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ローンの比較・選び方:住宅・カー・教育・カードローンの金利と総返済額を徹底解説

100万円を3年で借りると利息は地銀の使途申告型ローン(5.6%)約8.9万円、消費者金融約24.8万円、リボ払い約30.1万円。2026年10月時点の公表金利で、目的別ローン・ろうきん・カードローン・住宅ローンの総返済額と損をしない借り方の判断基準を解説します。

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「月々の返済額」だけで判断すると何十万円も損する

ローンを選ぶとき、月々の返済額だけを見ていませんか?返済期間を長くすれば月々は楽になりますが、支払う利息の総額は大幅に増えます。また、同じ100万円でも借り先によって金利が4〜5倍違うことも珍しくありません。

さらに2026年は金利の前提が大きく変わった年です。日本銀行は2026年9月18日に政策金利を1.25%へ引き上げ、銀行の変動金利の基準になる短期プライムレートも三菱UFJ銀行で年2.375%(2026年8月3日〜)まで上がり、2026年11月2日に年2.625%へ引き上げられました(同行の公表資料)。目的別ローンはこれに先立ち、三菱UFJ銀行・中央ろうきんとも10月1日に0.25%上がりました。数年前の「マイカーローン1%台」「住宅ローン変動0.3%」といった感覚のまま比較すると、返済計画が狂います。

この記事では、2026年10月21日に各社の公式サイトで照合した金利をもとに、ローンの種類ごとの金利と総返済額、損をしない選び方を整理します。

ローン種類別・金利と特徴の比較(2026年10月照合)

ローンの種類金利の目安借入上限返済期間出典・代表例
住宅ローン(変動金利)1.0〜1.6%程度1億円程度最長35〜50年中央ろうきん 1.225〜1.615%(団体会員)
住宅ローン(フラット35)3.83%(最頻)8,000万円21〜35年住宅金融支援機構 2026年10月
マイカーローン(銀行)2.375〜3.50%3,000万円最長10年三菱UFJ銀行 ネットDEマイカーローン(200万円以下は3.50%)
カーライフローン(ろうきん)3.3%(団体会員)購入資金の範囲最長10年中央ろうきん(一般勤労者4.575%)
マイカーローン(ディーラー)4.0〜9.0%程度車両価格まで最長7〜8年販売店・信販会社により異なる
国の教育ローン4.60%(固定)350万円(留学等450万円)20年以内日本政策金融公庫 令和8年11月2日現在(金利は2026年11月2日確認、返済期間は2026年10月29日確認)
教育ローン(銀行)4.975%(変動)500万円最長10年三菱UFJ銀行 ネットDE教育ローン
使途申告型ローン(地銀)5.60%(11月2日〜5.85%)500万円商品により異なる横浜銀行 ライフサポートローン
フリーローン(メガバンク)6.875%(変動)300万円商品により異なる三井住友銀行 フリーローン(無担保型)
カードローン(銀行)1.4〜14.6%800万円随時三菱UFJ銀行 バンクイック
カードローン(消費者金融)2.4〜18.0%500〜800万円随時プロミス2.5〜18.0%・アコム2.4〜17.9%
クレジットカードリボ払い15.0〜18.0%カード限度額まで設定による三井住友カード18.0%(2026年3月31日〜の新規)

ポイントは3つです。

  • 使い道が限定されるほど金利は低い:マイカー・教育・リフォームなどの目的別ローンは、見積書で資金の行き先が確認できるぶん低金利
  • カードローンは限度額が小さいほど高い:バンクイックは限度額100万円以下だと13.6〜14.6%、500万円前後で4.6〜6.1%
  • 消費者金融の上限は法律で決まる:利息制限法により元本10万円未満20%、100万円未満18%、100万円以上15%が上限

100万円を5年で借りた場合の総返済額比較

借入額100万円・返済期間5年(60回)・元利均等返済での比較です。

金利(代表例)月々の返済額5年の支払利息総返済額
1.0%(住宅ローン変動の水準)17,094円約2.6万円約102.6万円
3.5%(銀行マイカーローン・200万円以下)18,192円約9.2万円約109.2万円
4.60%(国の教育ローン)18,689円約12.1万円約112.1万円
5.6%(地銀の使途申告型ローン)19,147円約14.9万円約114.9万円
6.875%(メガバンクのフリーローン)19,742円約18.5万円約118.5万円
14.6%(銀行カードローン・限度額100万円以下)23,580円約41.5万円約141.5万円
15.0%(消費者金融・100万円以上)23,790円約42.7万円約142.7万円
18.0%(リボ払い)25,393円約52.4万円約152.4万円

月々の差は最大でも約8,300円ですが、5年間の利息は約2.6万円と約52.4万円で20倍の開きになります。使い道が自由なフリーローンでも、地銀の使途申告型(5.6%)とメガバンクのフリーローン(6.875%)で利息が約3.6万円違う点も見落としがちです。

