円で、全部外食なら月91,250円です。
メリット: 時間がかからない。洗い物がない。
デメリット: 食費が最も高くなりやすい。栄養が偏りやすい。
出前アプリ中心の場合:1回1,620円が目安
2026年は出前アプリの料金が大きく変わりました。Uber Eatsのサービス料は通常「注文合計金額の10%」で、これに配達手数料が加わります。出前館は2026年3月1日から「商品代金+サービス料+送料」の料金体系に変わりました(料率は注文画面で表示され、公表されていません)。
シミュレーターでは、1人分の注文を次のように仮定しています。
```
商品代 1,200円 + 配達料 300円(仮定)+ サービス料 120円(商品代の10%)= 1回 1,620円
```
Uber One(月額698円)に加入すると、2026年2月1日から税込1,200円以上の対象レストラン注文で配達手数料・サービス料が0円になります。上の例なら1回420円安くなるので、月2回以上使う人は会費の元が取れます。ただし配達手数料0円は対象店舗のみです。
メリット: 調理も外出もいらない。
デメリット: 3食すべてを出前にすると月14.8万円になり、外食よりも高くつく。
宅配サービス別の1食単価(20食利用時)
一口に「宅配」と言っても、出前アプリ・冷凍宅配弁当・ミールキットでコスト構造が大きく違います。各社の公式ページで確認できた価格(2026年10月23日確認)で並べると次の通りです。
| サービス | タイプ | 1食あたり | 月20食の目安 |
|---|---|---|---|
| Uber Eats(会員なし) | 出前(店舗料理) | 1,620円(仮定の注文額) | 32,400円 |
| Uber Eats(Uber One) | 出前(店舗料理) | 1,200円+会費 | 24,698円(会費698円込み) |
| 出前館 | 出前(店舗料理) | 商品代+サービス料+送料 | 料率非公表のため注文画面で確認 |
| nosh(20食プラン・関東) | 冷凍宅配弁当 | 約681円(送料込み) | 13,626円 |
| nosh(10食プラン・関東) | 冷凍宅配弁当 | 約737円(送料込み) | 14,744円(2回注文) |
| ヨシケイ東京 シンプルミール | 冷凍弁当(1人用) | 450円 | 9,000円 |
| ヨシケイ東京 クイックダイニング | ミールキット(2人用) | 約740円(1日1,480円前後÷2人) | 14,800円 |
noshは公式の料金(20食12,240円・10食6,206円)に、関東の送料(4〜12食1,166円・20食1,386円、2026年7月27日改訂版)を足して計算しました。送料は地域で異なり、北海道や沖縄は高くなります。ヨシケイは地域ごとに運営会社が分かれており、価格も地域で異なります。
出前アプリは1食1,000円を超えやすい一方、冷凍宅配弁当やミールキットは1食450〜740円程度と、外食より安く自炊より高い中間に収まります。「作る時間はないが食費は抑えたい」という方は、出前より冷凍宅配弁当・ミールキットを軸にすると、月20食で1万〜2万円ほど安くなります。各サービスを詳しく比べたい方は宅配弁当比較シミュレーター、出前アプリ同士の手数料差は出前アプリ手数料比較シミュレーターが便利です。
なお、Wolt(2026年3月4日)、menu(2026年9月30日)、DiDi Food(2022年5月25日)は日本でのサービスを終了しています。以前の比較記事でこれらを見かけても、現在は選択肢に入りません。
世帯人数別の食費平均
二人以上の世帯では、人数が増えるほど1人あたりの食費が下がります。家計調査2025年(二人以上の世帯・世帯人員別、第4表)の月額は次の通りです。
| 世帯人数 | 月間食費(平均) | 1人あたり | うち外食 |
|---|---|---|---|
| 1人(単身世帯) | 49,321円 | 49,321円 | 12,242円 |
| 2人 | 79,340円 | 約39,700円 | 10,805円 |
| 3人 | 92,240円 | 約30,700円 | 14,899円 |
| 4人 | 103,384円 | 約25,800円 | 20,472円 |
1人暮らしから2人暮らしになると、1人あたりの食費は約1万円下がります。食材を使い切りやすく、大容量パックやまとめ買いの効果が出やすいためです。
自分に合うスタイルの選び方
どのスタイルが合うかは、使える時間とお金のバランスで決まります。
- 平日に30分以上の調理時間が取れる → 自炊中心(月3万円前後)。週末に作り置きすると平日の負担が減ります
