所得税率は5〜45%の7段階|年収500万の実効税率は2.3%【年収別早見表・2026】
所得税の税率を年収300〜1,500万円の早見表で解説。年収500万の実効税率はわずか2.3%(2025年改正後の基礎控除で計算)。累進課税の仕組み、iDeCo・ふるさと納税の節税額、計算手順まで網羅。シミュレーターで即計算。
「自分の年収だと所得税はいくらかかるの?」「税率20%ってほんとに2割持っていかれるの?」——給与明細の税額に疑問を感じたことはありませんか。日本の所得税は7段階の累進課税制度を採用しており、実際の負担率(実効税率)は額面の税率よりずっと低くなります。この記事では年収300〜1,500万円の早見表と計算手順、節税方法まで網羅します。所得税率シミュレーターを使えば、あなたの税率と税額を10秒で確認できます。
所得税は「累進課税」で税率が上がる
日本の所得税は累進課税制度を採用しています。所得が増えるほど税率が上がる仕組みで、税率は7段階(5%〜45%)に分かれています。ただし、年収全体に最高税率がかかるわけではなく、各段階の金額にだけその税率が適用されます。
所得税率の速算表(2026年)
| 課税所得 | 税率 | 控除額 |
|---|---|---|
| 〜195万円 | 5% | 0円 |
| 195万〜330万円 | 10% | 97,500円 |
| 330万〜695万円 | 20% | 427,500円 |
| 695万〜900万円 | 23% | 636,000円 |
| 900万〜1,800万円 | 33% | 1,536,000円 |
| 1,800万〜4,000万円 | 40% | 2,796,000円 |
| 4,000万円〜 | 45% | 4,796,000円 |
※ 別途、復興特別所得税(所得税額×2.1%)が加算されます
年収別の所得税額と実効税率
独身・扶養なしの場合
| 年収 | 課税所得 | 所得税額 | 実効税率 |
|---|---|---|---|
| 300万円 | 約70万円 | 約34,900円 | 1.2% |
| 400万円 | 約129万円 | 約64,500円 | 1.6% |
| 500万円 | 約214万円 | 約116,800円 | 2.3% |
| 600万円 | 約280万円 | 約182,000円 | 3.0% |
| 700万円 | 約354万円 | 約280,100円 | 4.0% |
| 800万円 | 約429万円 | 約430,700円 | 5.4% |
| 1,000万円 | 約600万円 | 約771,700円 | 7.7% |
| 1,200万円 | 約770万円 | 約1,135,200円 | 9.5% |
| 1,500万円 | 約1,026万円 | 約1,849,500円 | 12.3% |
※ 所得税率シミュレーターの実装(2025年改正後の基礎控除95万〜58万円・社会保険料は年収の約15%で自動計算)を実行した値です。
限界税率と実効税率の違い
| 用語 | 意味 | 例(年収700万の場合) |
|---|---|---|
| 限界税率 | 所得が1円増えたときの税率 | 20%(課税所得354万は20%の区間) |
| 実効税率 | 実際の税負担率(税額÷年収) | 4.0% |
「年収700万で税率20%」と聞くと高く感じますが、実効税率は4.0%に過ぎません。累進課税は「稼いだ分だけ損する」制度ではないことを理解しておきましょう。
所得税の計算手順
1. 給与所得控除を引く
| 年収 | 給与所得控除額 |
|---|---|
| 〜190万円 | 65万円(2025年改正で最低保障を引き上げ) |
| 〜360万円 | 年収×30% + 8万円 |
| 〜660万円 | 年収×20% + 44万円 |
| 〜850万円 | 年収×10% + 110万円 |
| 850万円〜 | 195万円(上限) |
2. 所得控除を引く
基礎控除(2025年改正後は所得に応じて95万〜58万円。年収500万円の会社員なら68万円)、社会保険料控除(年収の約15%)、配偶者控除、扶養控除などを差し引きます。
3. 課税所得に税率をかける
速算表を使って計算します。
```
所得税額 = 課税所得 × 税率 - 控除額
```
4. 復興特別所得税を加算
```
最終税額 = 所得税額 × 1.021
```
所得税を安くする方法
| 方法 | 年間の節税効果(目安) |
|---|---|
| ふるさと納税 | 所得税からの控除あり |
| iDeCo | 掛金全額が所得控除(年27.6万なら税率20%で5.5万節税) |
| 住宅ローン控除 | 年間最大21〜31.5万円 |
| 医療費控除 | 10万円超の医療費で適用 |
| 生命保険料控除 | 最大12万円の控除 |
所得税と合わせて知っておきたいこと
所得税は住民税や社会保険料と合わせて考えると、手取り額がより正確に分かります。以下のシミュレーターも活用してください。
- 手取り計算シミュレーター — 年収から社会保険料・所得税・住民税を差し引いた手取り額を計算
- 住民税シミュレーター — 住む地域で変わる住民税額をチェック
- ふるさと納税シミュレーター — 控除上限額と節税効果を計算
- 配偶者控除シミュレーター — 配偶者の年収による控除額の変化を確認
よくある質問(FAQ)
Q. この記事の税率・税額の計算根拠はどこから?
A. 国税庁「所得税の税率」(No.2260)および「給与所得控除」(No.1410)の2026年分に基づいています。復興特別所得税(2.1%)は税額計算に加算済みです。
Q. 年収500万円で「税率20%」と言われましたが、手取りが8割もある気がしません
A. 所得税の実効税率は約2.3%ですが、住民税(約5%)と社会保険料(約15%)も天引きされるため、手取りは約78%になります。なお年収500万円の限界税率は2025年改正後の基礎控除では10%です(「税率20%」は限界税率が20%の区間に達した場合の話で、全体にかかるわけではありません)。手取り計算シミュレーターで内訳を確認できます。
Q. フリーランスと会社員で税率は違いますか?
A. 税率表そのものは同じです。ただしフリーランスは給与所得控除がない代わりに、青色申告特別控除(最大65万円)や経費計上が可能です。詳しくは自営業の税金シミュレーターをお使いください。
Q. 記事の数字が実感と合わない場合はどうすればよいですか?
A. 扶養人数・控除の種類・社会保険料率は個人差が大きいため、この記事の早見表はあくまで目安です。正確な税額を知りたい場合は所得税率シミュレーターに年収と家族構成を入力してお試しください。ご不明点はお問い合わせからお気軽にどうぞ。
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