借入額200万円・金利別×期間別の総利息早見表

金利3年返済5年返済7年返済10年返済
3.3%(ろうきん目的別)約10.3万円約17.2万円約24.3万円約35.1万円
5.6%(地銀の使途申告型)約17.7万円約29.8万円約42.2万円約61.7万円
6.875%(メガバンクのフリーローン)約21.9万円約36.9万円約52.5万円約77.1万円
13.6%(銀行カードローン・200万円枠)約44.7万円約76.7万円約111.1万円約166.9万円
15.0%(消費者金融)約49.6万円約85.5万円約124.2万円約187.2万円

金利15%で10年かけて返すと、借りた200万円に対して利息が187万円と、ほぼ倍額を払うことになります。高金利のローンほど「期間を延ばす」ことの代償が大きいことがわかります。

住宅ローン:3,000万円で金利タイプ別に比べる

金利返済期間月々の返済額総利息
1.0%(変動・ネット系の下限付近)35年84,686円約557万円
1.2%(変動・2026年10月の主要行の水準)35年87,511円約675万円
1.7%(変動が0.5%上がった場合)35年94,823円約983万円
3.83%(フラット35・21〜35年)35年129,791円約2,451万円
3.51%(フラット20・20年以下)20年174,142円約1,179万円

金利は2026年10月の水準です(変動1.2%は三菱UFJ銀行1.195%・みずほ銀行1.275%などの新規適用金利、フラット35・フラット20は住宅金融支援機構の融資率9割以下の最頻金利。2026年10月20日確認)。変動1.2%とフラット35(3.83%)では月々約4.2万円、総利息で約1,780万円の差があります。ただし変動金利は借入後も金利が見直され、表のとおり0.5%上がるだけで総利息は約310万円増えます。「金利上昇時に繰上返済や家計の見直しで吸収できる余力があるか」が変動を選ぶ条件です。住宅ローンの詳細は住宅ローン金利比較シミュレーターで試算できます。

ケース別:あなたはどのローンを選ぶべき?

ケース1:30代会社員・車の購入資金200万円(5年返済)

借入先金利月々総利息
ろうきんカーライフローン(団体会員)3.3%36,205円約17.2万円
銀行マイカーローン(ネット・200万円以下)3.5%36,383円約18.3万円
ディーラーローン(目安)5.5%38,202円約29.2万円
ディーラーローン(高め)8.0%40,553円約43.3万円

勤務先がろうきんの団体会員なら最有力です。銀行マイカーローンも差は約1.1万円と小さく、ディーラーローンとは12〜26万円の差がつきます。なお三菱UFJ銀行は借入額201万円以上なら2.95%に下がるため、車両価格によっては銀行がろうきんを下回ります。審査には1〜2週間かかるため、商談前に仮審査を通しておくのがコツです。頭金や残価設定ローンとの比較は自動車ローンシミュレーターで確認できます。

ケース2:40代・子どもの大学入学金と初年度納付金300万円(5年返済)

借入先金利月々総利息
ろうきん教育ローン(証書貸付・変動)3.1%54,039円約24.2万円
国の教育ローン(固定)4.60%56,066円約36.4万円
銀行教育ローン(ネット・変動)4.975%56,579円約39.5万円

現時点の金利はろうきんが最安ですが、変動金利なので利上げが続けば差は縮まります。国の教育ローンは完済まで金利が変わらず、ひとり親世帯などは0.4%優遇があります。借入額・返済期間を変えた比較は教育ローンシミュレーターで確認できます。

ケース3:20代・急な出費50万円を1年で返したい

借入先金利月々総利息
地銀の使途申告型ローン5.6%42,941円約1.5万円
銀行カードローン14.6%45,035円約4.0万円
消費者金融・リボ払い18.0%45,840円約5.0万円

1年で返せるなら利息の差は最大約3.5万円。即日性が必要でなければ銀行の証書貸付型ローンが有利です。消費者金融の「初回30日間無利息」を使い、1か月以内に返せるなら利息はさらに抑えられます。

選び方フローチャート

  1. 使い道は決まっている?
  2. 1〜2週間待てる?
  3. 借入額は100万円以上?
  4. リボ払いの残高がある? → 低金利のローンで一括返済できないか検討(18%の残高を5.6%に借り換えれば、100万円・3年で利息は約21.3万円減る)

繰上返済の効果:高金利ほど大きい

100万円を3年返済で借り、毎年末に20万円ずつ繰上返済(期間短縮型)した場合です。

金利繰上返済なしの総利息繰上返済ありの総利息節約額完済
5.6%約8.9万円約6.6万円約2.2万円24か月目
15.0%約24.8万円約18.4万円約6.4万円24か月目
18.0%約30.1万円約22.3万円約7.9万円24か月目

