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作り置きでいくら節約できる?外食・コンビニとの費用比較と10年間の効果

作り置き・外食・コンビニ弁当の1食あたりコストを比較。週3回の作り置きで月・年・10年間でいくら節約できるか、投資に回した場合の効果も解説。

「作り置き」は最強の節約術?数字で検証してみた

食費の節約方法として注目される「作り置き」。週末にまとめて調理し、平日はレンジで温めるだけという手軽さから、共働き世帯やひとり暮らしの方にも人気が広がっています。

でも、「実際どれくらい節約になるの?」と聞かれると、漠然としたイメージしかない方も多いのではないでしょうか。この記事では、外食・コンビニ弁当・作り置きの1食あたりコストを具体的に比較し、月・年・10年間の節約効果、さらにその節約分を投資に回した場合の資産形成効果まで数字で解説します。

1食あたりのコスト比較

夕食1食あたりのコストを、食事タイプ別に比較します(1人分)。

食事タイプ1食あたりコスト内訳
外食(ファミレス)1,000〜1,500円料理代+ドリンク+サービス料
外食(牛丼チェーン等)500〜700円低価格チェーン
コンビニ弁当+飲み物600〜800円弁当500円+お茶・サラダ
スーパーの惣菜400〜600円惣菜2〜3品+ごはん
毎日の自炊(都度調理)250〜400円食材費のみ
作り置き(まとめ調理)200〜350円食材のまとめ買いで割安

作り置きが自炊より安くなる理由は、食材のまとめ買い割引食材ロスの削減です。週末にまとめて調理することで、余った野菜や半端な食材も使い切れるため、廃棄が大幅に減ります。

総務省の「家計調査(2024年)」によると、2人以上世帯の1ヶ月の食費平均は約83,000円(外食込み)。うち外食費が約14,000円、調理食品(惣菜・弁当)が約13,000円を占めています。自炊と外食のコスト差をもっと詳しく知りたい方は、自炊 vs 外食 vs 宅配シミュレーターもぜひ活用してみてください。

週3回の作り置きで月いくら節約できる?

平日5日間の夕食のうち、3日を「作り置き」に置き換えた場合の月間節約額を試算します(1人分、月を4.3週で計算)。

パターン1: 外食→作り置きに置き換え

項目外食(月13回)作り置き(月13回)差額
1食あたり1,000円300円700円
月額(13回)13,000円3,900円9,100円
年額156,000円46,800円109,200円

パターン2: コンビニ弁当→作り置きに置き換え

項目コンビニ(月13回)作り置き(月13回)差額
1食あたり650円300円350円
月額(13回)8,450円3,900円4,550円
年額101,400円46,800円54,600円

パターン3: 外食3回+コンビニ4回+自炊3回→全て作り置きに

現在の食事パターン月額作り置き後の月額月間節約額
外食3回(1,000円×13)13,000円
コンビニ4回(650円×17)11,050円
自炊3回(350円×13)4,550円
合計28,600円
全て作り置き(300円×43回)12,900円15,700円

2人世帯なら節約額は約2倍。月に約3万円の食費削減が見込めます。ランチ代の比較も気になる方は、ランチ代 比較シミュレーターで社食・コンビニ・お弁当の年間コストも確認できます。

年間・10年間の節約効果

1人暮らしで「週3日の外食を作り置きに置き換え」た場合の長期効果です。

期間節約額(累計)備考
1ヶ月9,100円ちょっとした贅沢ができる金額
半年54,600円家電1台分
1年109,200円国内旅行1回分
3年327,600円引越し費用がまかなえる
5年546,000円中古車が買える
10年1,092,000円100万円超!

10年間で約109万円。「たかが食費」と侮れない金額です。

2人世帯の場合はこの約2倍、つまり10年間で約218万円の節約効果になります。

隠れコスト:光熱費・容器代・食品ロスも考慮しよう

作り置きの節約額を正確に把握するには、隠れコストも考慮する必要があります。

隠れコスト月額目安備考
光熱費(ガス・電気)860〜2,150円週1回まとめて調理で約860円、週3回で約2,150円
保存容器・ラップ代200〜500円ガラス容器は初期費用のみ、ラップは消耗品
食品ロス削減効果-1,000〜-2,000円まとめ調理で食材を使い切れるため、ロスが減る

光熱費の計算根拠は、東京ガスの従量料金(1m3あたり約145円)と東京電力の従量電灯B(1kWhあたり約30円)をもとに、1回のまとめ調理でガスコンロ60分+炊飯器30分程度の使用を想定しています。食品ロスの削減効果も合わせると、実質的な隠れコストはほぼゼロに近くなります。

食品ロスの削減効果についてもっと詳しく知りたい方は、食品ロス削減 節約効果シミュレーターで年間の削減額を計算できます。

節約分を投資に回したらどうなる?

