食材宅配・ネットスーパー比較|コープ・パルシステム・オイシックス・ヨシケイの費用と送料【2026年10月】
コープデリ・パルシステム・オイシックス・ヨシケイ・ネットスーパー(西友・イオン・Amazonフレッシュ)とスーパーの食費を、家計調査2025と2026年10月時点の送料で比較。3人家族ならコープデリは月+約3,900円、ネットスーパーは送料無料ラインを超えればほぼ同額です。
結論:支出だけならネットスーパー、手間まで買うなら生協かミールキット
先に結論です。総務省「家計調査 2025年平均」の3人世帯の食材費(週約10,600円)を基準に、2026年10月時点の各社送料で計算すると、こうなります。
- ネットスーパー(西友・イオン): 店頭と同じ価格帯なので、送料が無料になる注文額を超えればスーパーとほぼ同額
- 生協(コープデリ・パルシステム): 価格がやや高く、スーパーより月+約3,900〜6,600円
- オイシックス: 有機・特別栽培中心で月+約1.2万円
- ヨシケイ(夕食キット週5日): 献立と下ごしらえ込みで月+約3.4万円
「食材宅配は高い」は半分正解で、半分は誤解です。高いのはミールキット型で、ネットスーパーはほぼ割高になりません。そのうえ週90分の買い物時間がなくなるので、時給換算すると実質最安になる家庭が多くなります。
比較の前提:家計調査2025の「食材費」を基準にする
食材宅配の比較記事は「1食○円」で比べがちですが、家庭によって買う量が違うので、それでは比べられません。この記事では、総務省「家計調査 家計収支編 2025年平均」(2026年2月公表)の世帯人員別支出から、穀類・魚介類・肉類・乳卵類・野菜海藻・果物・油脂調味料を合計した「素材として買う食材費」を基準にしています。
| 世帯人員 | 食材費(月) | 週あたり | 参考:食料費全体(月) |
|---|---|---|---|
| 単身 | 17,224円 | 約4,000円 | 44,659円 |
| 2人 | 40,892円 | 約9,400円 | 79,340円 |
| 3人 | 45,804円 | 約10,600円 | 92,240円 |
| 4人 | 48,964円 | 約11,300円 | 103,384円 |
| 5人 | 53,157円 | 約12,300円 | 112,019円 |
食料費全体には外食・総菜(調理食品)・菓子・飲料・酒が含まれるため、宅配で置き換わる「食材」はその半分ほどです。4人世帯の食材費が2人世帯の1.2倍にしか増えていないのは、子どもの食べる量が少ないことや、総菜・外食に回る分があるためです。
8サービスの送料(2026年10月確認)
| サービス | 送料(1回) | 無料になる条件 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 西友ネットスーパー | 330円 | 税込5,500円以上(地域差あり) | 店頭価格・最短当日 |
| イオンネットスーパー | 330〜770円 | 店舗ごとに設定 | トップバリュも買える |
| Amazonフレッシュ | 490円(プライム会員) | 1万円以上 | 時間指定・対応エリア限定 |
| コープデリ(東京都) | 198円 | 税別6,000円以上 | 子育て・シルバー割引あり |
| パルシステム(東京) | 165〜248円 | 1.2万円以上 | 注文なしの週も手数料あり |
| オイシックス(定期・本州) | 300〜1,200円 | 税抜6,500円以上 | 冷凍品1,600円未満は+300円 |
| ヨシケイ | 無料 | ― | 夕食キットが毎日届く |
コープデリは子育て割引の内容が大きく、東京都では妊娠中〜1歳未満は手数料が常に無料、1歳〜小学校入学前は税別3,000円以上で無料です。世帯全員(または2人世帯のどちらか)が65歳以上ならシルバー割引で配達手数料が無料、基本手数料88円だけになります。パルシステムは注文しない週も手数料がかかるため、「たまに使う」人には向きません。
3人家族の月額比較
食材宅配 vs スーパー シミュレーターの初期値(3人家族・週10,600円・時給1,500円・食品ロス月3,000円)の結果です。宅配では「足りない分をスーパーで買い足す」前提も入れています。
| 購入方法 | 月額 | スーパーとの差 | 買い物時間/週 | 時間・ロス込み実質 |
|---|---|---|---|---|
| スーパー | 45,933円 | ― | 90分 | 45,933円 |
| 西友ネットスーパー | 45,933円 | ±0円 | 15分 | 37,358円 |
| イオンネットスーパー | 47,363円 | +1,430円 | 15分 | 38,788円 |
| Amazonフレッシュ | 48,000円 | +2,067円 | 15分 | 39,425円 |
| コープデリ | 49,838円 | +3,905円 | 38分 | 43,763円 |
| パルシステム | 52,505円 | +6,572円 | 38分 | 46,430円 |
| オイシックス | 58,335円 | +12,402円 | 65分 | 54,885円 |
| ヨシケイ(週5日) | 79,985円 | +34,052円 | 50分 | 74,610円 |
計算式はシンプルです。コープデリなら「週10,600円 × 宅配で買う割合85% × 価格倍率1.1 + 残り15%をスーパーで購入」を52週÷12か月で月額にします。注文額が税別6,000円を超えるので手数料は0円です。
ヨシケイだけ大きく高いのは、夕食キット1人前約750円 × 3人 × 週5日 = 週11,250円が素材の食材費に上乗せされるからです。朝食・昼食・休日分は別にスーパーで買います。ヨシケイは2026年10月から一部地域で3〜9%の価格改定をしているので、最新の価格はお住まいの地域で確認してください。
