定期預金の金利比較、ネット銀行はメガバンクの何倍?税引後の利息を計算
メガバンクとネット銀行の定期預金金利を比較。金額別の税引後利息早見表、金利上昇時代の賢い預け方を解説します。
ネット銀行はメガバンクの10〜100倍の金利
メガバンクの定期預金金利が0.025〜0.2%の中、ネット銀行は0.3〜1.0%の金利を提示しています。100万円を1年預けた場合、利息に数千円の差が出ます。
「たかが数千円」と思うかもしれませんが、預入額が大きくなるほど差は広がります。500万円なら年間1〜2万円、1,000万円なら約3万円の差です。しかも定期預金は元本保証なので、預け先を変えるだけでノーリスクで利息を増やせます。
主要銀行の定期預金金利(2026年3月時点)
1年定期
| 銀行 | 金利 | 100万円の利息(税引後) |
|---|---|---|
| 三菱UFJ銀行 | 0.125% | 996円 |
| 三井住友銀行 | 0.125% | 996円 |
| みずほ銀行 | 0.125% | 996円 |
| SBI新生銀行 | 0.50% | 3,984円 |
| 楽天銀行 | 0.35% | 2,789円 |
| auじぶん銀行 | 0.45% | 3,586円 |
| UI銀行 | 0.55% | 4,383円 |
| オリックス銀行 | 0.50% | 3,984円 |
※利息には20.315%の税金(所得税15.315%+住民税5%)が自動的に源泉徴収されます。確定申告は原則不要です。
ネット銀行の方が3〜4倍の利息。500万円なら年間で1〜2万円の差になります。
預入額別の利息比較(1年定期)
| 預入額 | メガバンク(0.125%) | ネット銀行(0.50%) | 差額 |
|---|---|---|---|
| 100万円 | 996円 | 3,984円 | 2,988円 |
| 300万円 | 2,988円 | 11,953円 | 8,965円 |
| 500万円 | 4,981円 | 19,921円 | 14,940円 |
| 1,000万円 | 9,961円 | 39,842円 | 29,881円 |
1,000万円なら年間約3万円の差。預け先を変えるだけでこの差が生まれます。あなたの預入額でいくら差が出るか、定期預金シミュレーターで計算してみましょう。
金利上昇局面での定期預金戦略
日銀の利上げにより、今後も金利上昇が続く可能性があります。こうした局面では、預け方の工夫が利息に大きく影響します。
ラダー型(はしご型)で金利上昇に備える
金利が上がりそうなときに5年定期で全額を預けてしまうと、より高い金利を逃すリスクがあります。ラダー型とは、資金を3ヶ月・6ヶ月・1年など異なる満期に分散させる方法です。
例えば300万円を預ける場合:
- 100万円 → 3ヶ月定期
- 100万円 → 6ヶ月定期
- 100万円 → 1年定期
満期を迎えた分を、その時点で最も有利な金利の定期預金に預け替えることで、金利上昇の恩恵を受けやすくなります。
キャンペーン金利を狙う
口座開設キャンペーンや期間限定キャンペーンで通常の2〜3倍の金利になることがあります。特にネット銀行は競争が激しく、頻繁にキャンペーンを実施しています。「新規口座開設で3ヶ月間 年1.0%」のような特別金利は積極的に活用しましょう。
ペイオフ制度の詳細 — 1,000万円を超えたらどうする?
預金保険制度(ペイオフ)は、金融機関が破綻した場合に1つの金融機関につき、1人あたり元本1,000万円+その利息までを保護する制度です。
保護されるもの・されないもの
| 種類 | 保護の範囲 |
|---|---|
| 普通預金・定期預金 | 合算で元本1,000万円+利息まで |
| 決済用預金(当座預金等) | 全額保護 |
| 外貨預金 | 保護対象外 |
| 投資信託・株式 | 預金保険の対象外(別の制度で保護) |
1,000万円を超える資金の分散方法
まとまった資金がある場合は、以下のように分散するのが基本です。
- 複数の銀行に分散 — 銀行ごとに1,000万円以内に収める
- 決済用預金を活用 — 利息はつかないが全額保護される
- 個人向け国債に振り分ける — 国が元本を保証(後述)
- 新NISAで運用に回す — 5年以上使わない資金は新NISAシミュレーターで運用益を確認
なお、同一銀行でも名義が異なれば(例:本人と配偶者)それぞれ1,000万円まで保護されます。
個人向け国債との比較 — 安全資産の使い分け
定期預金と並ぶ安全資産として個人向け国債があります。特に「変動10年」は金利上昇局面で有利です。
| 定期預金(ネット銀行) | 個人向け国債(変動10年) | |
|---|---|---|
| 金利 | 0.3〜1.0%(固定) | 基準金利×0.66(変動) |
| 元本保証 | あり(ペイオフ上限あり) | あり(国が保証・上限なし) |
| 中途解約 | 可能(利率低下) | 1年経過後可能(直近2回分の利子を返還) |
| 税金 | 20.315%源泉徴収 | 20.315%源泉徴収 |
| 最低購入額 | 1円〜 | 1万円〜 |
個人向け国債のメリットは、ペイオフの上限がないことです。1,000万円を超える安全資産の置き場として最適です。また変動10年型は金利上昇に連動するため、定期預金のように「預けた後に金利が上がって損した」ということがありません。
一方、定期預金はネット銀行なら国債より高い金利を得られるケースもあります。1,000万円以内なら定期預金、超える分は個人向け国債、という使い分けが合理的です。債券利回りシミュレーターで国債の利回りも確認できます。
定期預金 vs 新NISA、どう使い分ける?
| 定期預金 | 新NISA | |
|---|---|---|
| リターン | 年0.1〜1.0% | 年3〜7%(期待値) |
| リスク | なし(元本保証) | あり(元本割れの可能性) |
| 用途 | 1〜3年以内に使うお金 | 5年以上先に使うお金 |
| 流動性 | 中途解約可能(利率低下) | いつでも売却可能 |
3年以内に使う資金は定期預金、それ以上先の資金は新NISAが基本的な使い分けです。
例えば、手元に500万円の余裕資金がある場合:
- 生活防衛資金(生活費6ヶ月分) → 普通預金に確保
- 3年以内に使う予定の資金 → 定期預金(ネット銀行)
- 5年以上使わない資金 → 新NISAで積立投資
将来的にFIRE(経済的自立・早期リタイア)を目指している方は、FIRE達成年数シミュレーターで、定期預金と投資の配分がリタイア時期にどう影響するか確認してみてください。
また、税制優遇を最大限に活用したい方は、新NISAとiDeCoの併用も検討しましょう。新NISA vs iDeCo比較シミュレーターで、あなたに合った組み合わせを見つけられます。iDeCoの節税効果はiDeCoシミュレーターで詳しく計算できます。
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預入額と期間を入力すれば、銀行別の税引後利息を比較できます。金利上昇が続く今、どの銀行にいくら預けるかで利息は大きく変わります。まずは定期預金シミュレーターで、あなたの資金でいくら利息がもらえるか確認してみましょう。