月9,100円の節約分を、毎月つみたてNISAで年利5%で運用した場合のシミュレーションです。

運用期間元本(積立総額)運用益資産総額
5年546,000円約73,000円約619,000円
10年1,092,000円約319,000円約1,411,000円
15年1,638,000円約787,000円約2,425,000円
20年2,184,000円約1,555,000円約3,739,000円
30年3,276,000円約4,325,000円約7,601,000円

外食を作り置きに変えて浮いたお金を30年間投資に回すだけで、約760万円の資産が築けます。月額たった9,100円の積み立てでこの結果は、複利の力の大きさを物語っています。

2人世帯で月18,200円を投資した場合、30年後の資産は約1,520万円。老後2,000万円問題の大部分をカバーできる計算です。

作り置きの初期投資と回収期間

作り置きを始めるには、いくつかの道具が必要です。初期投資と回収期間を見てみましょう。

アイテム価格目安備考
保存容器(10個セット)2,000〜4,000円ガラス製がおすすめ
大きめの鍋・フライパン3,000〜8,000円すでにあれば不要
ジップロック(大量買い)500〜1,000円冷凍保存用
ラベルシール300〜500円調理日・メニュー名を記入
レシピ本(1冊)1,000〜1,500円ネットのレシピでも可
初期投資の合計6,800〜15,000円

初期投資は最大でも約1.5万円。月9,100円の節約効果があるため、2ヶ月で元が取れる計算です。

作り置きの時間コストも考えよう

「節約になるのはわかるけど、時間がかかるのでは?」という声もあります。時間コストも比較してみましょう。

調理スタイル1週間の調理時間1食あたりの時間
毎日の自炊(都度調理)約5〜7時間(1日45〜60分)約45〜60分
作り置き(週末まとめ調理)約2〜3時間(週1回)約10〜15分(温めるだけ)
外食・コンビニ0時間(調理なし)0分(ただし移動時間あり)

作り置きは週末に2〜3時間を使いますが、平日の調理時間がほぼゼロになります。毎日の自炊と比べると、1週間あたり3〜4時間の時短にもなるのです。

時給1,000円で換算すると、週3〜4時間×月4.3週=月12,900〜17,200円分の時間節約。金銭的な節約と合わせると、月2万円以上のメリットがあると言えます。忙しい方は冷凍食品 vs 手作りシミュレーターで、冷凍食品を活用した時短との比較も参考になります。

作り置きを続けるコツ

コツポイント
最初は3品から始める完璧を目指さない。メイン1品+副菜2品で十分
定番メニューを5つ決める毎週のメニュー決めのストレスを減らす
冷凍を活用する2週間分をまとめて作り、冷凍ストック
味付けのバリエーション同じ食材でも和洋中で飽きない工夫
週1回は「作らない日」を設ける作り置きがプレッシャーにならないように

最初から完璧にやろうとすると挫折します。「週末に2〜3品、平日3日分だけ」から始めて、慣れてきたら品数や日数を増やしていくのがおすすめです。

食材をまとめ買いする際のコスト管理には、食費 家族人数別 適正額シミュレーターで自分の世帯に合った食費の目安を確認しておくと、予算オーバーを防げます。

よくある質問(FAQ)

Q: この計算の前提データはどこから?

外食費用は総務省「家計調査(2024年)」の外食支出データと、主要チェーン店(吉野家・松屋・ガスト等)の実際のメニュー価格を参考にしています。作り置きの食材費は、イオン・西友・ライフなど大手スーパーの実売価格をもとに、主菜+副菜2品の栄養バランスを考慮した献立から算出しています。

Q: 数字が実感と合わない場合は?

本記事の数字は全国平均をもとにした概算です。お住まいの地域の物価や、外食先の価格帯によって実際の節約額は変わります。当サイトの作り置き節約シミュレーターでは「詳細設定」から1食あたりの食材費・容器代・光熱費・時給換算額を自由に調整できるので、ご自身の実態に合わせた計算が可能です。

Q: 作り置きの衛生管理で気をつけることは?

調理後は素早く粗熱を取り(2時間以内が目安)、清潔な保存容器に入れて冷蔵庫へ。冷蔵保存は2〜3日、冷凍保存は2〜4週間が目安です。再加熱時は中心部まで75℃以上で1分以上加熱してください(厚生労働省の食品衛生ガイドラインに準拠)。

Q: 一人暮らしでも作り置きは効果的?

1人暮らしの場合、食材が余りがちで食品ロスが発生しやすい点が課題です。しかし作り置きなら、まとめ買いした食材を一気に調理して冷凍保存できるため、むしろ食品ロスが減って効果的です。1人分×5日分を一度に作ることで、スケールメリットも得られます。

他の食費シミュレーターも活用しよう

食費の最適化には、作り置き以外にもさまざまなアプローチがあります。

シミュレーターで節約効果を計算しよう

現在の食事パターン(外食の回数・コンビニの回数・自炊の回数)と1食あたりの平均支出を入力するだけで、作り置きに切り替えた場合の月間・年間・3年間の節約額を自動計算できます。

当サイトの作り置き節約シミュレーターでは、「詳細設定」で食材費・光熱費・容器代・時間コストまでカスタマイズ可能。時間の節約効果も金額で見える化できるので、モチベーションアップにぜひ活用してください。

まとめ

作り置きは、1食あたり約300円で外食(1,000円)やコンビニ(650円)と比べて半額〜3分の1のコスト。週3日の外食を作り置きに変えるだけで月約9,100円、年間約10.9万円、10年間で約109万円の節約になります。光熱費や容器代などの隠れコストを差し引いても、食品ロス削減効果でほぼ相殺されます。さらにその節約分を投資に回せば、30年後には約760万円の資産に成長。「食」を変えることは、人生の資産形成を変えることにもつながるのです。

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