時間コストで順位が入れ替わる
買い物時間の前提は、スーパーが週2回で計90分(移動・レジ待ち込み)、ネットスーパーは注文と受け取りで15分、生協は注文15分に加えて2週に1回の買い足し、オイシックスとヨシケイは週1回の買い足しありです。
時給1,500円で換算すると、西友ネットスーパーの時間の節約は月325分=8,125円分。ここに食品ロスの削減(月3,000円 × 15% = 450円)を足すと、実質は月37,358円で、スーパーより月8,500円ほど有利になります。
一方、オイシックスやヨシケイは買い足しの時間が残るので、時間で取り戻せる額は月2,700〜4,300円です。支出の差(月1.2万〜3.4万円)は埋まりません。ミールキットは「お金の節約」ではなく「献立と下ごしらえの外注」と考えるのが正確です。
世帯タイプ別:どれを選ぶか
共働き・未就学児のいる3〜4人家族
第一候補はネットスーパー、次点はコープデリの子育て割引です。ネットスーパーは店頭価格のまま週末の買い出しをなくせます。生協は1週間前の注文になる代わりに、子育て割引で手数料が0円になり、離乳食・冷凍食品の品揃えが厚いのが強みです。平日の夕食づくりがどうしても回らない時期だけ、ヨシケイを週3日入れるのが現実的な落としどころです。
単身・2人暮らし
注文額が小さいので送料の比率が上がります。単身(週4,000円)だとコープデリは手数料198円がかかって月+約2,300円、西友ネットスーパーも5,500円に届かず月+約1,400円です。2週分をまとめて注文するか、冷凍食品・米・飲料など重い物だけ宅配にするのが効率的です。
65歳以上の世帯
コープデリ(東京都)のシルバー割引で配達手数料が0円になるので、生協の週1回宅配が最も負担が少ない選択です。重い荷物を運ばなくてよい価値は、時給換算以上に大きいはずです。
食材の質を優先したい家庭
オイシックスは月+1万円前後かかりますが、有機・特別栽培の野菜と20分で作れるミールキットが中心です。全部を置き換えず、野菜と主菜2〜3品だけオイシックス、残りはネットスーパーの組み合わせにすると上乗せを半分程度に抑えられます。
食品ロスの削減はどれくらい効くか
農林水産省・環境省の「2024(令和6)年度 食品ロス量推計値」(2026年6月公表)では、家庭から出る食品ロスは年224万トン(前年度233万トン)。1世帯あたりにすると年40kg前後です。シミュレーターは月3,000円の食品ロスを初期値にして、必要な量だけ届くミールキットで25〜35%、ネットスーパーや生協の計画購入で15%減ると仮定しています。
月450〜1,050円と、時間の価値に比べると小さな額です。食品ロスは宅配に替えるより、冷蔵庫の在庫を見てから注文する習慣のほうが効きます。ご家庭の廃棄額は食品ロス削減シミュレーターで計算できます。
宅配に切り替える前のチェックリスト
| チェック項目 | 理由 |
|---|---|
| 週の注文額は送料無料ラインを超えるか | 単身・2人は送料の比率が高い |
| 注文から届くまでの日数 | 生協は約1週間前の締め切り |
| 不在時の置き配・保冷 | 生協は保冷箱で置き配が基本 |
| 注文しない週の手数料 | パルシステムは発生、コープデリ東京は基本手数料88円 |
| 対応エリア | Amazonフレッシュは一部地域のみ |
よくある質問
Q. 食材宅配は本当にスーパーより高い?
ネットスーパーはほぼ同額、生協は1割前後、オイシックスは4〜5割、ヨシケイは夕食キット分が上乗せされます。3人家族ならコープデリで月+約3,900円、オイシックスで月+約1.2万円です。
Q. 生協の出資金は戻ってくる?
生協は加入時に出資金を払いますが、脱退時に返還されます。シミュレーターの月額には含めていません。
Q. 一人暮らしでも使える?
使えますが、送料の比率が高くなります。2週分をまとめる、重い物だけ頼むなど、注文額を無料ラインに近づける工夫が必要です。
Q. この記事のデータはどこから?
食材費は総務省統計局「家計調査 家計収支編 2025年平均」(二人以上の世帯 第4表・単身世帯 第1表)、食品ロスは農林水産省・環境省「2024年度 食品ロス量推計値」、送料はコープデリ・パルシステム・オイシックス・Amazonフレッシュ・西友/イオンネットスーパーの公式案内(2026年10月確認)です。価格倍率・買い物時間は くらシムの想定値です。
Q. 数字が実感と合わない場合は?
自炊中心の家庭は家計調査の平均より食材費が多く、車でまとめ買いする地域は買い物時間が短くなります。シミュレーターの詳細設定で週の食材費・買い物時間・時給をご家庭の実態に合わせてください。
あわせて使いたいシミュレーター
- 食材宅配 vs スーパー シミュレーター — 8サービスを送料・時間・食品ロス込みで比較
- ネットスーパー vs 店舗シミュレーター — 買い物回数・交通費まで含めた比較
- 食費予算シミュレーター — 家族人数別の月間食費目安
- 食品ロス削減シミュレーター — ご家庭の食品ロス額を可視化
- 食事宅配シミュレーター — 調理済みの宅配弁当と比較
- 作り置き節約シミュレーター — 平日の自炊効率化と節約効果
まとめ
- 支出だけならスーパー=ネットスーパー。送料無料ラインを超えれば差はほぼゼロ
- 生協は月数千円の上乗せで、子育て・シルバー割引と品揃えが強み
- オイシックス・ヨシケイは「献立と下ごしらえの外注」。お金の節約にはならない
- 時給換算で比べると、ネットスーパーが実質最安になる家庭が多い
まずは食材宅配 vs スーパー シミュレーターで家族人数を選び、ご家庭の数字で比べてみてください。