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時給・月給・年俸を実質時給に換算して比較する方法

時給・月給・年俸の雇用形態を「実質時給」で横並びに比較。残業・休憩・通勤時間・ボーナス・社会保険まで加味した本当の時給の計算方法を解説します。

「時給1,200円」と「月給20万円」はどちらが得か?

アルバイト・パート・正社員・フリーランスなど、雇用形態によって給与の表示方法は異なります。「時給制」「月給制」「年俸制」を単純比較しても、実態はわかりません。

実質的な時給(実際に働いた時間あたりの手取り額)で換算することで、はじめて横並びの比較ができます。

換算に必要な「時間」の考え方

公称労働時間と実際の時間の違い

項目公称では含まれる?実態
所定労働時間含む基本の勤務時間
残業時間含まない場合が多い実態と乖離しやすい
休憩時間給与なし1時間/8時間勤務
通勤時間給与なし往復30分〜2時間
準備・後片付け給与なし実質労働に含む場合も

「拘束時間」で考える

実質時給 = 手取り月収 ÷ 月間拘束時間

拘束時間 = 勤務時間(含む残業) + 通勤時間

月給制の実質時給計算

計算例:月給25万円(残業20時間・通勤往復1時間)

項目数値
月給(額面)250,000円
手取り(約80%)200,000円
月の勤務日数22日
1日の勤務時間8時間
月間残業時間20時間
合計勤務時間196時間
1日の通勤時間1時間(往復)
月間通勤時間22時間
月間拘束時間218時間
実質時給(手取りベース)917円

額面ベースで計算すると1,276円ですが、通勤時間・残業も含めると実質917円になります。

時給制の実質時給計算

時給制は一見わかりやすいですが、社会保険の有無・交通費・ボーナスによって実態は変わります。

時給1,200円のアルバイト(週30時間・社保なし)と時給1,500円(社保あり)の比較

比較項目時給1,200円(社保なし)時給1,500円(社保あり)
月収(額面)155,520円(週30時間×4.33週)194,850円
社会保険料(本人負担)0円(国保・年金は別途)約27,000円
国民健康保険(概算)約10,000円0円(会社が半額負担)
国民年金16,980円0円(厚生年金に加入)
手取り約128,540円約167,850円
実質時給(手取り)988円1,292円

社会保険完備のパートは、「社保なし時給1,200円」より手取りが多くなる場合があります。

年俸制の実質時給計算

年俸制は月給・ボーナスが一体になっています。残業代が含まれているかどうかが重要です。

年俸500万円(残業代込み)の場合

項目計算金額
年俸500万円
手取り(概算)500万円 × 約80%400万円
月手取り400万円 ÷ 1233,333円/月
月の労働時間(所定160h + 残業40h)200時間
月間通勤時間22日 × 1時間22時間
月間拘束時間222時間
実質時給33,333円 ÷ 222時間1,502円

雇用形態別・実質時給早見表

雇用形態額面収入月間拘束時間実質時給目安
アルバイト(時給1,050円・週20h・通勤30分)月9万円104時間約755円
パート(時給1,200円・週30h・社保なし・通勤30分)月15.5万円166時間約800円
パート(時給1,500円・週30h・社保あり・通勤30分)月19.5万円166時間約1,045円
正社員(月給22万円・残業30h・通勤1時間)月22万円225時間約782円
正社員(月給25万円・残業10h・通勤30分)月25万円192時間約1,042円
正社員(月給35万円・残業20h・通勤1時間)月35万円218時間約1,284円
年俸500万円・残業40h・通勤1時間月41.7万円222時間約1,502円
年俸700万円・残業50h・通勤1時間月58.3万円232時間約2,011円

ボーナスを加味した年換算

正社員はボーナスがあるため、月給だけで比較すると実態より低く見えます。

月給ボーナス(年)年収年手取り実質時給(年2,112時間労働)
22万円44万円(2か月)308万円247万円約1,170円
25万円75万円(3か月)375万円300万円約1,421円
30万円90万円(3か月)450万円360万円約1,705円
35万円105万円(3か月)525万円420万円約1,989円

転職・副業・フリーランス転向の判断軸

実質時給で換算することで、以下の判断がしやすくなります。

検討事項実質時給での見方
転職先の選択額面より実質時給で比較
残業が多い職場残業代の有無・時間を反映
副業の価値副業時給 > 現職の実質時給なら価値あり
フリーランス転向社会保険料・経費・不稼働時間を引いた実質時給で判断

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時給・月給・年俸など、複数の雇用形態を同じ条件で比較できます。残業時間・通勤時間・社会保険の有無・ボーナスを入力して、どの選択肢が本当にお得かを確認しましょう。

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