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ローンの比較・選び方:住宅・カー・教育・カードローンの金利と総返済額を徹底解説

各種ローンの金利・返済期間・総返済額を比較。同じ100万円を借りても金利次第で返済額がどれだけ変わるか、損をしない借り方の判断基準を解説します。

「月々の返済額」だけで判断すると何十万円も損する

ローンを選ぶとき、月々の返済額だけを見ていませんか?返済期間を長くすれば月々は楽になりますが、支払う利息の総額は大幅に増えます。また、同じ目的でも借り先によって金利が10倍以上違うこともあります。

まず、どんなローンがどれくらいの金利なのか、全体像を把握しましょう。

ローン種類別・金利と特徴の比較

ローンの種類金利の目安借入上限返済期間
住宅ローン(変動金利)0.3〜1.0%1億円程度最長35年
住宅ローン(固定10年)1.5〜2.5%1億円程度最長35年
住宅ローン(全期間固定)1.8〜3.0%1億円程度最長35年
マイカーローン(銀行)1.5〜3.5%500〜1,000万円最長7年
マイカーローン(ディーラー)4.0〜9.0%車両価格まで最長7年
教育ローン(国の教育ローン)1.95%350万円最長15年
教育ローン(銀行)2.0〜5.0%300〜500万円最長15年
フリーローン(銀行)3.0〜8.0%300〜500万円最長10年
カードローン(銀行)2.0〜14.0%500〜800万円随時
カードローン(消費者金融)3.0〜18.0%100〜500万円随時
クレジットカードリボ払い12.0〜18.0%カード限度額まで設定による

100万円を借りた場合の総返済額比較

借入額100万円・返済期間5年での比較です。

金利月々の返済額5年の支払利息総返済額
0.5%約17,043円約12,580円約1,012,580円
1.0%約17,091円約25,460円約1,025,460円
2.0%約17,528円約51,680円約1,051,680円
3.5%約18,179円約90,740円約1,090,740円
7.0%約19,801円約188,060円約1,188,060円
14.0%約23,268円約396,080円約1,396,080円
18.0%約25,392円約523,520円約1,523,520円

金利0.5%と18.0%では、総返済額の差は約51万円。同じ100万円を借りても、借り先次第で実質1.5倍以上支払うことになります。

住宅ローン:返済期間と金利の組み合わせ別試算

借入額3,000万円での比較。

金利返済期間月々の返済額総利息総返済額
0.5%(変動)35年約77,875円約269万円約3,269万円
0.5%(変動)25年約105,931円約178万円約3,178万円
1.5%(固定10年)35年約91,856円約854万円約3,854万円
2.0%(全期間固定)35年約99,378円約1,173万円約4,173万円
2.5%(全期間固定)35年約107,358円約1,508万円約4,508万円

変動0.5%と全期間固定2.5%を比べると、月々の返済額は約2.9万円の差ですが、総利息は約1,239万円の差になります。ただし変動金利は将来の金利上昇リスクがある点に注意が必要です。

カーローン:銀行 vs ディーラーの差

200万円の車を購入する場合(5年返済)。

ローン種類金利月々返済額総利息総返済額
銀行マイカーローン1.8%約34,830円約89,800円約2,089,800円
ディーラーローン(標準)5.5%約38,313円約298,780円約2,298,780円
ディーラーローン(高金利)8.0%約40,552円約433,120円約2,433,120円

ディーラーローンと銀行ローンの差は5年で約20〜34万円。審査に時間はかかりますが、銀行のマイカーローンを先に通しておく価値があります。

繰上返済の効果:3,000万円・35年・金利1.5%の場合

繰上返済の時期繰上返済額削減できる利息短縮される期間
5年後に一括100万円約49万円約1年4ヶ月
5年後に一括300万円約145万円約4年1ヶ月
10年後に一括100万円約32万円約11ヶ月
毎年30万円ずつ30万円×25回約315万円約8年

繰上返済は早い時期ほど効果が大きいです。元本が多く残っている最初の数年に積極的に繰上返済すると利息削減効果が最大化します。

金利別・借入期間別の総返済額早見表

借入額200万円の場合。

金利3年返済5年返済7年返済10年返済
1.0%約2,030,000円約2,051,000円約2,071,000円約2,105,000円
3.0%約2,092,000円約2,155,000円約2,219,000円約2,325,000円
5.0%約2,155,000円約2,264,000円約2,375,000円約2,550,000円
8.0%約2,253,000円約2,436,000円約2,627,000円約2,930,000円
15.0%約2,489,000円約2,834,000円約3,202,000円約3,809,000円

「多重債務」の危険サイン

サイン状況対応
返済のために借りている自転車操業状態即座に専門家(弁護士・司法書士)に相談
毎月の返済額が手取りの30%超家計が圧迫返済計画の見直しを検討
リボ払いを使い続けている残高が減らない一括払いへの切り替えと残高の早期完済
返済額・残高を把握していない管理不全全借入の一覧表を作成

一般的に「返済額が手取りの20〜25%以内」が安全ラインとされています。

借り方の優先順位

  1. 借りる必要性を再確認:本当に今借りる必要があるか。貯蓄で賄える可能性はないか
  2. 金利の低い機関から借りる:住宅・教育は公的ローンを最初に確認する
  3. 消費者金融・リボ払いは最終手段:金利が高く、借り続けると雪だるま式に増える
  4. 返済期間は短く設定する:月々は苦しくても総支払額が大幅に減る
  5. 繰上返済を積極的に使う:少額でも早期に返済すると利息削減効果が大きい

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借入額・金利・返済期間を入力するだけで、月々の返済額・総利息・総返済額・繰上返済の効果をまとめて計算できます。

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