- 調理時間は取れないが、電子レンジは使える → 冷凍宅配弁当・ミールキットを平日に、休日は自炊(月3.5〜4万円)
- 昼は職場で外食が避けられない → 昼だけ外食、朝夜は自炊(月5万円前後)。昼を弁当にできればランチ代シミュレーターで節約額を確認
- 出前を週2回以上使う → Uber Oneの損益分岐(1,200円の注文なら月2回)を確認
食費を節約する現実的なコツ
- 「自炊7割、外食3割」を目標にする: 自炊14回・外食7回なら、シミュレーターの初期単価で月51,667円。全部外食(月91,250円)より4万円近く安くなります
- まとめ買い+作り置き: 日曜日に1週間分を準備すれば平日の負担が減ります。週間献立ガイドも参考にしてください
- ランチは弁当に: 外食ランチ1,000円を弁当300円にすると、月20日で14,000円の差。弁当vs外食の詳しい比較はこちら
- 出前は「まとめて頼む」: サービス料は注文額の割合、配達料は1回ごと。少額を何度も頼むより、まとめて頼む方が1食あたりの手数料は下がります
- 冷凍食品を上手に使う: 手作りとの差は冷凍食品vs手作りシミュレーターで比べられます
食費と家計全体のバランス
食費は手取り収入の15〜25%(中央20%)が目安です(食費の適正額シミュレーターと共通の基準)。
| 手取り月収 | 食費の目安(15〜25%) |
|---|---|
| 18万円 | 2.7〜4.5万円 |
| 22万円 | 3.3〜5.5万円 |
| 25万円 | 3.8〜6.3万円 |
| 30万円 | 4.5〜7.5万円 |
食費を切り詰めすぎると栄養が偏り、体調を崩して医療費がかかる本末転倒なケースもあります。食費管理の全体ガイドで無理のない範囲を見つけましょう。作り置き節約術や外食頻度の最適化も参考になります。
よくある質問(FAQ)
Q. この記事の食費データの出典は?
平均値は総務省統計局「家計調査 2025年(令和7年)」の単身世帯 第10表(男女・年齢階級別、年額を12で割って月額化)と、二人以上の世帯の第4表(世帯人員別・月額)の実数です。出前アプリの料金はUber One公式ページ、Uberニュースルーム(2026年2月5日)、Uberヘルプ「手数料の仕組み」、出前館「料金体系の変更について」、宅配弁当はnoshの食数・料金と送料一覧、ヨシケイ東京の公式ページで確認しました(確認日 2026年10月23日)。自炊の1食300円・外食1,000円・出前の商品代1,200円と配達料300円は、公的な1食単価の統計がないため計算用の仮定です。
Q. 食費4.9万円は高い?低い?
全国平均なので標準的な水準です。ただ、平均にはお菓子(月4,724円)・飲料(月3,574円)・お酒(月2,058円)も含まれる点に注意してください。自炊中心で月3万円以下なら節約できている方、外食中心で月6万円以上なら見直しの余地があります。
Q. 一人暮らしで食費を月3万円に抑えるのは現実的?
自炊をベースにすれば可能です。全部自炊を1食300円で計算すると食材費は月27,375円で、家計調査の「家で食べる分」の平均(月26,723円)とほぼ同じです。完全自炊が難しければ、週1〜2回の外食を含めて月3.5万円程度を目標にすると続けやすくなります。
Q. 数字が実感と合わない場合は?
物価の地域差、外食の頻度、お酒やお菓子の量で大きく変わります。自炊vs外食vs宅配シミュレーターの詳細設定で、食材費・外食単価・出前の商品代と配達料をレシートや注文履歴の実額に置き換えてみてください。ご不明点はお問い合わせページからお気軽にご連絡ください。
Q. 宅配弁当と自炊、どちらが健康的?
食材から自分で選べる自炊が有利ですが、noshのように全メニューを糖質30g・塩分2.5g以下で設計し、管理栄養士が関わっていると公表しているサービスもあります。自炊で栄養バランスを取るのが苦手な方は、「自炊できない日は宅配弁当」のように併用するのが現実的です。
Q. 共働きで自炊の時間が取れません。どうすればいい?
平日は冷凍宅配弁当やミールキットを使い、休日にまとめて作り置きするハイブリッド型がおすすめです。例えば平日の夕食5食をnosh(20食プラン・関東で約681円)にすると週約3,400円、残りの16食を自炊(300円)にすると週4,800円で、合計は週約8,200円・月約3.6万円です。全部自炊の食材費(月27,375円)との差は月8千円ほどで、平日5回分の調理と後片付けがなくなります。
あなたの食費をシミュレーション
週に何回自炊して、何回外食・出前にするか。実際の数字を入れてみると、年間でどのくらい差が出るか分かります。自炊vs外食vs宅配シミュレーターで、あなたに合った食費バランスを見つけてみましょう。