同じ20万円でも、金利18%のローンに充てると5.6%の約3.5倍の効果があります。複数の借入があるなら金利の高い順に繰上返済するのが鉄則です。完済までの計画は借金返済シミュレーターで立てられます。

「多重債務」の危険サイン

サイン状況対応
返済のために借りている自転車操業状態即座に専門家(弁護士・司法書士・法テラス)に相談
毎月の返済額が手取りの30%超家計が圧迫返済計画の見直し、低金利への借り換えを検討
リボ払いを使い続けている残高が減らない一括払いへの切り替えと残高の早期完済
返済額・残高を把握していない管理不全全借入の一覧表を作成

住宅ローンを除く借入の返済額は「手取りの20%以内」が一つの目安です。リボ払いの残高がいつ終わるかはリボ払い利息シミュレーターで確認しておきましょう。

借り方の優先順位

  1. 借りる必要性を再確認:本当に今借りる必要があるか。貯蓄で賄える可能性はないか
  2. 目的別ローン・公的ローンを最初に確認:車・教育・リフォームは目的別ローンが最も低金利
  3. 消費者金融・リボ払いは最終手段:金利が高く、借り続けると雪だるま式に増える
  4. 返済期間は短く設定する:月々は苦しくても総支払額が大幅に減る
  5. 繰上返済を積極的に使う:少額でも早期に返済すると利息削減効果が大きい

急な出費のたびに借りる状態から抜け出すには、生活費の3〜6か月分の貯蓄が土台になります。必要額は生活防衛資金シミュレーターで計算できます。

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よくある質問(FAQ)

Q. 変動金利と固定金利、どちらを選ぶべき?

5年以内に返し終える少額ローンなら、金利が低い変動金利でも上昇の影響は限定的です。10年以上の長期借入、特に住宅ローンでは、2026年のように利上げが続く局面では変動金利の返済額が上がるリスクを見込む必要があります。3,000万円・35年なら、金利が0.5%上がるだけで総利息は約310万円増えます。上昇分を繰上返済や家計の見直しで吸収できる余力がなければ、固定金利を選ぶのが無難です。

Q. 消費者金融で90万円借りるより100万円借りたほうが得って本当?

金利だけを見ると起こり得ます。利息制限法の上限が100万円未満は18%、100万円以上は15%なので、3年返済の総利息は90万円(18%)で約27.1万円、100万円(15%)で約24.8万円と逆転します。ただし実際の金利は審査で決まるうえ、必要以上に借りれば返済総額は増えます。まずは銀行のフリーローンなど、そもそも金利の低い借入先を検討しましょう。

Q. 繰上返済はいつするのが最も効果的?

借入直後の早い時期ほど効果的です。元利均等返済では初期ほど返済額に占める利息の割合が大きいため、早く元本を減らすほど利息削減効果が大きくなります。また、同じ金額なら金利の高いローンから返すのが鉄則で、100万円・3年のローンで毎年20万円を繰上返済すると、金利5.6%では約2.2万円、18%では約7.9万円の利息が減ります。

Q. ローン審査で提示された金利が、表の金利と違うのはなぜ?

カードローンや消費者金融は「年1.4〜14.6%」のように幅があり、新規契約では限度額が小さいため上限に近い金利が付くのが一般的です。ろうきんは勤務先が団体会員かどうかで0.5〜1.3%程度変わり、銀行の目的別ローンも住宅ローン利用者などの優遇で下がる場合があります。提示された金利が決まったら、ローン比較シミュレーターの詳細設定に入力して他の選択肢と比べてみてください。

Q. この記事の金利データの根拠は?

2026年10月21日に各社の公式サイトで照合した値です。銀行の目的別ローン・カードローンは三菱UFJ銀行「ローン金利」(2026年10月1日現在)、フリーローンは三井住友銀行「ローン金利」(2026年10月1日現在)と横浜銀行ライフサポートローンの店頭表示金利(2026年8月3日時点)、国の教育ローンは日本政策金融公庫(令和8年11月2日現在 年4.60%、2026年11月2日確認)、ろうきんは中央ろうきん「無担保ローン金利」(2026年10月1日更新)、フラット35は住宅金融支援機構の2026年10月の最頻金利(2026年10月20日確認)、消費者金融はプロミス・アコムの公表金利、リボ払いは三井住友カード・楽天カードの公表手数料率を使っています。ディーラーローンは販売店ごとに異なるため目安です。返済額は元利均等返済で計算し、事務手数料・保証料・団信保険料は含んでいません。変動金利は短期プライムレートの改定で変わるため、最新の金利は各金融機関の公式サイトでご確認ください。

Q. 数字が自分の状況と合わない場合は?

実際の金利は審査結果・信用情報・借入額によって大きく変わります。ローン比較シミュレーターであなたの条件を入力して計算してみてください。計算の誤りや金利の変更にお気づきの場合はお問い合わせからお気軽にご連絡ください。

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