出前アプリの手数料比較2026|Uber One月698円は月2回で元が取れる・出前館はサービス料導入
2026年はUber One(月698円)が2月から1,200円以上の注文でサービス料も0円に、出前館は3月から「サービス料+送料」に変更、Woltとmenuは日本から撤退。注文2,000円・月4回ならUber Eats(会員なし)の手数料は年24,000円、Uber Oneなら年8,376円。各社の公式情報(2026年10月22日確認)で手数料の仕組みと損益分岐を整理します。
2026年、出前アプリの料金はこう変わった
出前アプリの手数料は、2026年に入って大きく組み替わりました。押さえておきたい変化は4つです。
- Uber Oneのサービス料0円化(2月1日〜): 税込1,200円以上の対象レストラン注文は、配達手数料に加えてサービス料も回数制限なく0円に
- Uber Oneの値上げ: 月額は698円、年額は5,598円に(以前は月498円)
- 出前館のサービス料導入(3月1日〜): 料金が「商品代金+サービス料+送料」の3本立てに。同時に「出前館がお届け」店舗の送料無料を開始
- 撤退が相次いだ: Woltは3月4日、menuは9月30日で日本でのサービスを終了(DiDi Foodは2022年に撤退済み)
つまり、以前の「Uber Eats・出前館・Wolt・menuを比べる」という比較はもう成り立ちません。全国で使える選択肢は主にUber Eatsと出前館で、都市部を中心にRocket Nowが加わる、というのが2026年10月時点の構図です。この記事では、出前アプリ 手数料比較シミュレーターと同じ前提で、手数料の差を具体的な金額で比べます。
各サービスの手数料の仕組み(2026年10月22日確認)
| サービス | 配達料(送料) | サービス料 | 少額注文手数料 | 会費 |
|---|---|---|---|---|
| Uber Eats(会員なし) | 距離・需給で変動 | 通常は注文金額の10% | 780円未満で150円 | なし |
| Uber Eats+Uber One | 1,200円以上の対象注文は0円 | 1,200円以上の対象注文は0円 | 780円未満で150円 | 月698円 |
| 出前館(出前館がお届け店舗) | 0円(送料無料・終了時期未定) | 商品代金を基準に計算(料率非公表) | 公表なし | なし |
| 出前館(その他の店舗) | 店舗ごとの設定 | 同上 | 公表なし | なし |
| Rocket Now | 0円 | 0円 | 公表なし | なし |
出典はそれぞれ、Uber One公式ページ(月額698円・年額5,598円)、Uberニュースルーム(2026年2月5日、サービス料0円の条件)、Uberヘルプ(サービス料は通常10%・最低/最高金額が適用される場合あり、レストランの少額注文手数料は780円未満で150円)、出前館の「料金体系の変更について」(2026年2月27日)と6月1日のリリース(送料無料の継続)、Rocket NowのApp Store掲載説明です。
注意したいのは、配達料の金額表はどの社も公表していないことです。Uber Eatsは「地域と距離で異なり、店舗を選ぶ段階で表示」、出前館は「注文金額・配達距離・需給のバランス等で注文ごとに決定」としています。そのため本記事とシミュレーターでは、配達料を「近距離150円・中距離300円・遠距離500円」と計算用に仮定しています。出前館のサービス料も料率が非公表なので、10%と仮定しました。どちらも実際の注文画面の数字に置き換えると精度が上がります。
注文2,000円・中距離での手数料比較
もっとも標準的な「2,000円の注文・配達料300円(仮定)・月4回」で比べると、次のようになります。
| 選択肢 | 1回の手数料 | 月間の手数料 | 年間の手数料 |
|---|---|---|---|
| Uber Eats(会員なし) | 500円(配達300+サービス200) | 2,000円 | 24,000円 |
| 出前館(送料ありの店舗) | 500円(送料300+サービス200※) | 2,000円 | 24,000円 |
| 出前館(送料無料の店舗) | 200円(サービス料のみ※) | 800円 | 9,600円 |
| Uber Eats+Uber One | 0円+会費698円 | 698円 | 8,376円 |
| Rocket Now | 0円 | 0円 | 0円 |
| テイクアウト | 0円 | 0円 | 0円 |
※出前館のサービス料は10%と仮定
会員なしのUber Eatsと送料ありの出前館は、ともに1回500円・年24,000円。ここからUber Oneに入るだけで年15,624円、出前館の送料無料店舗を選ぶだけで年14,400円下がります。Rocket Nowは手数料が0円ですが、提供エリアと店舗が限られる点に注意が必要です。
注文金額別に見る手数料の早見表
同じアプリでも、注文金額で手数料の重さは大きく変わります(配達料300円の仮定、Uber Oneは会費を除く)。
| 注文金額 | Uber Eats(会員なし) | Uber One会員 | 出前館(送料無料の店舗) | 出前館(送料あり) |
|---|---|---|---|---|
| 600円 | 510円(85%) | 510円(85%) | 60円(10%) | 360円(60%) |
| 1,000円 | 400円(40%) | 400円(40%) | 100円(10%) | 400円(40%) |
| 2,000円 | 500円(25%) | 0円 | 200円(10%) | 500円(25%) |
| 3,000円 | 600円(20%) | 0円 | 300円(10%) | 600円(20%) |
ポイントは1,200円の壁です。Uber Oneの特典は税込1,200円以上(商品代金で判定、少額注文手数料などは含まない)の対象注文にしか適用されません。1,000円の注文では会員でも配達手数料とサービス料がかかり、780円未満なら少額注文手数料150円も上乗せされます。600円のスイーツだけを頼むと、会員でも商品代金の85%が手数料です。
Uber Oneの損益分岐を計算する
Uber Oneで浮くのは「配達手数料+サービス料」の2つです。以前は配達手数料しか無料にならなかったため、分岐点は「会費÷配達料」でしたが、2026年2月からは計算式が変わりました。
損益分岐回数(月)= 698円 ÷(配達手数料+サービス料)
| 注文金額・配達料 | 1回で浮く額 | 元が取れる回数 |
|---|---|---|
| 2,000円・近距離150円 | 350円 | 月2回(698÷350=1.99) |
| 2,000円・中距離300円 | 500円 | 月2回(698÷500=1.4) |
| 2,000円・遠距離500円 | 700円 | 月1回 |
| 1,500円・中距離300円 | 450円 | 月2回(698÷450=1.6) |
| 1,000円(どの距離でも) | 0円 | 元は取れない |
1,200円以上の注文を月2回以上するなら、ほぼ確実に元が取れます。逆に、頼むのが1,000円前後のランチ1品ばかりなら会費は丸損です。
利用頻度別のケース(注文2,000円・中距離)
月2回:たまの週末だけ
年間の手数料は、Uber Eats(会員なし)12,000円、Uber One 8,376円、出前館の送料無料店舗4,800円。この頻度なら出前館の送料無料店舗が最安で、Uber Oneは会員なしより3,624円安い程度です。
月4回:毎週金曜の夜
Uber Eats(会員なし)24,000円、出前館の送料無料店舗9,600円、Uber One 8,376円。出前館のサービス料を10%とした場合、月4回あたりでUber Oneが逆転します(月800円>会費698円)。
月8回:週2回のヘビーユーザー
Uber Eats(会員なし)48,000円、出前館の送料無料店舗19,200円、Uber One 8,376円。会費は回数に関係なく一定なので、頻度が上がるほどUber Oneが有利になります。会員なしとの差は年39,624円です。
あなたの注文金額・回数・距離での正確な比較は、出前アプリ 手数料比較シミュレーターの詳細設定で配達料とサービス料率を実際の金額に合わせて確認できます。
手数料以外に効いてくる「商品価格」
手数料と同じくらい大事なのが、アプリ内の商品価格です。店舗がアプリに支払う手数料の負担を回収するため、アプリ内価格を店頭より高くしている店舗があります。最近は各社とも店頭と同じ価格をうたう取り組みを進めていて、出前館の「お店価格で出前館」は2026年6月1日時点で約21,000店舗、Rocket Nowも「お店と同価格」バッジの店舗を設けています。手数料が0円でも商品が1〜2割高ければ意味がないので、店頭価格と比べる習慣をつけましょう。持ち帰りとの差額はデリバリー vs テイクアウト シミュレーターで試算できます。
食費全体の中で考える
デリバリーの手数料を最適化しても、食費全体を動かすのは「自炊・外食・宅配の配分」です。週の配分を変えたときの月間食費は自炊 vs 外食 vs 宅配 シミュレーター、外食や出前の回数を減らしたときの年間節約額は外食頻度 vs 食費 シミュレーター、家族構成に対する食費の目安は食費 家族人数別 適正額シミュレーターで確認できます。
よくある質問
Q. この記事のデータはどこから?
2026年10月22日に各社の公式ページで確認しました。Uber One月額698円はUber One公式ページ、サービス料0円の条件(税込1,200円以上)はUberニュースルーム(2026年2月5日)、サービス料10%と少額注文手数料はUberヘルプ、出前館は「料金体系の変更について」(2026年2月27日)・2026年6月1日のニュースリリース・出前館ヘルプ、Rocket NowはApp Storeの提供元説明、Woltの撤退は親会社DoorDashの発表(2026年2月)、menuの終了はKDDIの発表です。配達料の距離別金額と出前館のサービス料率は非公表のため、計算用の仮定です。
Q. 数字が実感と合わない場合は?
配達料は距離・時間帯・天候・需給で変動し、出前館では悪天候や配達員不足のときにサービス料へ「配達員支援金」が加わります。また本記事の計算はアプリ内価格の上乗せ・クーポン・チップを含みません。出前アプリ 手数料比較シミュレーターの詳細設定で、注文確認画面の配達料とサービス料率に合わせてください。お気づきの点はお問い合わせからご連絡ください。
Q. Uber Oneに入れば手数料はすべて0円?
いいえ。0円になるのは、金色のUber Oneアイコンがある店舗での税込1,200円以上のレストラン注文の配達手数料とサービス料です。少額注文手数料、優先配達などの追加オプション、アプリ内価格の上乗せは残ります。
Q. 出前館で現金払いすると手数料はかかる?
出前館ヘルプによると、「出前館がお届け」店舗で代金引換(現金)を選ぶと現金払い手数料250円がかかります。電子決済にすれば避けられます。
Q. WoltやmenuのクーポンやWolt+はまだ使える?
使えません。Woltは2026年3月4日、menuは9月30日でサービスを終了しました。両方を使っていた人は、Uber Eats・出前館・Rocket Nowのうち、住んでいるエリアで使えるものから選び直すことになります。
まとめ
2026年の出前アプリ選びは、①1,200円以上を月2回以上頼むならUber One、②月2〜3回なら出前館の送料無料店舗、③対象エリアならRocket Now、④1,200円未満の少額注文はどのアプリでも割高、の4点で判断できます。まずは出前アプリ 手数料比較シミュレーターで、自分の注文パターンでの年間手数料を確かめてみてください。